カテゴリー「◆超入りやすい店売れる店」の34件の記事

2018年10月 2日 (火)

31.百貨店では珍しい「接触・引き込み・回遊型店」の洋菓子店「ケーニヒスクローネ」その2(2000年当時)

こんにちは。

下のイラストは、昨日に引き続き、横浜高島屋百貨店の地下食品売り場の「ケーニヒスクローネ」の全体の様子です。(2000年当時)

この店は、百貨店の和菓子店&洋菓子店コーナーとしては極めて珍しい構造の「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」となっており、「セルフサービス方式」と「対面販売方式」の両方の接客方法を行って、大勢の客を引きつけました。

その一番の要因は、「商品空間」と「客空間」と「店員空間」のなわばりが解除されていたことです。

それらの三空間の「なわばり」は、店員と客のアクションによって解除されていたのです。

その様子について詳しくご説明いたします。

 

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↓この店の通路に面した「商品空間」では「セルフサービス方式」が、奥の「商品空間」では「対面販売方式」の接客方法が採用されています。

↓そのために、客の注文に答えて接客する店員のアクションと、客が自ら選んで運んで来た商品の包装と精算作業を行う店員のアクションは、どちらも「なわばり」を解除するアクションとなっています。

 

Img867

↓通路に面した「商品空間」には様々な種類の商品が豊富に陳列されているために「ひやかし安全信号が発信されていると共に、「セルフサービス方式」が採用されているために、強力に「なわばり」が解除された「商品空間」となっています。

↓気軽に商品を眺めたり、自由に商品を選んだりする客の姿は、「なわばり」を解除する「サクラパワー」を発揮して通行客を引きつけています。

Img8671

↓一部に「セルフサービス方式」を採用した「商品空間」を設けた店であっても、店員が積極的な接客を行ってしまうと、「なわばり」主張の店員のアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
Img869

↓店員が店内でじっと立って客を待つと、「なわばり」主張の店員のアクションとなって、客を遠ざけてしまいます。

↓客が店頭の「商品空間」に近づきにくかったり、店内に気軽に入って行けないのは、店員が「なわばり」主張のアクションを行っているからです。

Img8691

以上のように、店員が「なわばり」主張のアクションを行って客を遠ざけている店に比べて、「ケーニヒスクローネ」は、作業中や接客中の店員のアクションが「なわばり」を解除していることによって、多くの客を引きつけています。

また、店頭や店内の「商品空間」の商品を眺めたり選んだりする客の様子が「サクラパワー」を発揮して、いっそう強力に「なわばり」を解除して客を引きつけているのです。

この店の様子を見ると、「対面販売」と「セルフサービス方式」を採用している店は、なるべく「なわばり」を主張する店員のアクションを行わないで、できるだけ「なわばり」を解除する店員のアクションを行うことが大切だということがよくわかります。

(なお、イラストは2000年の拙著「超入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です

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4.店内にだけ「道」を作った第三世代の店の行きづまり

5.移動空間に登場してきた第四世代の店

6.「道」を取り込んだコーヒーショップ「スターバックス」その1(2000年当時)

.「道」を取り込んだコーヒーショップ「スターバックス」その2(2000年当時)

8.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その1(2000年当時)

9.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その2(2000年当時)

10. セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その1(2000年当時)

11.セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その2(2000年当時)

12.惣菜の売り方と買い方を改革した「RF1」その1(2000年当時

13.惣菜の売り方と買い方を改革した「RF1」その2(2000年当時)

14.セルフサービス方式のファーストフード店「マクドナルド」その1(2000年当時)

15.セルフサービス方式のファーストフード店「マクドナルド」その2(2000年当時)

16.ガソリンとコーヒがセルフで買える店「GS&コーヒストア・エッソ&ドトールコーヒ」その1(2000年年当時)

17.ガソリンとコーヒがセルフで買える店「GS&コーヒストア・エッソ&ドトールコーヒ」その2(2000年当時)

18.回転する皿が、「三空間」の「なわばり」を解除した「回転寿司・築地本店」その1(2000年当時)

19.回転する皿が、「三空間」の「なわばり」を解除した「回転寿司・築地本店」その2(2000年当時)

20.三空間の「なわばり」を解除してフリース旋風を巻き起こした店「ユニクロ・UNIQLO」その1(2000年当時)

21.三空間の「なわばり」を解除してフリース旋風を巻き起こした店「ユニクロ・UNIQLO」その2(2000年当時)

22.大規模なセルフの化粧品店としてオープンした「セフォラ」その1(2000年当時)

23.大規模なセルフの化粧品店としてオープンした「セフォラ」その2(2000年当時)

24.自由に触って乗れる「トヨタシティショウケース」その1(2000年当時)

25.自由に触って乗れる「トヨタシティショウケース」その2(2000年当時)

26.解放された店内の回遊通路が表を行き交う通行客を引きつける店「モノコムサ」その1(2000年当時)

27.解放された店内の回遊通路が表を行き交う通行客を引きつける店「モノコムサ」その2(2000年当時)

28.「なわばり」を解除して、現在の書店を先取りしていた「町田市立中央図書館」その1(2000年当時)

29.「なわばり」を解除して、現在の書店を先取りしていた「町田市立中央図書館」その2(2000年当時)

30.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その1(2000年当時)

31.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その2(2000年当時)

32.迷路が客を引きつけた店「ドン・キホーテ」その1(2000年当時)

33.迷路が客を引きつけた店「ドン・キホーテ」その2(2000年当時)

34.低価格商品が客のアクションを変えた店「ザ100YEN PLAZA」その1(2000年当時)

35.低価格商品が客のアクションを変えた店「ザ100YEN PLAZA」その2(2000年当時)

36.「店」と「道」の境界を無くした店「アンデルセン」その1(2000年当時)

37.「店」と「道」の境界をなくした店「アンデルセン」その2(2000年当時)

38.百貨店では珍しい「接触・引き込み・回遊型店」の洋菓子店「ケーニヒスクローネ」その1(2000年当時)

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2018年10月 1日 (月)

