カテゴリー「◆店員の客を引きつけるアクション遠ざけるアクション」の11件の記事

2021年8月 2日 (月)

リアルショップにおける「店員」の役割は、「なわばり」解除のアクションを「客」に提供すること。

こんにちは。

客は、「ネットショップ」には無いものを求めて「リアルショップ」にやって来ます。

それでは、客はいったい「リアルショップ」の何を求めてやって来るのでしょうか?

客は、商品を直接見たり触れたり試したりするために「リアルショップ」にやって来ると思われていますが、実は店員と他の客によって「なわばり」が解除された「リアルショップ」を求めてやって来るのです。

客は「店」に存在するだけで他の客に対して「なわばり」を解除することができますが、店員の場合は、「店」に存在するだけでは「なわばり」を解除することができずに、逆に「なわばり」を主張しがちになってしまいます。

そのために、店員は常に「なわばり」を解除する「アクション」を行うことが必要なのです。

(1)「リアルショップ」は大小さまざまな構造をした店が存在していますが、いずれの店も「店員空間」と「客空間」と「商品空間」によって構成されています。
 

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(2)店員がじっと立って客を待つと客は遠ざかってしまいます。(なわばり主張の店員のアクション)

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(3)店員が店頭にじっと立って客を待つと客は遠ざかってしまいます。(なわばり主張の店員のアクション)

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(4)近づいて来た客に対して店員が早すぎる「いらっしゃいませ!」を言うと客は遠ざかってしまいます。(なわばり主張の店員のアクション)
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(5)店員が他の客に接客中のアクションを行うと客は近づいてきます。(なわばり解除の店員のアクション)

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(5)店員が何らかの作業中のアクションを行うと客は近づいて来ます。(なわばり解除の店員のアクション)

     

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(6)一人目の客が二人目三人目と次々と大勢の客を引きつける「サクラパワー」が生じると客はより一層近づいてきます。(なわばり解除の客のアクション)

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以上のように、「なわばり」を主張する店員のアクションに対しては客は遠ざかり、「なわばり」を解除する店員のアクションに対しては客は引きつけられます。

そして、多くの客は「なわばり」感覚とは無縁の「ネットショップ」よりも、店員の「なわばり」が解除された「リアルショップ」の方が非常に魅力的な空間だと感じているのです。

したがって、店員が魅力的な「リアルショップ」を客に提供するためには、「なわばり」解除の店員のアクションを提供することが不可欠となるのです。

続きは次回に…。

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2021年7月26日 (月)

客を引きつける店員のアクションが生じやすい店の構造とは?

こんにちは。

前回、全国にある大小さまざまな「店」(リアルショップ)の構造は一見、非常に複雑に感じますが、どの「店」も次のイラストの八つのタイプのいずれかの構造をした「店」に当てはまるということをご説明しました。

そして、前回は客を遠ざける店員のアクションが生じやすい「店」の構造をご紹介しましたので、今回は反対に客を引きつける店員のアクションが生じやすい「店」の構造についてご説明いたします。


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さて、客を引きつける店員のアクションが生じやすい「店」の構造は次のようになっています。

(1)店員空間が広い、接触型店

「店員空間が広い、接触型店」は、「店員空間が狭い、接触型店」に比べて、客を引きつける店員のアクションが生じ安い「店」の構造です。
なぜならば、「店員空間」が広いために、「商品空間」に近づいてきた客に対してすぐには接客を開始しないことや、様々な店員の作業中のアクションが生じやすくなるからです。
「店員空間が広い、接触型店」は、「店員空間が狭い、接触型店」に比べて、店員の客を遠ざける「なわばり主張」のアクションが生じにくい「店」なのです。

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(2)店員空間が広い、引き込み型店

「店員空間が広い、引き込み型店」は、「店員空間が狭い、引き込み型店」に比べて、客を引きつける店員のアクションが生じやすい「店」の構造です。
なぜならば、「店員空間」が広いために、店員がじっと立ってもその姿が目立ちにくく、様々な店員の作業中のアクションが生じやすくなるからです。

