カテゴリー「◆入りやすい店の秘密」の24件の記事

2016年6月29日 (水)

21.新宿駅構内で大安売りをする「造花売り場」が発信したメッセージとは?

こんにちは。

このシリーズでは、1993年当時(平成5年)に、大勢のお客様を引きつけて、話題となった店を紹介しています。

いずれの店も、店が店員の「なわばり」であることを理解して、できるだけ店員の「なわばり」を解除するために、現代人のタブーを破る様々なメッセージを発信していました。

さて今日は、1993年・平成5年当時(ちょうど日本のバブル経済が崩壊した時期)、東京の私鉄小田急線・新宿駅の改札口そばにつくられた造花を販売する「仮設店舗」が、連日大勢の客を引きつけた様子についてご説明します。

この「仮設店舗」(造花売り場)で販売している造花は、最近(1993年当時)の人気商品でも特に生活に必要な品物でもありませんでしたが、女性客を中心に大変多くの客を引きつけました。

その時のこの「仮設店舗」(造花売り場)が発信していたメッセージをご紹介したいと思います。

(以下のイラストは、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです。)


(1)「店員空間が広い接触型店」の構造と、お客様の注文を受けてから接客を開始する「一見接客」からは、「見知らぬ人歓迎のメッセージ」が発信されています。

※この店の広い「店員空間」は、柱の陰になっていますが、数人の女性店員が精算と包装作業を行っています。


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(2)「25本1000円」のPOPからは「浪費は美徳のメッセージ」が発信されています。

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(3)自由に見たり触れたりできる「商品空間」からは「返礼不要のメッセージ」が発信されています。

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(4)「造花がどれでも二十五本で千円よ!」「五十本なら二千円、一万円買ったら部屋中花だらけ!」などの、派手なシャツを着た店員の口上からは「もっともらしい理由のメッセージ」が発信されています。

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(5)二十五本の造花が選べる売り方からは「狩猟解禁のメッセージ」が発信されています。
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(以上のイラストは、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです)


以上のように、駅の改札口のそばにつくられたこの「仮設店舗」(造花売り場)は、現在、大勢の客を引きつけている典型的な「駅ソトショップ」です。

しかも、期間限定の「仮設店舗」であることが誰の目にも直ぐにわかることから、前々回(6月25日)にご紹介しました「東京・入谷の朝顔市」の店に似て、「今買わなければなくなってしまう!」という心理をいっそう高めるのです

この店は、短い期間でしたが、「なわばり」を解除するための様々なメッセージを発信して大勢の女性客を引きつけ、間もなくその姿を消していきました。

   ①見知らぬ人歓迎のメッセージ    ②浪費は美徳のメッセージ  
  ③返礼不要のメッセージ       ④狩猟解禁のメッセージ 
   ⑤もっともらしい理由のメッセージ  ⑥性をほのめかすメッセージ


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1.「見知らぬ人歓迎のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

2.「浪費は美徳のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

3.「返礼不要のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

4.「狩猟解禁のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

5.「もっともらしい理由のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

6.「性をほのめかすメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

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16.狩りの気分が盛り上がって鮮魚がどんどん売れた「ビック築地」が1993年当時に発信したメッセージとは?

17.男性も買い物をしたくなったディスカウント酒店が、1993年当時に発信したメッセージとは?

18.催眠商法と言われた売り方が、1993年当時に発信したメッセージとは?

19.東京・入谷の「朝顔市」が、1993年当時に発信したメッセージとは?

20.1993年当時、目の前で作る餃子が客を引きつけた「好餃子」が発信したメッセージとは?



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2016年6月27日 (月)

20.1993年当時、目の前で作る餃子が客を引きつけた「好餃子」が発信したメッセージとは?

こんにちは。

このシリーズでは、1993年当時(平成5年)に、大勢のお客様を引きつけて、話題となった店を紹介しています。

いずれの店も、店が店員の「なわばり」であることを理解して、できるだけ店員の「なわばり」を解除するために、現代人のタブーを破る様々なメッセージを発信していました。

さて今日は、1993年・平成5年当時、東京・新宿・小田急百貨店の食品売り場で、連日大勢の客が行列をつくっていた店「好餃子・ハオチャオズ」についてご説明します。

この店「好餃子・ハオチャオズ」は、「家庭の味を大切にした、最上級のフツーの味」にこだわり続けて、大手スーパーへの卸売りで業績を伸ばす中、1982年・昭和57年に小田急百貨店にテナント1号店を出店し、やがて行列ができるほどの人気店となりました。

1993年当時は、ちょうど日本のバブル経済が崩壊した時期でもありましたが、この店だけは、連日多くのお客様を引きつけていました。

その時の「好餃子・ハオチャオズ」が発信していたメッセージをご紹介したいと思います。

(以下のイラストは、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです。)