30.百貨店では珍しい「接触・引き込み・回遊型店」の洋菓子店「ケーニヒスクローネ」その1(2000年当時)

こんにちは。

下のイラストは、横浜高島屋百貨店の地下食品売り場の「ケーニヒスクローネ」の全体の様子です。(2000年当時)

この店は、百貨店の和菓子店&洋菓子店コーナーでは極めて珍しい構造の「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」です。

そして、「セルフサービス方式」と「対面販売方式」の両方を行って、大勢の客を引きつけています。

↓店頭の右側は、焼き菓子やゼリーなどのギフト商品のばら売りコーナーとなっています。

↓店頭の左側のケースには、ギフト商品が陳列されています。

↓店の奥には、大きなショーケースが二台あり、生ケーキやギフト菓子が陳列されていると共に、この店の精算カウンターになっています。

 

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↓この店は、横浜高島屋百貨店の地下食品売り場の壁沿いの一角にあり、二方向が通路に面しています。

↓店の正面は百貨店のメイン通路になっているため、常に大勢の客が行き交っています。

 

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この店「ケーニヒスクローネ」が大勢の客を引きつけている一番の要因は、「商品空間」と「客空間」と「店員空間」の三空間の「なわばり」が解除されていることです。

三空間の「なわばり」を解除している店員と客の具体的なアクションについては、明日詳しくご紹介いたします。


(なお、イラストは2000年の拙著「超入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です)

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4.店内にだけ「道」を作った第三世代の店の行きづまり

5.移動空間に登場してきた第四世代の店

6.「道」を取り込んだコーヒーショップ「スターバックス」その1(2000年当時)

.「道」を取り込んだコーヒーショップ「スターバックス」その2(2000年当時)

8.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その1(2000年当時)

9.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その2(2000年当時)

10. セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その1(2000年当時)

11.セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その2(2000年当時)

12.惣菜の売り方と買い方を改革した「RF1」その1(2000年当時

13.惣菜の売り方と買い方を改革した「RF1」その2(2000年当時)

14.セルフサービス方式のファーストフード店「マクドナルド」その1(2000年当時)

15.セルフサービス方式のファーストフード店「マクドナルド」その2(2000年当時)

16.ガソリンとコーヒがセルフで買える店「GS&コーヒストア・エッソ&ドトールコーヒ」その1(2000年年当時)

17.ガソリンとコーヒがセルフで買える店「GS&コーヒストア・エッソ&ドトールコーヒ」その2(2000年当時)

18.回転する皿が、「三空間」の「なわばり」を解除した「回転寿司・築地本店」その1(2000年当時)

19.回転する皿が、「三空間」の「なわばり」を解除した「回転寿司・築地本店」その2(2000年当時)

20.三空間の「なわばり」を解除してフリース旋風を巻き起こした店「ユニクロ・UNIQLO」その1(2000年当時)

21.三空間の「なわばり」を解除してフリース旋風を巻き起こした店「ユニクロ・UNIQLO」その2(2000年当時)

22.大規模なセルフの化粧品店としてオープンした「セフォラ」その1(2000年当時)

23.大規模なセルフの化粧品店としてオープンした「セフォラ」その2(2000年当時)

24.自由に触って乗れる「トヨタシティショウケース」その1(2000年当時)

25.自由に触って乗れる「トヨタシティショウケース」その2(2000年当時)

26.解放された店内の回遊通路が表を行き交う通行客を引きつける店「モノコムサ」その1(2000年当時)

27.解放された店内の回遊通路が表を行き交う通行客を引きつける店「モノコムサ」その2(2000年当時)

28.「なわばり」を解除して、現在の書店を先取りしていた「町田市立中央図書館」その1(2000年当時)

29.「なわばり」を解除して、現在の書店を先取りしていた「町田市立中央図書館」その2(2000年当時)

30.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その1(2000年当時)

31.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その2(2000年当時)

32.迷路が客を引きつけた店「ドン・キホーテ」その1(2000年当時)

33.迷路が客を引きつけた店「ドン・キホーテ」その2(2000年当時)

34.低価格商品が客のアクションを変えた店「ザ100YEN PLAZA」その1(2000年当時)

35.低価格商品が客のアクションを変えた店「ザ100YEN PLAZA」その2(2000年当時)

36.「店」と「道」の境界を無くした店「アンデルセン」その1(2000年当時)

37.「店」と「道」の境界をなくした店「アンデルセン」その2(2000年当時)

 

 

 

 

 

 

 

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2018年9月28日 (金)

29.「店」と「道」の境界をなくした店「アンデルセン」その2(2000年当時)

こんにちは。

下のイラストは昨日に引き続き、2000年当時、東京・新宿伊勢丹百貨店(現在は三越伊勢丹百貨店)・地下食品売り場にあったパンの専門店「アンデルセン」です。(現在はなし)

「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」の構造をしたこの店が、セルフサービス方式を採用して、三空間の「なわばり」を解除していた様子についてご紹介します。


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↓精算カウンターの中で、精算と包装作業に追われる店員のアクションは「なわばり」を解除するアクションとなって、通行客を引きつけます。
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↓豊富な商品が並べられた「商品空間」からは「ひやかし安全信号」が発信されているために、客は十分に商品を検討して選ぶことができます。

 

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↓商品を見たり選んだりする客の姿は、「サクラパワー」を発揮して「客空間」の「なわばり」を解除するために、店内の通路は客が自由に回遊できる空間となっています。
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↓たとえセルフサービス方式の店であっても、狭すぎる通路の店では、客は自由に店内を回遊しながら商品を検討することができません。

 

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↓また小規模な店の場合には、たとえ「セルフサービス方式」が採用されていても客は、「なわばり」を主張する店員の存在が気になるために、何も買わずにひやかすだけで店を出ていくことはなかなかできません。

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1980年代半ばに、奥に厨房を設けた「セルフサービス方式」を採用したパンの店が登場してきた当初は、買うか買わないか分からない見知らぬ大勢の客が出入りする店内に、出来立ての商品をむき出しのままに陳列して販売する方式に、多くの客が大きな戸惑いと衝撃を感じました。