「店員空間が広い、引き込み型店」は、「店員空間が狭い、引き込み型店」に比べて、店員の客を遠ざける「なわばり主張」のアクションが生じにくい「店」なのです。

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(3)店員空間がある、引き込み・回遊型店

「店員空間がある、引き込み・回遊型店」は「店員空間がない、引き込み・回遊型店」に比べて、客を引きつける店員のアクションが生じやすい「店」の構造です。
なぜならば、「店員空間」が明確に作られていることと、「セルフサービス方式」を採用されているために、店員は客から注文があるまで接客を開始しないうえに、店員は清算作業に専念することができるからです。
「店員空間がある、引き込み・回遊型店」は、「店員空間がない、引き込み・回遊型店」に比べて、店員の客を遠ざける「なわばり主張」のアクションが生じにくい「店」なのです。

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(4)店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店

「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」は「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」に比べて、客を引きつける店員のアクションが生じやすい「店」の構造です。
なぜならば、「店員空間」が明確に作られていることと、「セルフサービス方式」を採用されているために、店員は客から注文があるまで接客を開始しないうえに、店員は清算作業に専念することができるからです。
「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」は、「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」に比べて、店員の客を遠ざける「なわばり主張」のアクションが生じにくい「店」なのです。


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以上が、客を引きつける店員のアクションが生じやすい「店」の構造です。
売れる「リアルショップ」を生み出すためには、店員の客を遠ざける「なわばり主張」のアクションが生じにくく、店員の客を引きつける「なわばり解除」のアクションが生じやすい「店」を設計することが大切なポイントなのです。

続きは次回に…。

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2021年7月19日 (月)

客を遠ざける店員のアクションが生じやすい店の構造とは?

こんにちは。

前回までの8回シリーズで、「店」における「客を引きつける店員のアクション」と「客を遠ざける店員のアクション」をご紹介してきました。

客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションが展開される全国の様々な「店」は、「商品空間」と「客空間」と「店員空間」の三空間で構成されていて、この三空間がどのように構成(設計)された店であるかを基準にすることによって、大きく四分類することが出来ます。さらに「店員空間」の作り方によって更に八分類することが出来ます。

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以上の、様々な構造をした店で展開されている、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションを観察することによって、店には客を引きつける「店員のアクション」が生じやすい構造と、客を遠ざける「店員のアクション」が生じやすい構造があることに気づかれたことと思います。

何気ない店員のアクションが、客を引きつけたり遠ざけたりするということと、客を引きつけやすい店の構造や客を遠ざけやすい店の構造があるということに気づくことは、売れる「リアルショップ」を作り上げるためには非常に大切なポイントです。

さて今回は、客を遠ざける店員のアクションが生じやすい店の構造をご紹介します。

(1)店員空間が狭い、接触型店

「店員空間が狭い、接触型店」は、「店員空間が広い、接触型店」に比べて、客を遠ざける店員のアクションが生じ安い店の構造です。
なぜならば、「店員空間」が狭いために、①店員がじっと立つ②店員が店頭に出てじっと立つ③店員が早すぎる接客を行うという、客を遠ざける店員のアクションが生じやすくなるからです。
「店員空間が狭い、接触型店」は、「店員空間が広い、接触型店」に改装することによって、従来よりもはるかに多くの客を引きつけることができます。

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(2)店員空間が狭い、引き込み型店

「店員空間が狭い、引き込み型店」は、「店員空間が広い、引き込み型店」に比べて、客を遠ざける店員のアクションが生じやすい店の構造です。
なぜならば、「店員空間」が狭いために①店員がじっと立つ②店員が店頭に出てじっと立つ③店員が早すぎる接客を行うという、客を遠ざける店員のアクションが生じやすくなるからです。
「店員空間が狭い、引き込み型店」は、「店員空間が広い、引き込み型店」に改装することによって、従来よりもはるかに多くの客を引きつけることができます。

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(3)店員空間がない、引き込み・回遊型店

「店員空間がない、引き込み・回遊型店」は「店員空間がある、引き込み・回遊型店」に比べて、客を遠ざける店員のアクションが生じやすい店の構造です。
なぜならば、「店員空間」と「客空間」が重なったこの店の構造は、①店員がじっと立つ②店員が店頭に出てじっと立つ③店員が早すぎる接客を行うという、客を遠ざける店員のアクションが生じやすくなるからです。
「店員空間がない、引き込み・回遊型店」は、セルフサービス方式を採用した「店員空間がある、引き込み・回遊型店」に改装することによって、従来よりもはるかに多くの客を引きつけることができます。

