7.強引な営業マンは客に逃げられる
突進の動きグセ・・・・客に嫌われる優位アクション
前に速く動く「強引なアクション」は、唐突で乱暴な印象を与えて相手を圧倒する優位アクションです。
組織の中では、一人だけが飛びぬけて速くものごとを遂行してしまうことは、周囲からひんしゅくを買いますが、いったん激しい競争状態になった場合には、躊躇せず行動する人の方が多くのチャンスをつかむことは否定できません。
他人との調和などは全く考えずに、どんどんものごとをすすめていく人の方が、いざ競争になった場合は功を奏しやすいのです。
しかしそれだけに、「強引なアクション」は、営業マンとしては客から嫌われやすいアクションです。
現代社会はスピードが重要視されますが、一般的な客はすぐにはものごとを決めることはできません。
そうした客の状況にはおかまいなしに商談をすすめようとしたり、強引に契約をおしつけようとしたりすると、客は強い抵抗を感じてその営業マンが嫌いになってしまいます。
このような「強引なアクション」が得意な営業マンは、客に嫌われやすい欠点を持っていますが、その反面、営業マンとして有利なところもあります。
客を訪問するにあたって、あれこれ躊躇する一般的な営業マンが多い中で、多くのことには悩まず、どんどんと客への訪問を実行することができるからです。
ビジネスの激しい競争においては、多少の問題があろうとも次々と客を訪問することによって、多くの仕事を獲得できる可能性が高いのです。
(突進の動き)
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