しかし、客はあっという間にこのような「セルフサービス方式」のパン屋さんを、非常に買いやすい店として受け入れてしまいました。

それは、買う買わないに関係なく、店員の存在を気にすることなく、自由に店内の商品を選んで好きな数だけ抵抗なく購入することができたからです。

そしてそのような状況を生み出した具体的な要因は、精算作業と包装作業を行う店員のアクションと、商品を選びながら回遊する客のアクション(サクラパワー)によって、「商品空間」と「客空間」と「店員空間」の三空間の「なわばり」が解除された店であったことです。

現在、百貨店などに、かつての「対面販売方式」(店員空間の狭い接触型店)のパン屋さんが数多く復活していますが、いずれの店も「なわばり」を解除した「対面販売方式」の店となって、多くの客を引きつけています。


(なお、イラストは2000年の拙著「超入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です)

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1.見知らぬ客を対象に、接客をしなかった「戸板一枚の店」

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4.店内にだけ「道」を作った第三世代の店の行きづまり

5.移動空間に登場してきた第四世代の店

6.「道」を取り込んだコーヒーショップ「スターバックス」その1(2000年当時)

.「道」を取り込んだコーヒーショップ「スターバックス」その2(2000年当時)

8.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その1(2000年当時)

9.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その2(2000年当時)

10. セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その1(2000年当時)

11.セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その2(2000年当時)

12.惣菜の売り方と買い方を改革した「RF1」その1(2000年当時

13.惣菜の売り方と買い方を改革した「RF1」その2(2000年当時)

14.セルフサービス方式のファーストフード店「マクドナルド」その1(2000年当時)

15.セルフサービス方式のファーストフード店「マクドナルド」その2(2000年当時)

16.ガソリンとコーヒがセルフで買える店「GS&コーヒストア・エッソ&ドトールコーヒ」その1(2000年年当時)

17.ガソリンとコーヒがセルフで買える店「GS&コーヒストア・エッソ&ドトールコーヒ」その2(2000年当時)

18.回転する皿が、「三空間」の「なわばり」を解除した「回転寿司・築地本店」その1(2000年当時)

19.回転する皿が、「三空間」の「なわばり」を解除した「回転寿司・築地本店」その2(2000年当時)

20.三空間の「なわばり」を解除してフリース旋風を巻き起こした店「ユニクロ・UNIQLO」その1(2000年当時)

21.三空間の「なわばり」を解除してフリース旋風を巻き起こした店「ユニクロ・UNIQLO」その2(2000年当時)

22.大規模なセルフの化粧品店としてオープンした「セフォラ」その1(2000年当時)

23.大規模なセルフの化粧品店としてオープンした「セフォラ」その2(2000年当時)

24.自由に触って乗れる「トヨタシティショウケース」その1(2000年当時)

25.自由に触って乗れる「トヨタシティショウケース」その2(2000年当時)

26.解放された店内の回遊通路が表を行き交う通行客を引きつける店「モノコムサ」その1(2000年当時)

27.解放された店内の回遊通路が表を行き交う通行客を引きつける店「モノコムサ」その2(2000年当時)

28.「なわばり」を解除して、現在の書店を先取りしていた「町田市立中央図書館」その1(2000年当時)

29.「なわばり」を解除して、現在の書店を先取りしていた「町田市立中央図書館」その2(2000年当時)

30.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その1(2000年当時)

31.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その2(2000年当時)

32.迷路が客を引きつけた店「ドン・キホーテ」その1(2000年当時)

33.迷路が客を引きつけた店「ドン・キホーテ」その2(2000年当時)

34.低価格商品が客のアクションを変えた店「ザ100YEN PLAZA」その1(2000年当時)

35.低価格商品が客のアクションを変えた店「ザ100YEN PLAZA」その2(2000年当時)

36.「店」と「道」の境界を無くした店「アンデルセン」その1(2000年当時)

 

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2018年9月27日 (木)

28.「店」と「道」の境界を無くした店「アンデルセン」その1(2000年当時)

こんにちは。

下のイラストは、2000年当時、東京・新宿伊勢丹百貨店(現在は三越伊勢丹百貨店)・地下食品売り場にあったパンの専門店「アンデルセン」です。(現在はなし)

この店は、原料からパン生地を作り、発酵させて焼き上げるまでの全工程を店内で行う店でした。

そして、この店は様々なバラエティブレッド、各種デニッシュペストリー、ピザ類、いろいろなサンドイッチなど種類豊富なパンを「セルフサービス方式」で販売する、大変規模の大きい店でした。

それでは、この店の「商品空間」と「客空間」と「店員空間」の三空間の「なわばり」が解除された様子と、「なわばり」を解除する店員と客のアクションについてご紹介してまいります。

↓この店は、大きな規模の「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」です。

↓左側に大きな厨房室があり、右側が精算を行う「店員空間」となっています。

 

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↓厨房室を含めたこの店の全体の様子を描いています。

 

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1980年代後半には日本の各地の百貨店や駅ビル等に、「セルフサービス方式」を採用したパンの店が次々と登場してきましたが、「アンデルセン」は日本で初めてパンを「セルフサービス方式」で販売した店です。

「セルフサービス方式」のパンの店が登場して来た当時は、トレーを持った客が店内を自由に回遊してパンが選んで買えることが、非常に大きな反響を呼びました。

つまり、自由に選べる「商品空間」、気軽に回遊できる「客空間」、精算だけを行う「店員空間」の三空間の「なわばり」が完全に解除された店であることが、多くの客を引きつけた一番の要因だったのです。

「なわばり」が解除された三空間の様子と、「なわばり」を解除する店員と客の具体的なアクションについては、明日詳しくご説明いたします。


(なお、イラストは2000年の拙著「超入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です)

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4.店内にだけ「道」を作った第三世代の店の行きづまり

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6.「道」を取り込んだコーヒーショップ「スターバックス」その1(2000年当時)

.「道」を取り込んだコーヒーショップ「スターバックス」その2(2000年当時)