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(4)店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店

「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」は「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」に比べて、客を遠ざける店員のアクションが生じやすい店の構造です。
なぜならば、「店員空間」と「客空間」が重なったこの店の構造は、①店員がじっと立つ②店員が店頭に出てじっと立つ③店員が早すぎる接客を行うという、客を遠ざける店員のアクションが生じやすくなるからです。
「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」は、セルフサービス方式を採用した「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」に改装することによって、従来よりもはるかに多くの客を引きつけることができます。

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以上が、客を遠ざける店員のアクションが生じやすい店の構造です。店の構造を改善しその構造にふさわしい接客方法を行うことによって、客を引きつける店員のアクションが生じやすい「店」となります。

続きは次回に…。

 

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2021年7月12日 (月)

⑧店員の客を引きつけるアクション客を遠ざけるアクション(店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店の場合)

こんにちは。

「リアルショップ」に比べて、いつでもどこからでもより気軽に購入することが出来る「ネットショップ」の普及によって、かつてはスポットライトに照らされていた「リアルショップ」は次第に元気を失い陰りを見せ始めています。

そんな時代に、突如として「新型コロナウイルス」が世界的に猛威を振るい、予想外に「リアルショップ」の存在意義を蘇らせています。

見知らぬ同士の店員と客が濃密な人間関係を結ぶ「リアルショップ」は、「新型コロナウイルス」の感染現場としては大変危険な現場でありながらも、一方で、私たちが無意識のうちに作り上げてきた、必要不可欠な「感染装置」でもあったのです。

見知らぬ大勢の客が行き交う「リアルショップ」を、多くの老若男女が非常に刺激的な現場だと感じる要因は、陳列されている商品が魅力的であることに加えて、「リアルショップ」自体が感染現場にもなりうる危険性が潜んだ空間であることです。

さて、今回は、「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」における、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションについてご説明いたします。

  「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」とは、店内に明確な「店員空間」と「客空間」を作り、店頭と店内に「商品空間」を設けた店のことで、「店員空間がある、引き込み・回遊型店」と同様に、セルフサービス方式の店の典型的な構造です。↓

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(1)↓ 店員が店内でじっと立って客を待つと、「なわばり」主張のアクションとなって客はなかなか店内に入れません。

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(2)↓ 店員が店頭にじっと立って客を待つと、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。
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(3)↓客が店に入って来るや否や店員が「いらっしゃいませ!」と接客を開始すると、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。


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(4)↓ 接客中の店員のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなって、冷やかしやすい「商品空間」を生み出し客を引きつけます。

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(5)↓ 作業中の店員のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなって、入りやすい「客空間」や見やすい「商品空間」を生み出して客を引きつけます。

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(6)↓ 店頭や店内の客の姿は、強力な「サクラパワー」となって「なわばり」を解除し、次々と通行客をに引きつけやすくなります。


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以上が、「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」における、客を引きつけたり遠ざけたりしている店員のアクションです。

続きは次回に…。

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2021年7月 5日 (月)

⑦店員の客を引きつけるアクション客を遠ざけるアクション(店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店の場合)

こんにちは。

1960年代にスーパーマーケットが、そして1970年代にコンビニエンスストアが次々と日本各地の商店街の中に進出し、1980年代以降には商店街の競合エリアに大小様々なショッピングセンターが進出し、日本各地の商店街は次第に衰退の一途をたどることを余儀なくされていきました。

その時代にさえ、商店街の「店」と「スーパーマーケット」や「コンビニエンスストア」や「ショッピングセンター」とは、何が具体的にどのように違っているのかということについては、商店街の多くの関係者達は気づいてはおりませんでした。

日本各地の商店街のすべての店は、「スーパーマーケット」や「コンビニエンスストア」や「ショッピングセンター」とは、「店の構造」と「接客方法」が全く異なっていたのです。

アーケードを作った商店街の多くの店の構造は、「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」でした。

さて、今回は、「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」における、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションについてご説明いたします。

  「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」とは、店内に加えて表の通路に面した部分にも「商品空間」を作り、「店員空間」と「客空間」が重なった構造の店です。↓

