カテゴリー「◆日経MJ」の2件の記事

2016年12月 2日 (金)

2.日経MJ「100均、ゴージャス、日常の主役」(11月28日)の記事を読んで。

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※原宿・竹下通りの100円ショップ

こんにちは。

11月28日・日経MJ(1面)が、

『100均ゴージャス日常の主役』」のタイトルで、

『品質・デザイン向上、広がる100円経済圏』
『食品メーカーも接近』
『インスタ映えヒット生む』
『大手4社成長続く、海外展開着実に』

の見出しをつけて、

100円ショップの人気が高まっていることを報じています。

それでは、いったいなぜ100円ショップを多くのお客様が、

これほどまでに受け入れてきたのでしょうか?

「百均であるから」と言われていますが、

それは的を射た答えとは言えません。

本当の要因は、

どの店よりも、「なわばり」が解除された店だから、

大勢の老若男女を引きつけているのです。

具体的には、

(1)「なわばり」が解除された構造の店であること。

①規模が小さい店の場合は、路面店とテナント店ともに、

「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」の構造。


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※規模が小さい100円ショップの路面店


②規模が大きい店の場合は、路面店とテナント店ともに、

「店員空間のある、引き込み・回遊型店」の構造。


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※規模が大きい100円ショップの路面店


(2)「なわばり」を解除した接客方法であること。

スーパーやコンビニなどと同じ「セルフサービス方式」の接客方法を採用した店。

お客様の注文を受けた後から接客を開始する「一見接客」なので、

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お客様の注文を受ける前から接客を開始する「常連接客」に比べて、

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接客を開始することによって、店員が「なわばり」を主張して、

お客様を遠ざけることはありません。

(3)廉価な100円均一の「商品空間」であること。

スーパーやコンビニや他のディスカウントストアに比べて、

原則的に、100円均一の価格で構成された「商品空間」は、

衝動的な買い物や、無駄な買い物など、

人目を気にすることのない散財をさせてくれることから

どの店よりも「なわばり」が解除されているのです。

(4)「最も安い店」に引きつけられる大勢の客の姿。

「最も安い店」に引きつけられる大勢の客の姿は、

「市の店」に引きつけられる大勢の客と同様に、

気軽で自由な雰囲気を醸し出して、

強力に「なわばり」を解除します。

以上のような理由から、

「百均」は、いつぶらりと立ち寄っても、

「なわばり」が解除された商品空間をいつまでも眺めることができ、

他店には、存在しない「市の風」にも吹かれることがができるのです。

そして、(1)~(4)のなわばり解除の内、

とりわけ(4)が、

「百均」の店が成長を続ける隠された本当の要因なのです…。


【関連記事】

1.日経MJ、「窮地三越伊勢丹3つの疑問」(11月25日)の記事を読んで。


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2016年11月29日 (火)

1.日経MJ、「窮地三越伊勢丹3つの疑問」(11月25日)の記事を読んで。

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※伊勢丹本店・正面玄関


こんにちは。

11月25日・日経MJが、

『経営統合から8年。百貨店最大大手の三越伊勢丹ホールディングスが

岐路を迎えている』と、報じています。(一面)

「人の動き」という観点からリアルショップを観察すると、

現在は、

駅ナカ・駅ソトを中心に、「移動空間」に登場してきた店に、

多くのお客様が引きつけられています。

つまり、わざわざ行く商業集積(店)から、

移動の途中に立ち寄る商業集積(店)に、

お客様は移動したのです。


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※新宿JR構内・ニュウマン


けれども、

「移動空間」に生まれた店がお客様を引きつける理由を、

「移動中にモノが買える便利な店だから」と考えると、

それは大きな間違いです。

それぞれの目的に向かって、大勢の通行客が行き交う交通の要衝には、

「匿名性」が守られた店員と客が交わすコミュニケーションが生まれ、

そのような場所には、

老若男女を元気にさせる「境界の風」が吹いています。

かつて、街道に立った「市」の日だけに限って吹いていた「風」が、

今は、毎日、「移動空間」を吹き渡って、

大勢のお客様を引きつけているのです。

ここ数年、

全国各地の百貨店が閉店を余儀なくされていますが、

閉店した百貨店をよく見ると、

「移動空間」にある商業集積の性質、

すなわち、

「なわばり」が解除された立地や店舗構造や接客方法を

持ち合わせていなかったことがわかります。

現在の立地や構造や接客を変えないままで、

わざわざ出かけて行きたくなるような百貨店に再生することは、

大変難しいことです。

かつて、「横の百貨店」と言われた

全国各地の商店街の再生が不可能であったのと同じように、

その手立ては、非常に困難なことなのです…。


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