8.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その1(2000年当時)

9.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その2(2000年当時)

10. セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その1(2000年当時)

11.セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その2(2000年当時)

12.惣菜の売り方と買い方を改革した「RF1」その1(2000年当時

13.惣菜の売り方と買い方を改革した「RF1」その2(2000年当時)

14.セルフサービス方式のファーストフード店「マクドナルド」その1(2000年当時)

15.セルフサービス方式のファーストフード店「マクドナルド」その2(2000年当時)

16.ガソリンとコーヒがセルフで買える店「GS&コーヒストア・エッソ&ドトールコーヒ」その1(2000年年当時)

17.ガソリンとコーヒがセルフで買える店「GS&コーヒストア・エッソ&ドトールコーヒ」その2(2000年当時)

18.回転する皿が、「三空間」の「なわばり」を解除した「回転寿司・築地本店」その1(2000年当時)

19.回転する皿が、「三空間」の「なわばり」を解除した「回転寿司・築地本店」その2(2000年当時)

20.三空間の「なわばり」を解除してフリース旋風を巻き起こした店「ユニクロ・UNIQLO」その1(2000年当時)

21.三空間の「なわばり」を解除してフリース旋風を巻き起こした店「ユニクロ・UNIQLO」その2(2000年当時)

22.大規模なセルフの化粧品店としてオープンした「セフォラ」その1(2000年当時)

23.大規模なセルフの化粧品店としてオープンした「セフォラ」その2(2000年当時)

24.自由に触って乗れる「トヨタシティショウケース」その1(2000年当時)

25.自由に触って乗れる「トヨタシティショウケース」その2(2000年当時)

26.解放された店内の回遊通路が表を行き交う通行客を引きつける店「モノコムサ」その1(2000年当時)

27.解放された店内の回遊通路が表を行き交う通行客を引きつける店「モノコムサ」その2(2000年当時)

28.「なわばり」を解除して、現在の書店を先取りしていた「町田市立中央図書館」その1(2000年当時)

29.「なわばり」を解除して、現在の書店を先取りしていた「町田市立中央図書館」その2(2000年当時)

30.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その1(2000年当時)

31.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その2(2000年当時)

32.迷路が客を引きつけた店「ドン・キホーテ」その1(2000年当時)

33.迷路が客を引きつけた店「ドン・キホーテ」その2(2000年当時)

34.低価格商品が客のアクションを変えた店「ザ100YEN PLAZA」その1(2000年当時)

35.低価格商品が客のアクションを変えた店「ザ100YEN PLAZA」その2(2000年当時)

 

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2018年9月25日 (火)

27.低価格商品が客のアクションを変えた店「ザ100YEN PLAZA」その2(2000年当時)

こんにちは。

下のイラストは、昨日に引き続き、2000年当時、東京・渋谷にあった100円ショップの「ザ・100YEN PLAZAダイソーアンドアオヤマ渋谷本店」の様子です。(現在は閉店)

この店は、開店と同時に大勢の客を引きつけて賑わいましたが、「商品空間」と「店員空間」と「客空間」の「なわばり」を解除することによって、大勢の通行客を引きつけました。

「なわばり」を解除する具体的な店員と客のアクションと、そして三空間の様子についてご説明いたします。

↓この店は1階~4階まで、「セルフサービス方式」の店となっていて、精算は一階のレジカウンターで行うシステムです。

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↓手前が、精算カウンターで精算をする客と店員の様子です。

↓精算作業中の店員のアクションは、「なわばり」を解除するアクションです。


Img859_2


↓精算の順番を待つ客の行列は「サクラパワー」を発揮して、いっそう「なわばり」を解除します。

Img860_2


↓「ひやかし安全信号」が発信されている「商品空間」の「なわばり」は解除されているために、客は気軽に商品を見たり選んだりすることができます。

↓商品を見たり選んだりする客の姿は、「サクラパワー」を発揮して「客空間」の「なわばり」を解除するために、回遊通路は客が自由に滞留できる空間となっています。

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↓思いもよらない雑貨商品が「百均」で売られているために、「商品空間」を眺めたり試したりするだけでも、客は楽しい時間を過ごすことができます。
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↓たとえセルフサービス方式の店であっても、「なわばり」を主張する店員の存在が気になる店では、客は自由に店内を回遊することができません。
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↓店員の早すぎる接客は、「なわばり」主張のアクションとなって、客を遠ざけてしまいます。
Img8611

いわゆる「百均」の店は、従来から存在していましたが、安かろう悪かろう的なイメージのする店でした。

しかし、あらゆる雑貨を「百均」にする商品開発を背景にして、「100円」ショップは、最も魅力的な店へと変身を遂げました。

あらゆる雑貨が「百均」になることによって、大量の商品で溢れた「商品空間」からは強力に「なわばり」を解除する「ひやかし安全信号」が発信され、客にとって、眺めるだけでも楽しい「商品空間」になりました。

商品を選んだり試したりする見知らぬ大勢の客の姿は、「なわばり」を解除する「サクラパワー」を発揮するために、非常に「なわばり」が解除された「客空間」を生み出します。

また、精算作業に専念する店員のアクションや、商品の整理や補充の作業に専念する店員のアクションは、共に「なわばり」を解除する店員のアクションとなります。

以上のように、「百均」という低価格の魅力もさることながら、それによって、「客空間」と「店員空間」の「なわばり」が解除されるために、通行客を次々と引きつけることになったのです。


(なお、イラストは2000年の拙著「超入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です)

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4.店内にだけ「道」を作った第三世代の店の行きづまり

5.移動空間に登場してきた第四世代の店

6.「道」を取り込んだコーヒーショップ「スターバックス」その1(2000年当時)

.「道」を取り込んだコーヒーショップ「スターバックス」その2(2000年当時)

8.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その1(2000年当時)

9.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その2(2000年当時)

10. セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その1(2000年当時)

11.セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その2(2000年当時)

12.惣菜の売り方と買い方を改革した「RF1」その1(2000年当時

13.惣菜の売り方と買い方を改革した「RF1」その2(2000年当時)