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(1)↓ 店員が店内でじっと立って客を待つと、「なわばり」主張のアクションとなって客はなかなか店内に入れません。

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(2)↓ 店員が店頭にじっと立って客を待つと、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。
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(3)↓客が店に入って来るや否や店員が「いらっしゃいませ!」と接客を開始すると、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。


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(4)↓ 接客中の店員のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなって、冷やかしやすい「商品空間」を生み出し客を引きつけます。

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(5)↓ 作業中の店員のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなって、入りやすい「客空間」や見やすい「商品空間」を生み出して客を引きつけます。

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(6)↓ 店頭や店内の客の姿は、強力な「サクラパワー」となって「なわばり」を解除し、次々と通行客をに引きつけやすくなります。


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以上が、「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」における、客を引きつけたり遠ざけたりしている店員のアクションです。

続きは次回に…。

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2021年6月28日 (月)

⑥店員の客を引きつけるアクション遠ざけるアクション(店員空間がある、引きこみ・回遊型店の場合)

こんにちは。

1960年代にスーパーマーケットが、そして1970年代にコンビニエンスストアが次々と登場してくることによって、日本の「店」の構造と接客の仕方は大きく変化しました。

つまり、「セルフサービス方式」を採用した「店舗構造」と「接客方法」の「店」へと変化したのです。

日本の各地に「スーパーマーケット」が進出し、「コンビニエンスストア」が普及し始めた1980年代の半ばにおいてすら、全国各地の商店街や百貨店の販売関係者の多くの人たちは、将来、日本の「店」が「セルフサービス方式」が主力の店になっていくことをまだはっきりとは予測できておりませんでした。

しかし、従来の「店」の構造と接客の仕方は、「セルフサービス方式」の店の進出によって、やがては無くなっていく方向へと舵は切られていったのです…。

さて、今回は、「店員空間がある、引き込み・回遊型店」における、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションについてご説明いたします。

  「店員空間がある、引き込み・回遊型店」とは、店内に明確な「店員空間」を作り、「商品空間」と「客空間」を設けた店のことで、セルフサービス方式の店の典型的な構造です。↓

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(1)↓ 明確な「店員空間」があるにもかかわらず、「客空間」に出てじっと立って客を待つと、「なわばり」主張のアクションとなって客はなかなか店内に入れません。

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(2)↓ 明確な「店員空間」があるにもかかわらず、入り口にじっと立って客を待つと、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。
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(3)↓セルフサービス方式を採用していながら、客が店に入って来るや否や店員が「客空間」に出て「いらっしゃいませ!」と接客を開始すると、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。


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(4)↓ 接客中の店員のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなって、入りやすい「客空間」と冷やかしやすい「商品空間」を生み出し客を引きつけます。

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(5)↓ セルフサービス方式の店であっても、作業中の店員のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなって、入りやすい「客空間」や見やすい「商品空間」を生み出して客を引きつけます。

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(6)↓ セルフサービス方式の店であっても、店内の客の姿は強力な「サクラパワー」となって「なわばり」を解除し、次々と通行客をに引きつけやすくなります。


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以上が、「店員空間がある、引き込み・回遊型店」における、客を引きつけたり遠ざけたりしている店員のアクションです。

続きは次回に…。

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2021年6月21日 (月)

⑤店員の客を引きつけるアクション遠ざけるアクション(店員空間がない、引き込み・回遊型店の場合)

こんにちは。

「店」は店員と客が「商品空間」を挟んで、店員が「なわばり」を主張すると客を遠ざけ、「なわばり」を解除すると客を引きつける相関関係を背景にして、「見知らぬ同士」がコミュニケーションを交わす現場であるとともに、無意識のうちに編み出した「飛沫感染装置」でもあったのです。

その「店」は、「店員空間が狭い、接触型店」という構造から、「店員空間がない、引き込み・回遊型店」という構造の「店」に変化することによって、店員と客がより濃密なコミュニケーションを交わす現場となっていったのです。

なぜなら、店員と客が同じ「空間」を共有したコミュニケーションを伴いながら、モノを売ったり買ったりする「店」となったからです。

さて、今回は、「店員空間がない、引き込み・回遊型店」における、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションについてご説明いたします。