(1)この店の「店員空間が広い接触型店」の構造と、お客様の注文を受けてから接客を開始する「一見接客」からは、「見知らぬ人歓迎のメッセージ」が発信されています。

P158p159

Photo※「店員空間が広い、接触型店」



(2)目の前で調理される商品が発するにおいなどからは「狩猟解禁のメッセージ」が発信されています。
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(3)その場で手作りされている様子からは「もっともらしい理由のメッセージ」が発信されています。
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(4)大勢の店員によって、大量につくられていく商品からは「狩猟解禁のメッセージ」が、また買わなくても自由に眺めることができる構造からは「返礼不要のメッセージ」が発信されています。

P160_2



(5)大勢の客がつくる行列からは「見知らぬ人歓迎のメッセージ」や、「浪費は美徳のメッセージ 」や、「狩猟解禁のメッセージ」や、「もっともらしい理由のメッセージ」などが発信されています。

P161

(以上のイラストは、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです)


以上のように、店全体が厨房となっているこの店は、目の前で手作りした商品がそのまま購入できる店として、大勢のお客様を引きつけていましたが、この店の構造や販売方法や製造工程の様子から、「なわばり」を解除する様々なメッセージが発信されていました。

   ①見知らぬ人歓迎のメッセージ    ②浪費は美徳のメッセージ  
  ③返礼不要のメッセージ       ④狩猟解禁のメッセージ 
   ⑤もっともらしい理由のメッセージ  ⑥性をほのめかすメッセージ

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19.東京・入谷の「朝顔市」が、1993年当時に発信したメッセージとは?


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2016年6月25日 (土)

19.東京・入谷の「朝顔市」が、1993年当時に発信したメッセージとは?

こんにちは。

このシリーズでは、1993年当時(平成5年)に、大勢のお客様を引きつけて、話題となった店を紹介しています。

いずれの店も、店が店員の「なわばり」であることを理解して、できるだけ店員の「なわばり」を解除するために、現代人のタブーを破る様々なメッセージを発信していました。

さて今日は、間もなく開催される(7月6~8日)、東京の夏を呼ぶ市として有名な「入谷の朝顔市」についてご説明します。

1993年当時は、ちょうど日本のバブル経済が崩壊した時期でもありましたが、毎年開かれているこの市は、とりわけ多くのお客様で賑わいました。

はるか昔に、境界に生まれた「市」が、現在の「店」の起源だと考えられていますが、その「市」においても、駅ナカ・駅ソトショップ同様に「なわばり」を解除するために様々なメッセージが発進されていたことが想像されます。

それでは、1993年当時の「朝顔市」が発信していたメッセージをご紹介したいと思います。

(以下のイラストは、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです。)



(1)「店員空間が狭い接触型店」は典型的な「市の店」の構造で、「見知らぬ人歓迎のメッセージ」を発信しました。。

150151

(2)大勢の見知らぬ通行客がごった返す通路からは、「見知らぬ人歓迎のメッセージ」や「浪費は美徳のメッセージ」が発信されています。

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(3)何段にも積まれた商品の「朝顔」からは「狩猟解禁のメッセージ」が、また買わずにいくらでもひやかせることから「返礼不要のメッセージ」が発信されています。

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(4)売り手と買い手の、いったいどこからやって来た人だろうと思わせるような様々な格好からは「見知らぬ人歓迎のメッセージ」が、また若い男女からは「性をほのめかすメッセージ」が発信されています。

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(5)三日間ですべて無くなる商品くからは「浪費は美徳のメッセージ」が、また直ぐに片付けられてどこかに消え去ってゆく簡易な店のつくりからは、強力な「見知らぬ人歓迎のメッセージ」が発信されています。

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(6)縁起物の朝顔の値段はあってないようなものであるために、「浪費は美徳のメッセージ」が発信されています。

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(7)大声で呼びかける口上からは「もっともらしい理由のメッセージ」が、若い店員からは「性をほのめかすメッセージ」が発信されています。
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(8)よく売れている店からは、「見知らぬ人歓迎のメッセージ」、「返礼不要のメッセージ」、「浪費は美徳のメッセージ」、「もっともらしい理由のメッセージ」、「性をほのめかすメッセージ」、「狩猟解禁のメッセージ」が発信されています。

そのために、順番を待つ客の列が「サクラパワー現象」を引き起こして、次々と客を引きつけています。
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(9)なかなか売れてゆかない店の場合は、「なわばり」を主張する店員のアクションばかりが目立って、「なわばり」を解除する様々なメッセージの発信をさえぎっています。
158

(以上のイラストは、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです)


以上のことからもわかるように、遙か昔の「市の店」も、「なわばり」を解除して大勢のお客様を引きつけるために、その時代のタブーを破る様々なメッセージを発信していたことが想像されます。

  ①見知らぬ人歓迎のメッセージ    ②浪費は美徳のメッセージ  
  ③返礼不要のメッセージ       ④狩猟解禁のメッセージ 
   ⑤もっともらしい理由のメッセージ  ⑥性をほのめかすメッセージ

 


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14.触っても乗っても接客されないショールームが発信していたメッセージとは?