14.セルフサービス方式のファーストフード店「マクドナルド」その1(2000年当時)

15.セルフサービス方式のファーストフード店「マクドナルド」その2(2000年当時)

16.ガソリンとコーヒがセルフで買える店「GS&コーヒストア・エッソ&ドトールコーヒ」その1(2000年年当時)

17.ガソリンとコーヒがセルフで買える店「GS&コーヒストア・エッソ&ドトールコーヒ」その2(2000年当時)

18.回転する皿が、「三空間」の「なわばり」を解除した「回転寿司・築地本店」その1(2000年当時)

19.回転する皿が、「三空間」の「なわばり」を解除した「回転寿司・築地本店」その2(2000年当時)

20.三空間の「なわばり」を解除してフリース旋風を巻き起こした店「ユニクロ・UNIQLO」その1(2000年当時)

21.三空間の「なわばり」を解除してフリース旋風を巻き起こした店「ユニクロ・UNIQLO」その2(2000年当時)

22.大規模なセルフの化粧品店としてオープンした「セフォラ」その1(2000年当時)

23.大規模なセルフの化粧品店としてオープンした「セフォラ」その2(2000年当時)

24.自由に触って乗れる「トヨタシティショウケース」その1(2000年当時)

25.自由に触って乗れる「トヨタシティショウケース」その2(2000年当時)

26.解放された店内の回遊通路が表を行き交う通行客を引きつける店「モノコムサ」その1(2000年当時)

27.解放された店内の回遊通路が表を行き交う通行客を引きつける店「モノコムサ」その2(2000年当時)

28.「なわばり」を解除して、現在の書店を先取りしていた「町田市立中央図書館」その1(2000年当時)

29.「なわばり」を解除して、現在の書店を先取りしていた「町田市立中央図書館」その2(2000年当時)

30.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その1(2000年当時)

31.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その2(2000年当時)

32.迷路が客を引きつけた店「ドン・キホーテ」その1(2000年当時)

33.迷路が客を引きつけた店「ドン・キホーテ」その2(2000年当時)

34.低価格商品が客のアクションを変えた店「ザ100YEN PLAZA」その1(2000年当時)

 

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2018年9月22日 (土)

26.低価格商品が客のアクションを変えた店「ザ100YEN PLAZA」その1(2000年当時)

こんにちは。

下のイラストは、2000年当時、東京・渋谷にあった100円ショップの「ザ・100YEN PLAZAダイソーアンドアオヤマ渋谷本店」の様子です。(現在は閉店)

この店は、紳士服青山が「ザ・100YEN PLAZAダイソー」のフランチャイズチェーン店となってオープンさせた店です。

現在では、大抵の雑貨が「百均」で買える店としてすっかり定着している100円ショップの店舗構造と店員と客のアクションについてご紹介します。

↓この店は、道路に面したビルの1階から4階までで構成されており、店舗構造は、「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」で、セルフサービス方式を採用した店です。

 

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↓1階にあるレジカウンター周辺の様子です。
2

↓1階~4階まで、ほぼ同じような構造となっていて、精算カウンターは1階だけにあります。
Img857

100円ショップの魅力は、ありとあらゆる雑貨商品が「百均」で買えることです。

「百均」で買えるありとあらゆる雑貨が大量に陳列された「商品空間」は、「ひやかし安全信号」が発信されて店全体の「なわばり」を解除しています。

狭い回遊通路を行き交う大勢の客の姿は「サクラパワー」を発揮して「なわばり」を解除します。

精算作業を行う店員のアクションや、商品の整理や補充作業を行う店員のアクションも「なわばり」を解除します。

この店は、「商品空間」と「客空間」と「店員空間」の三空間の「なわばり」を解除することによって、大勢の通行客を引きつけたのです。

その具体的な様子については、明日詳しくご紹介いたします。


(なお、イラストは2000年の拙著「超入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です)

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6.「道」を取り込んだコーヒーショップ「スターバックス」その1(2000年当時)

.「道」を取り込んだコーヒーショップ「スターバックス」その2(2000年当時)

8.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その1(2000年当時)

9.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その2(2000年当時)

10. セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その1(2000年当時)

11.セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その2(2000年当時)

12.惣菜の売り方と買い方を改革した「RF1」その1(2000年当時

13.惣菜の売り方と買い方を改革した「RF1」その2(2000年当時)

14.セルフサービス方式のファーストフード店「マクドナルド」その1(2000年当時)

15.セルフサービス方式のファーストフード店「マクドナルド」その2(2000年当時)

16.ガソリンとコーヒがセルフで買える店「GS&コーヒストア・エッソ&ドトールコーヒ」その1(2000年年当時)

17.ガソリンとコーヒがセルフで買える店「GS&コーヒストア・エッソ&ドトールコーヒ」その2(2000年当時)

18.回転する皿が、「三空間」の「なわばり」を解除した「回転寿司・築地本店」その1(2000年当時)

19.回転する皿が、「三空間」の「なわばり」を解除した「回転寿司・築地本店」その2(2000年当時)

20.三空間の「なわばり」を解除してフリース旋風を巻き起こした店「ユニクロ・UNIQLO」その1(2000年当時)

21.三空間の「なわばり」を解除してフリース旋風を巻き起こした店「ユニクロ・UNIQLO」その2(2000年当時)

22.大規模なセルフの化粧品店としてオープンした「セフォラ」その1(2000年当時)

23.大規模なセルフの化粧品店としてオープンした「セフォラ」その2(2000年当時)

24.自由に触って乗れる「トヨタシティショウケース」その1(2000年当時)

25.自由に触って乗れる「トヨタシティショウケース」その2(2000年当時)

26.解放された店内の回遊通路が表を行き交う通行客を引きつける店「モノコムサ」その1(2000年当時)

27.解放された店内の回遊通路が表を行き交う通行客を引きつける店「モノコムサ」その2(2000年当時)

28.「なわばり」を解除して、現在の書店を先取りしていた「町田市立中央図書館」その1(2000年当時)