  「店員空間がない、引き込み・回遊型店」とは、店内に引き込んだ「商品空間」と「客空間」と「店員空間」を設けた店のことですが、「店員空間」と「客空間」が重なった構造になっているのが特徴です。↓

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(1)↓ 店内の「店員空間」は「客空間」と重なっているために、店員がじっと立って客を待つと、「なわばり」主張のアクションとなって客はなかなか店内に入れません。

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(2)↓ 「店員空間」と「客空間」が重なった構造をしているために、店員が店頭でじっと立って客を待つと、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。
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(3)↓「客空間」と「店員空間」が重なった構造をしているために、客が店内に入って来るや否や直に「いらっしゃいませ!」と接客を開始すると、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。


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(4)↓ 接客中の店員のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなって、入りやすい「客空間」を生み出し客を引きつけます。

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(5)↓ 作業中の店員のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなって、入りやすい「客空間」生み出して客を引きつけます。

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(6)↓ 「なわばり」が解除された店内の「客空間」に引きつけられた客の姿は、「サクラパワー」を生み出して次々と客を引きつけ、より一層「なわばり」を解除して大勢の客を店内に引きつけます。


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以上が、「店員空間がない、引き込み回遊型店」における、客を引きつけたり遠ざけたりしている店員のアクションです。

続きは次回に…。

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2021年6月14日 (月)

④店員の客を引きつけるアクション遠ざけるアクション(店員空間が広い、引き込み型店の場合)

こんにちは。

「物販店」で最も客が楽しくなる状況は、その店に「サクラパワー」が生じた時です。

「飲食店」で最も客が楽しくなる状況は、大声で笑ったり話したりする時です。

コロナ禍にいち早く「店」が、マスクやソーシャルスタンスやアクリル板や消毒液を用意して対応したのは、「店」が「三密」の最たる現場であったからです。

緊急事態宣言のたびに「店」が最も「自粛要請」を受け続けていますが、「店」が最も「飛沫感染」しやすい現場であることも事実なのです。

「店」は人々が何らかの病原体を交換し合い、より強い身体を獲得するために、無意識のうちに編み出した「飛沫感染装置」だとも考えられます。

だから「飛沫感染」が全く生じそうもない「繁盛店」は、コロナ禍の収束後も決して登場してくることはないのです…。

さて、今回は、「店員空間が広い、引き込み型店」における、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションについてご説明いたします。

  「店員空間が広い、引き込み型店」とは、店内に「客空間」と「商品空間」を設け、店員が接客をしたり作業したりするための「店員空間」を広くした構造の店のことです。↓

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(1)↓ 広い「店員空間」であっても、店員がじっと立って客を待つと、「なわばり」主張のアクションとなって客はなかなか「客空間」には入れません。

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(2)↓ 店員が広い「店員空間」から「客空間」に出て、じっと立って客を待つと、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。

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(3)↓ 広い「店員空間」であっても、客が「客空間」に入って来るや否や直に「いらっしゃいませ!」と接客を開始すると、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。


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(4)↓ 接客中の店員のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなって、入りやすい「客空間」を生み出します。

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(5)↓ 作業中の店員のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなって、客を引きつけます。「店員空間」が広い店は何らかの作業中の店員のアクションが生じやすい店でもあります。

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(6)↓ 「なわばり」が解除された「客空間」に引きつけられた客の姿は、「サクラパワー」を生み出して次々と客を引きつけ、より一層「なわばり」を解除して大勢の客を引きつけます。


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以上が、「店員空間が広い、引き込み型店」における、客を引きつけたり遠ざけたりしている店員のアクションです。

続きは次回に…。

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2021年6月 7日 (月)

③店員の客を引きつけるアクション遠ざけるアクション(店員空間が狭い引き込み型店の場合)

こんにちは。

コロナ禍が一層、リアルショップでの販売方法からネットショップでの販売方法への転換を加速させています。

百貨店は接客しない方法を、ホテルはお出迎えしない方法(非対面接客、非接触接客)等々が模索されています。

そして、「客は非接客が好みだった」と言い出す始末ですが…。

しかし、コロナ禍が収束すれば、客は見知らぬ大勢の客が行き交う商業集積に必ず戻って来ます。

コロナ禍前に見られた、見知らぬ人との「密閉、密集、密接」を何よりも好む行動は間違いなく再現されます。

自ら「三密」を作り出し、その「三密」によって様々な集団感染を繰り返しつつ、より強くなって生き延びてきた人間だから…。

したがって、客を引きつける店員のアクションや、客を遠ざける店員のアクションも繰り返し展開され、店の盛衰を左右し続けてゆくのです。

さて、今回は、「店員空間が狭い、引き込み型店」における、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションについてご説明いたします。

