東京新宿・伊勢丹百貨店(その1)

最寄り駅新宿三丁目に新線が乗り入れたことに伴って、新宿伊勢丹の地下食品フロアが賑わっている。
新たな商圏の拡大に対応して、食品フロアは全面改装され新たなデパ地下として、大勢の客を集客している。
その人気の秘密を観察すると、単なる交通インフラだけではないことが明らかになる。従来までの各テナントの個性を抑え、構造とカラーを統一し小綺麗にリニューアルされたこのフロアは、全く新しい三空間を提供していることがわかる。
①従来よりも低く奥行のある商品空間は客にとって見やすく、販売員の接客圧力が弱まっている。
②販売員空間は前と変わらず狭い空間であるが、低い商品空間が販売員の動き(アクション)を目立ちやすくしているために、接客中、作業中の販売員のアクションが大きな賑わいを生み出している
③従来よりも幅の広い回遊通路は、気軽に冷やかして歩ける快適な客空間となっている。
あまりにもインフラ効果が印象的で、店本来のパワーを見逃しがちだが、実は、売れる三空間が成功している。
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