29.「なわばり」を解除して、現在の書店を先取りしていた「町田市立中央図書館」その2(2000年当時)

30.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その1(2000年当時)

31.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その2(2000年当時)

32.迷路が客を引きつけた店「ドン・キホーテ」その1(2000年当時)

33.迷路が客を引きつけた店「ドン・キホーテ」その2(2000年当時)

 

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2018年9月20日 (木)

25.迷路が客を引きつけた店「ドン・キホーテ」その2(2000年当時)

こんにちは。

下のイラストは、昨日に続き、2000年当時、東京・渋谷にあった総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」の店頭と店内の様子です。(現在は、斜向かいに移転)

この店を経営するドンキホーテホールディングスは、売上高が1兆円を突破し、日本の小売業売上高トップグループに仲間入りしましたが、ここでは約18年前の代表的な店舗の店舗構造(三空間)と接客方法(店員と客のアクション)をご紹介します。

↓一般に「商品空間」と「客空間」と「店員空間」の三空間の「なわばり」が解除された店には客が引きつけられますが、この店の三空間は非常に「なわばり」が解除されていたために大勢の客を引きつけました。

↓左側のレジカウンターでは、店員が精算作業に追われるアクション、つまり「なわばり」解除の店員のアクションを繰り返しています。
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↓床から天井まで大量の商品が陳列された「商品空間」からは、「なわばり」を解除する「ひやかし安全信号」が発信されているために、客は自由に商品を眺めたり試したりすることができます。

↓作業中の店員のアクションは「なわばり」を解除するアクションであるために、客は店員の存在を気にすることなく気軽に商品を選ぶことができます。
Img853_2

↓商品を見たり選んだりしながら店内を回遊する大勢の客の姿は、「サクラパワー」を生み出して「客空間」と「商品空間」の「なわばり」を解除しています。
Img8531_2

↓商品量の少ない店の「商品空間」や、客の少ない店の「客空間」は、「なわばり」が解除されないために、客は自由に店内を回遊して商品を選ぶことができません。
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↓店員の存在が気になる店は「なわばり」が主張されているために、客は気軽に店に入ったり、自由に店内をひやかしたりすることができません。
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この店を経営するドンキホーテホールディングスは、①イオン②セブン&アイ・ホールディングス③ファーストリテイング④、ヤマダ電機⑤三越伊勢丹ホールディングスと共に売上高が1兆円を突破し、日本の小売業売上高トップグループに仲間入りした企業です。

トップ企業6社の内、ファーストリテイリングとドンキホーテホールディングスの2社の店だけは、「セルフサービス方式」を採用した店ばかりで構成されています。

そして、ファーストリテイリングスの店の三空間よりもドンキホーテホールディングスの三空間の方が、より「なわばり」が解除された店となっています。

①床から天井まで大量の商品を積み上げられた「商品空間」となっている事。

②迷路のような回遊通路の「客空間」となっている事。

③24時間営業を含む深夜営業を行っている事。

以上のことから、深夜も営業を行う店で、どの企業の店よりも「なわばり」を解除した「商品空間」と「客空間」を持つ店に、最も多くの客が引きつけられていることが分かります。

ネットショップの普及によって、誰もリアルショップのあり方や役割について明確にとらえることができない現在において、ドンキホーテホールディングスの台頭は、「店」本来の性質をかもし出す「リアルショップ」がいかに現代人に望まれているかということの証左とも考えられます。


(なお、イラストは2000年の拙著「超入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です)

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6.「道」を取り込んだコーヒーショップ「スターバックス」その1(2000年当時)

.「道」を取り込んだコーヒーショップ「スターバックス」その2(2000年当時)

8.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その1(2000年当時)

9.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その2(2000年当時)

10. セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その1(2000年当時)

11.セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その2(2000年当時)

12.惣菜の売り方と買い方を改革した「RF1」その1(2000年当時

13.惣菜の売り方と買い方を改革した「RF1」その2(2000年当時)

14.セルフサービス方式のファーストフード店「マクドナルド」その1(2000年当時)

15.セルフサービス方式のファーストフード店「マクドナルド」その2(2000年当時)

16.ガソリンとコーヒがセルフで買える店「GS&コーヒストア・エッソ&ドトールコーヒ」その1(2000年年当時)

17.ガソリンとコーヒがセルフで買える店「GS&コーヒストア・エッソ&ドトールコーヒ」その2(2000年当時)

18.回転する皿が、「三空間」の「なわばり」を解除した「回転寿司・築地本店」その1(2000年当時)

19.回転する皿が、「三空間」の「なわばり」を解除した「回転寿司・築地本店」その2(2000年当時)

20.三空間の「なわばり」を解除してフリース旋風を巻き起こした店「ユニクロ・UNIQLO」その1(2000年当時)

21.三空間の「なわばり」を解除してフリース旋風を巻き起こした店「ユニクロ・UNIQLO」その2(2000年当時)

22.大規模なセルフの化粧品店としてオープンした「セフォラ」その1(2000年当時)

23.大規模なセルフの化粧品店としてオープンした「セフォラ」その2(2000年当時)

24.自由に触って乗れる「トヨタシティショウケース」その1(2000年当時)

25.自由に触って乗れる「トヨタシティショウケース」その2(2000年当時)

26.解放された店内の回遊通路が表を行き交う通行客を引きつける店「モノコムサ」その1(2000年当時)

27.解放された店内の回遊通路が表を行き交う通行客を引きつける店「モノコムサ」その2(2000年当時)

28.「なわばり」を解除して、現在の書店を先取りしていた「町田市立中央図書館」その1(2000年当時)

29.「なわばり」を解除して、現在の書店を先取りしていた「町田市立中央図書館」その2(2000年当時)

30.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その1(2000年当時)

31.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その2(2000年当時)

32.迷路が客を引きつけた店「ドン・キホーテ」その1(2000年当時)

 

 

 

 

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2018年9月19日 (水)

24.迷路が客を引きつけた店「ドン・キホーテ」その1(2000年当時)