  「店員空間が狭い、引き込み型店」とは、前々回にご紹介しました「店員空間が狭い、接触型店」にお客様を迎え入れるための「客空間」を設けた構造の店のことです。↓

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(1)↓ 狭い「店員空間」で店員がじっと立って客を待つと、「なわばり」主張のアクションとなって客はなかなか「客空間」には入れません。

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(2)↓ 店員が「店員空間」から「客空間」に出て、じっと立って客を待つと、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。

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(3)↓ 客が「客空間」に入って来るや否や、直に「いらっしゃいませ!」と接客を開始すると、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。


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(4)↓ 接客中の店員のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなって、入りやすい「客空間」を生み出します。

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(5)↓ 作業中の店員のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなって、客を引きつけます。

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(6)↓ 「なわばり」が解除された「客空間」に引きつけられた客の姿は、「サクラパワー」を生み出して次々と客を引きつけ、より一層「なわばり」を解除して大勢の客を引きつけます。


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以上が、「店員空間が狭い、引き込み型店」における、客を引きつけたり遠ざけたりしている店員のアクションです。

続きは次回に…。

 

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2021年5月31日 (月)

②店員の客を引きつけるアクション遠ざけるアクション(店員空間の広い接触型店)

こんにちは。

1970年代の半ばに、大阪梅田の阪急百貨店の地下食品フロア(デパ地下)に、連日大勢の客を引きつける和菓子店(叶匠寿庵)がすい星のごとくに登場してきて、全国の多くの販売関係者の話題となりました。

当時、ほとんどの人は気づいてはいませんでしたが、この店だけは他店の「店員空間」よりも広い「店員空間」でした。つまり、この店はフロアーの中で唯一「店員空間が広い、接触型店」だったのです。

「店員空間が広い、接触型店」であったがために、他店の「店員空間が狭い、接触型店」に比べて、店員が「なわばり」を主張して客を遠ざけるアクションが生じにくいために、大勢の客を引きつけることができたのです。

販売関係者のほとんどの人は、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションが「店の構造」から生み出されてくるということには気づいていませんでした。その後デパ地下に「店員空間が広い、接触型店」が次々と登場してきました。

それでは、「店員空間が広い、接触型店」での客を引きつけたり遠ざけたりしている店員のアクションをご紹介していきます。

●「店員空間が広い、接触型店」における、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクション

  「店員空間が広い、接触型店」とは、このように通路までせり出した「商品空間」と広い「店員空間」の二空間だけで構成された店のことです。「客空間」は、「店員空間が狭い、接触型店」同様に客自らが通路に作ることになります。↓

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(1)↓ 広い「店員空間」であっても、店員がじっと立って客を待つと、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。

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(2)↓ 広い店員空間があるにもかかわらず、店員が客の通路(客空間)にじっと立って客を待つと、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。


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(3)↓ 「店員空間」が狭い店よりも広い店の方が店員の「なわばり」主張のアクションは制御されていますが、やはり「商品空間」に近づいてきた客に対して、直に「いらっしゃいませ!」と接客を開始すると、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。


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(4)↓ 「店員空間」が広い狭いにかかわらず、接客中の店員のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなって、客を引きつけます。

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(5)↓ 「店員空間」が広い店では様々な作業が行われるようになっていますが、作業中の店員のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなって、客を引きつけます。

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(6)↓ 「なわばり」が解除された店頭に引きつけられた客の姿は、「サクラパワー」を生み出して次々と客を引きつけ、より一層「なわばり」を解除して大勢の客を引きつけます。


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以上が、「店員空間が広い、接触型店」における、客を引きつけたり遠ざけたりしている店員のアクションです。

「店員空間が広い、接触型店」は、「店員空間が狭い、接触型店」よりも、店員の「なわばり」主張のアクションを制御することができる分有利な店舗構造なのです。

続きは次回に…。

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