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2016年6月23日 (木)

18.催眠商法と言われた売り方が、1993年当時に発信したメッセージとは?

こんにちは。

このシリーズでは、1993年当時(平成5年)に、大勢のお客様を引きつけて、話題となった店を紹介しています。

いずれの店も、店が店員の「なわばり」であることを理解して、できるだけ店員の「なわばり」を解除するために、現代人のタブーを破る様々なメッセージを発信していました。

さて今日は、住宅街などに臨時店舗をつくり、誰でもが飛びつきそうな目玉商品やサービス品を使って人を集め、最後に高額の商品を説明して販売する「説明販売会」の店が発信していたメッセージについてご説明します。

(以下のイラストは、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです。)


(1)臨時店舗を演出するために様々なメッセージが発信された。

まず、近所にビラをまいたり、ハンドマイクで呼びかけたりして客を集めます。

最初に集まった十数人の客に「宣伝したい商品の見本をタダでさしあげますから、お友達を呼んできてください」とお願いします。

これを二~三度繰り返して、十分な人数が集まったところで、本格的な説明販売会をはじめ、高額な商品を販売するのが大体の方法です。

この臨時店舗が高い売り上げを上げる背景には、店員の「なわばり」を解除するための様々なメッセージが発信されていました。

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(2)集まった客に様々な商品を無料で配布する行為からは、「見知らぬ人歓迎のメッセージ」や「返礼不要のメッセージ」や「狩猟解禁のメッセージ」が発信されました。

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(3)若いハンサムな説明販売員からは「性をほのめかすメッセージ」が発信されています。
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(4)お手軽な分割販売方法の説明からは、「もっともらしい理由のメッセージ」が発信されていました。
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(5)様々なプレゼント商品を手渡しながら説明を繰り返して、いよいよ最後に、高額な商品の注文を受けとる場面からは、「浪費は美徳のメッセージ」が発信されています。

P149


(以上のイラストは、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです)


1993年当時はすでに活動を弱めていた「説明販売会」でしたが、それ以前には全国各地で盛んに行われていました。

そして、無料で商品を受け取った見返りとして、高額な商品を売りつけられたと訴える客も現れ、一部の業者は悪徳商法として取り締まられたこともありました。

しかし、このような「説明販売会」と、百貨店やショッピングセンターが大勢のお客様を引きつけて販売するために行う様々なメッセージの発信や、できるだけ「なわばり」を解除するための店づくりや接客方法とは、本質的にはなんら変わるものではありませんでした。

つまり、過去から現在に至るいかなる販売現場においても、「なわばり」を解除するために、現代人のタブーを破る様々なメッセージが発信されているのです。

 ①見知らぬ人歓迎のメッセージ    ②浪費は美徳のメッセージ  
 ③返礼不要のメッセージ          ④狩猟解禁のメッセージ 
 ⑤もっともらしい理由のメッセージ   ⑥性をほのめかすメッセージ


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4.「狩猟解禁のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

5.「もっともらしい理由のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

6.「性をほのめかすメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

7.いち早く銀座に進出した「洋服の青山」。1993年当時はこうやって売っていた!

8.安売り王・宮路社長が1993年当時に「城南電機」から発信していたメッセージとは?

9.コンビニも1993年当時は、現代人が逃げ込む心のオアシスだった

10.銀行のATMコーナーがお金のタブーを解き放った。1993年当時。

11.海外旅行をディスカウントセールした「HIS」が、1993年当時に発信していたメッセージとは?

12.露骨な金銭表示で客を誘惑したビックカメラが、1993年当時に発信していたメッセージとは?

13.女子高生が「万引きしやすい店」と感じた1993年当時の「マツモトキヨシ」が発信していたメッセージとは?

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15.1993年当時、化粧品を安売りした「河内屋」が発信したメッセージとは?

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2016年6月21日 (火)

17、男性も買い物をしたくなったディスカウント酒店が、1993年当時に発信したメッセージとは?