こんにちは。

下のイラストは、2000年当時、東京・渋谷にあった総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」の店頭と店内の様子です。(現在は、斜向かいに移転)

この店を経営するドン・キホーテホールディングスは、売上高が1兆円を突破し、日本の小売業売上高トップグループに仲間入りした企業です。
(現在イオン、セブン&アイ・ホールディングス、ファーストリテイング 、ヤマダ電機、三越伊勢丹ホールディングスの5社が1兆円企業)

急成長を遂げたドン・キホーテホールディングスのこの店は、床から天井まで商品を陳列した「商品空間」と迷路のような回遊通路の「客空間」と深夜営業が特徴の店として有名でした。

↓2000年当時のこの店の店頭は、大量の商品で溢れかえっていました。


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↓左側がレジカウンターに並ぶ客の様子、右側は狭い回遊通路で商品を選ぶ客の様子の一部を描いています。
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↓商品を見ながら店内を歩いている内に迷子になりそうな迷路のような回遊通路を持ったこの店の全体の構造は下のようになっていました。
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家電製品、日用雑貨、食品、時計、ファッション用品、スポーツ・レジャー用品等、様々なジャンルの商品をディスカウント販売し、日本の小売業において売上高でトップ企業に並んだドン・キホーテホールディングスの急成長の秘密は、約18年前のこの店の「商品空間」と「客空間」と「店員空間」の三空間のつくり方の中に必ずや隠されているはずです。

この店の構造は、「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」で、セルフサービス方式を採用した店となっています。

ところで、ドンキホーテポールディングスを含む、売上高1兆円のトップ企業6社(イオン、セブン&アイ・ホールディングス、ファーストリテイング 、ヤマダ電機、三越伊勢丹ホールディングス)の内、セルフサービス方式採用している店だけを持つ企業は、ファーストリテイリングとドンキホーテホールディングスだけです。

そして、ファーストリテイリングの店に比べて、ドンキホーテホールディングスの店は、はるかに大量の商品を陳列した「商品空間」と、迷路のような回遊通路の「客空間」を持っており、しかも24時間営業を含む深夜営業を行うという非常に個性的な店となっています。

つまり、ドンキホーテホールディングスの店だけが、客に対して最も「なわばり」を解除した店舗構造と接客方法を提供している店なのです。

したがって、この最も「なわばり」を解除した店舗構造と接客方法こそが、ドンキホーテホールディングスの急成長の要因だと捉えることができます。

ドン・キホーテの店の「なわばり」を解除した具体的な店舗構造と接客方法の様子については明日詳しくご紹介いたします。


(なお、イラストは2000年の拙著「超入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です)

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.「道」を取り込んだコーヒーショップ「スターバックス」その2(2000年当時)

8.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その1(2000年当時)

9.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その2(2000年当時)

10. セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その1(2000年当時)

11.セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その2(2000年当時)

12.惣菜の売り方と買い方を改革した「RF1」その1(2000年当時

13.惣菜の売り方と買い方を改革した「RF1」その2(2000年当時)

14.セルフサービス方式のファーストフード店「マクドナルド」その1(2000年当時)

15.セルフサービス方式のファーストフード店「マクドナルド」その2(2000年当時)

16.ガソリンとコーヒがセルフで買える店「GS&コーヒストア・エッソ&ドトールコーヒ」その1(2000年年当時)

17.ガソリンとコーヒがセルフで買える店「GS&コーヒストア・エッソ&ドトールコーヒ」その2(2000年当時)

18.回転する皿が、「三空間」の「なわばり」を解除した「回転寿司・築地本店」その1(2000年当時)

19.回転する皿が、「三空間」の「なわばり」を解除した「回転寿司・築地本店」その2(2000年当時)

20.三空間の「なわばり」を解除してフリース旋風を巻き起こした店「ユニクロ・UNIQLO」その1(2000年当時)

21.三空間の「なわばり」を解除してフリース旋風を巻き起こした店「ユニクロ・UNIQLO」その2(2000年当時)

22.大規模なセルフの化粧品店としてオープンした「セフォラ」その1(2000年当時)

23.大規模なセルフの化粧品店としてオープンした「セフォラ」その2(2000年当時)

24.自由に触って乗れる「トヨタシティショウケース」その1(2000年当時)

25.自由に触って乗れる「トヨタシティショウケース」その2(2000年当時)

26.解放された店内の回遊通路が表を行き交う通行客を引きつける店「モノコムサ」その1(2000年当時)

27.解放された店内の回遊通路が表を行き交う通行客を引きつける店「モノコムサ」その2(2000年当時)

28.「なわばり」を解除して、現在の書店を先取りしていた「町田市立中央図書館」その1(2000年当時)

29.「なわばり」を解除して、現在の書店を先取りしていた「町田市立中央図書館」その2(2000年当時)

30.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その1(2000年当時)

31.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その2(2000年当時)

 

 

 

 

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2018年9月15日 (土)

25.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その2(2000年当時)

こんにちは。

下のイラストは、昨日に引き続き、東京・新宿にあった「新宿三越百貨店・南館」の様子です。

この店は1991年にオープンし、百貨店競争の激化により思うような集客ができずに、1999年に閉館しましたが、その時の閉店セールの様子を描いたものです。

↓大勢の来店客を見込んで、通路の中央にも「商品空間」を設けることによって、すべての店は、「店員空間のない、接触・引き込み・回遊型店」となっています。

↓店員は接客や商品の整理や補充に追われ、「なわばり」を解除する店員のアクションを繰り返しています。

↓大勢の回遊客の姿は強力な「サクラパワー」を発揮して、館内全体の「なわばり」を解除しています。
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↓大量の「商品空間」からは「ひやかし安全信号」が発信されているために、客は気軽に商品を選んだり試したりすることができます。

↓大勢の来店客は、自らが「サクラパワー」を生み出して「なわばり」を解除するとともに、店員のアクションを全て「なわばり」解除のアクションに変えて、いっそう客が買いやすい雰囲気をつくり出します。

