3.「接客しない店」が主流になった第二世代の店~第三世代の店

(1)セルフ販売の店=「接客しない店」の登場

やがて、スーパーやコンビニのような「セルフ販売」の店が登場しました。
このような店は、店側の効率化や低コスト化を目的につくられたものですが、最も重要なことは大多数の客がそのような店を受け入れたということです。

すなわち、客は「接客しない店」を喜んで受け入れ、従来の「接客を行う」商店街や百貨店から急激に遠ざかるようになりました。

スーパーやコンビニの店は次のような構造と接客をしています。

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(2)セルフ販売とともによみがえった「一見接客」 

このような「接客をしない店」で行われる接客を「一見接客」といいます。
店員と客はお互いに見知らぬ関係なので、購入が決まるまでは接客をしません。
 

このような接客方法は、実は「戸板一枚の店」の人間関係に非常に近いもので、客はこのような店の登場によって、再び店本来の魅力を体験できるようになりました。
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(3)「接客する店」は衰退し、「接客しない店」が繁盛する

戦後、日本の流通の中心となった商店街は、様々な保護政策を受けてきたにもかかわらず、衰退を余儀なくされていきました。また、一時は商業の頂点に立った百貨店も、次第に店の構造と接客方法を変化させています。

セルフ販売方式の店が一般化し、さらにネット社会が浸透した今日、客はウェブショップでモノを買うことに慣れ、ますます従来の「接客」から遠ざかろうとしています。

しかし、そうした社会環境の中でも、「店(リアルショップ)」が本来の「戸板一枚の店」の魅力を取り戻せば、いまよりもっと多くの客を引きつけることができます。

見知らぬ店員と客が、なわばり感覚や狩猟採集感覚でスリリングなコミュニケーションを展開する「店(リアルショップ)」こそが、現代人の心を魅了するのです。

1.見知らぬ客を対象に、接客をしなかった「戸板一枚の店」

2.第一世代の店「商店街と百貨店」の登場と衰退


3.「接客しない店」が主流になった第二世代の店~第三世代の店・・・・現在のページ

4.店内にだけ「道」を作った第三世代の店の行きづまり

5.「移動空間」で繁盛している第四世代の店
 

6.リアル店舗を繁盛させる「新しい接客」

 

 

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