前向きな上司と話が飛ぶ部下の成功と失敗
こんにちは。
あなたの上司が「前向きな上司」だとしたら、
あなたにゆっくり近づいたり、テーブルを挟んで
身を乗り出すように話すタイプだと
昨日説明しました。
他には、お辞儀をしたり、名刺を差し出したり、
モノを手渡したりするのが上手です。
なぜなら、頭や手や身体全体を
前に向かってゆっくり動かすことが
得意な人だからです。
そして、必ず行動派タイプです。
今日もそんな上司と部下のお話です。
職場の人間関係には多くの悩みやストレスがつきものです。
上司との相性によって、部下はやる気を出したりやる気が削がれたりします。
一方、部下との相性によって、できる上司になったりできない上司になったりすることもあるのです。
このブログでは、上司と部下の組み合わせで生じる人間関係の成功と失敗についての話を毎日更新しています。
今日は、「前向きな上司」と「話が飛ぶ部下」との人間関係についてです。
(13タイプの上司と、13タイプの部下をチェックできます)
●前向きな上司(接近の動き)と話が飛ぶ部下(不注意指示の動き)の成功
「接近の動き 」を持つ「前向きな上司」は、部下に対しての説明や指示を前向きで熱心な態度で行い、自ら進んで行動しようとするのが特徴です。そして誰に対しても常に親しみやすく接するというタイプです。
一方、「不注意指示の動き」を持つ「話が飛ぶ部下」は、上司の説明や指示に対する注意や関心が一つのことに集中しないで、常に本題から外れたところに向かってしまうのが特徴です。
そして、常に一貫性のある考え方をするよりも、その場の思いつきでどんどん変更することが大切なのだと感じてしまうタイプです。
二人が一緒に仕事をすると、上司は部下に対して、常に積極的に接して、熱心に説明や指示を行い、直ぐに行動することを促します。
しかし、注意を集中して話が聞けない部下は、上司の説明や指示の内容とは全く関係のない質問や提案をしてしまうので、上司はいつも繰り返して説明や指示を行うことになってしまいます。
したがって、この部下一人では、どんどん注意や関心が変化してしまうために仕事の目標を見失いがちですが、上司が熱心に説明や指示を繰り返したり、説得したりすることによって、部下は何とか上司の意図通りの仕事を成し遂げることができるのです。
※不注意指示の動きを持つ部下 ※接近の動きを持つ上司
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●前向きな上司(接近の動き)と、話が飛ぶ部下(不注意指示の動き)の失敗
接近の動きを持つ「前向きな上司」の欠点は、熱心過ぎることです。
一方、不注意指示の動きを持つ「話が飛ぶ部下」の欠点は、注意が本題から外れ過ぎることです。
この二人が一緒に仕事をすると、上司は部下に対しては、いつも熱心に説明や指示を行い、直ぐに行動するように促します。
それに対して部下は、上司の説明や指示を聞いても、一人になるや否や上司から聞き取った内容とは全く関係のないことが気になったり、違うところに興味が移ったりしてしまいます。
そのため、この部下は目的がはっきりしないまま行動に移し、さらに困ったことに、行動が行き詰まると、その場その場の自分の考えで一貫性のない対応をしてしまうのです。
初めに、熱心な上司が繰り返し説明や指示を行うにもかかわらず、この部下の注意や関心が本題とは全く関係のない事柄に飛んで行ってしまうために、上司が思いもよらない失敗を引き起こしやすいのです。
上司は、もっと率先垂範をするべきだったとか、もっとしっかりと説明や指示をするべきだったと反省をしますが、すべては「後の祭り」となりがちな二人の関係なのです。
●前向きな上司(接近の動き)へのアドバイス
不注意指示の動きを持つ「話が飛ぶ部下」は、本題から外れ過ぎるタイプだということを理解する必要があります。
したがって、この「話が飛ぶ部下」に対しては、行動の途中でに必ずこまめにチェックを入れて確認することが大切です。
※不注意指示の部下
●話が飛ぶ部下(不注意指示の動き)へのアドバイス
接近の動きを持つ「前向きな上司」は、何事にも熱心なタイプだということを理解する必要があります
したがって、この「前向きな上司」の説明や指示に対しては、できるだけ忠実に受け入れて行動することが大切です。
※接近の動きを持つ上司
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