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↓閉店セール前の館内の様子
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↓閉店セール前の店員のアクションの様子
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全国各地の百貨店は、JRや地下鉄の主要駅の出入り口に直結していない店から順番に閉館を余儀なくされていきました。

決して百貨店という店が飽きられることによって、客が遠ざかったわけではありません。

わざわざ百貨店を目指してやって来る客が減少したのは、従来までは店などが存在しなかったJR駅や地下鉄駅の構内や改札口近辺に次々と新しい店が登場し、交通機関を利用する大勢の移動客を引きつけたことが原因なのです。

見知らぬ大勢の移動客が行き交う通路に面した店は、「なわばり」を解除する「サクラパワー」が生じやすい店であることから、移動客にとっては非常にひやかしやすく買いやすい店となったのです。

百貨店も、大勢の見知らぬ移動客を取り込める立地と構造無くしては、繁盛は不可能な時代となったのです。


(なお、イラストは2000年の拙著「超入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です)

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1.見知らぬ客を対象に、接客をしなかった「戸板一枚の店」

2.第一世代の店「商店街と百貨店」の登場と衰退

3.「接客しない店」が主流になった第二世代の店~第三世代の店

4.店内にだけ「道」を作った第三世代の店の行きづまり

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6.「道」を取り込んだコーヒーショップ「スターバックス」その1(2000年当時)

.「道」を取り込んだコーヒーショップ「スターバックス」その2(2000年当時)

8.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その1(2000年当時)

9.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その2(2000年当時)

10. セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その1(2000年当時)

11.セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その2(2000年当時)

12.惣菜の売り方と買い方を改革した「RF1」その1(2000年当時

13.惣菜の売り方と買い方を改革した「RF1」その2(2000年当時)

14.セルフサービス方式のファーストフード店「マクドナルド」その1(2000年当時)

15.セルフサービス方式のファーストフード店「マクドナルド」その2(2000年当時)

16.ガソリンとコーヒがセルフで買える店「GS&コーヒストア・エッソ&ドトールコーヒ」その1(2000年年当時)

17.ガソリンとコーヒがセルフで買える店「GS&コーヒストア・エッソ&ドトールコーヒ」その2(2000年当時)

18.回転する皿が、「三空間」の「なわばり」を解除した「回転寿司・築地本店」その1(2000年当時)

19.回転する皿が、「三空間」の「なわばり」を解除した「回転寿司・築地本店」その2(2000年当時)

20.三空間の「なわばり」を解除してフリース旋風を巻き起こした店「ユニクロ・UNIQLO」その1(2000年当時)

21.三空間の「なわばり」を解除してフリース旋風を巻き起こした店「ユニクロ・UNIQLO」その2(2000年当時)

22.大規模なセルフの化粧品店としてオープンした「セフォラ」その1(2000年当時)

23.大規模なセルフの化粧品店としてオープンした「セフォラ」その2(2000年当時)

24.自由に触って乗れる「トヨタシティショウケース」その1(2000年当時)

25.自由に触って乗れる「トヨタシティショウケース」その2(2000年当時)

26.解放された店内の回遊通路が表を行き交う通行客を引きつける店「モノコムサ」その1(2000年当時)

27.解放された店内の回遊通路が表を行き交う通行客を引きつける店「モノコムサ」その2(2000年当時)

28.「なわばり」を解除して、現在の書店を先取りしていた「町田市立中央図書館」その1(2000年当時)

29.「なわばり」を解除して、現在の書店を先取りしていた「町田市立中央図書館」その2(2000年当時)

30.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その1(2000年当時)

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2018年9月14日 (金)

24.閉店セールに大勢の客を引きつけた「新宿三越・南館」に欠けていたものとは?その1(2000年当時)

こんにちは。

下のイラストは、東京・新宿にあった「新宿三越百貨店・南館」の様子です。

この店は1991年にオープンし、百貨店競争の激化により思うような集客ができずに、1999年に閉館しました。

全国各地の商店街がシャッター商店街に陥っていったのも、百貨店が次々と閉館していったのもその要因は全く同じです。

すなわち、JRや地下鉄などの主要駅に直結した大勢の移動客が行き交う立地を持たない商店街や百貨店は、衰退を余儀なくされていったのです。

家族全員(子供を除く)が仕事に就き、何事にも時短が求められる時代となることによって、かつてのような休みの日に家族揃ってわざわざ商店街や百貨店を訪れるというライフスタイルはなくなってしまったのです。

この「新宿三越百貨店・南館」も、JR駅にも地下鉄駅にも直結していないために、開店後次第に客足が遠のき、その後はわざわざこの店を目指してやって来る客を集客することはできませんでした。

↓館内は、「店員空間のない、引き込み・回遊型店」と「店員空間のない、接触・引き込み・回遊型店」で構成されていました。

↓いずれも、「なわばり」を主張する店員のアクションが生じやすい店の構造です。


Img851_3

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↓じっと立って客を待つ店員のアクションや早すぎる接客を開始する店員のアクションは、「なわばり」を主張して客を遠ざけるアクションとなります。

↓館内を回遊する移動客が少ないために、「サクラパワー」が生じにくい「客空間」となっていました。

Img8491_2

接客中の店員のアクションと作業中の店員のアクションは、「なわばり」を解除して客を引きつけるアクションです。

しかし、館内を回遊する移動客が少ないこの店では、「なわばり」を解除して客を引きつける店員のアクションが生じにくいために、ますます客を遠ざけていったのです。

この店は、1999年7月に閉館を余儀なくされましたが、その際の「閉店セール」は大勢の客で賑わいました。

常に閉店セールのように客が来ることは望まないにしても、閉店セールで生じる「なわばり」を解除する店員のアクションや「サクラパワー」を生み出す客のアクションが繰り返されない限りは、大勢の客を引きつけることはできないのです。

「一に立地、二に立地、三四が無くて五に立地」と言われるるように、店は見知らぬ大勢の移動客なしには、生き続けて行くことができないモノなのです。

明日は、大勢の客で賑わったこの店の閉店セールの様子をご紹介いたします。

(なお、イラストは2000年の拙著「超入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です

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