107.仕切りやの上司と突進する部下の成功と失敗
職場の人間関係には多くの悩みやストレスがつきものです。
上司との相性によって、部下はやる気を出したりやる気が削がれたりします。
一方、部下との相性によって、できる上司になったりできない上司になったりすることもあるのです。
このブログでは、上司と部下の組み合わせで生じる人間関係の成功と失敗について説明しています。
今回は、「仕切りやの上司」と「突進する部下」との人間関係についてです。
※なお、13タイプの上司と、13タイプの部下はこちらからチェックすることができます。
●「仕切りやの上司」と「突進する部下」の特徴
(1)「仕切りやの上司」(一点注意の動き)の特徴
「一点注意の動き」を持つ「仕切りやの上司」は、部下に対する説明や指示をわかりやすく行うのが特徴です。
そして、自分の注意や相手の注意を集中させることが得意なタイプです。
一方、「突進の動き 」を持つ部下は、上司からの説明や指示を聞き取るや否や、直ちに行動に移すのが特徴です。
そして、何事も先んじて行うことに意義があると感じている、猪突猛進型です。
(3)「仕切りやの上司」と「突進する部下」の成功と失敗
この二人が一緒に仕事をすると、「仕切りやの上司」は部下に対して、大変具体的でわかりやすい説明や指示を行います。
一方、「突進する部下」は、上司の説明や指示を受けるや否や、猛スピードで行動に移します。
したがって、わかりやすい指示を出す「仕切りやの上司」は、猛スピードで行動する「突進する部下」によって、他の部署や競争会社に抜きん出た速さでものごとを成し遂げてゆくことができます。
ただし、あまりにも速すぎる「突進する部下」の勘違いや誤解をフォローする「仕切りやの上司」のチェックが必要になる場合もあります。
また、この上司が強い決意や決断を伴った指示をしなければいけない状況に遭遇した場合には、なかなか明確な指示が出せなくなってしまったり、敢えて出した指示は的外れだったりする場合があるということを念頭に入れておく必要があります。
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