こんにちは。

このシリーズでは、1993年・平成5年(日本のバブル経済の崩壊)当時に、大勢のお客様を引きつけて、話題となった店を紹介しています。

いずれの店も、店が店員の「なわばり」であることを理解して、できるだけ店員の「なわばり」を解除するために、現代人のタブーを破る様々なメッセージを発信していました。

さて今日は、前回の「ビッグ築地」と同様に、当時、東京の都心から離れた武蔵野市の住宅街にあり、ディスカウント店としてはあまり規模が大きい店ではありませんが、1993年当時、連日大勢の客でにぎわった「かめや」という酒販店をご紹介します。

(以下のイラストは、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです。)


(1)「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」の構造からは「見知らぬ人歓迎のメッセージ」が発信されています。

当時、酒類ディスカウントストアとしては、宮城県の「やまや」(1982年に安売りを開始)、東京都の「河内屋酒販」(1986年本格的に安売りを開始)が有名でしたが、1993年当時は全国各地で酒の安売り店を見つけることができるようになりました。



P138p139

Photo※「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」

(2)この店のようにセルフサービス方式を採用した場合は、扱い商品に関係なく「見知らぬ人歓迎のメッセージ」が発信されます。

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(3)店内に大量に陳列された「商品空間」からは、「狩猟解禁のメッセージ」が、また店の外に山積みにされた「商品空間」からもよく売れていることを感じさせる「もっともらしい理由のメッセージ」が発信されています。

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(4)購入客でにぎわう店内からは「浪費は美徳のメッセージ」が発信されています。

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(5)すぐそばの倉庫から運搬してくる様子や、大幅にディスカウントされた値札からは「もっともらしい理由のメッセージ」が発信されています。

P141



(6)若い店員の接客からは「性をほのめかすメッセージ」が発信されています。

P142

(以上のイラストは、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです)

以上のように、この店「かめや」は、店の「なわばり」を解除して、お客様を引きつけるために多くのメッセージを発信していたのです。(1993年当時)

過去の酒販店に限らず、現在のリアルショップのどの店からも、「なわばり」を解除するための刺激的なメッセージが通行客に対して発信されているのです…。
  

   ①見知らぬ人歓迎のメッセージ    ②浪費は美徳のメッセージ  
  ③返礼不要のメッセージ       ④狩猟解禁のメッセージ 
   ⑤もっともらしい理由のメッセージ  ⑥性をほのめかすメッセージ

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7.いち早く銀座に進出した「洋服の青山」。1993年当時はこうやって売っていた!

8.安売り王・宮路社長が1993年当時に「城南電機」から発信していたメッセージとは?

9.コンビニも1993年当時は、現代人が逃げ込む心のオアシスだった

10.銀行のATMコーナーがお金のタブーを解き放った。1993年当時。

11.海外旅行をディスカウントセールした「HIS」が、1993年当時に発信していたメッセージとは?

12.露骨な金銭表示で客を誘惑したビックカメラが、1993年当時に発信していたメッセージとは?

13.女子高生が「万引きしやすい店」と感じた1993年当時の「マツモトキヨシ」が発信していたメッセージとは?

14.触っても乗っても接客されないショールームが発信していたメッセージとは?

15.1993年当時、化粧品を安売りした「河内屋」が発信したメッセージとは?

16.狩りの気分が盛り上がって鮮魚がどんどん売れた「ビック築地」が1993年当時に発信したメッセージとは?


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2016年6月19日 (日)

16、狩りの気分が盛り上がって鮮魚がどんどん売れた「ビック築地」が1993年当時に発信したメッセージとは?

こんにちは。

このシリーズでは、1993年当時(平成5年)に、大勢のお客様を引きつけて、話題となった店を紹介しています。

いずれの店も、店が店員の「なわばり」であることを理解して、できるだけ店員の「なわばり」を解除するために、現代人のタブーを破る様々なメッセージを発信していました。

 ①見知らぬ人歓迎のメッセージ    ②浪費は美徳のメッセージ  
 ③返礼不要のメッセージ          ④狩猟解禁のメッセージ 
 ⑤もっともらしい理由のメッセージ   ⑥性をほのめかすメッセージ

さて今日は、1993年(昭和62年)当時に、東京の都心から離れた住宅街の中(東京・豊島区)で、鮮魚や精肉や食品雑貨を大安売りして、大勢の客を集めていた店「ビッグ築地」が発信していたメッセージについてご紹介いたします。

(以下のイラストと文章は、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです。)


(1)大量販売が基本の売り方から「狩猟解禁のメッセージ」「浪費は美徳のメッセージ」が発信されています。

……この店は大量販売が基本で、さんまは10本単位、切り身は1パック7~8枚、かつお、さわらなどは一匹単位で売られているのですが、一般の客も大勢つめかけています。……

P120p121



(2)遠隔地からもたくさん集まる客の様子からは「見知らぬ人歓迎のメッセージ」が発信されています。

P120



(3)「店員空間のある、引き込み・回遊型店」の店舗構造とセルフサービス方式からは、「見知らぬ人歓迎のメッセージ」「返礼不要のメッセージ」が発信されています。


P121



(4)大幅にディスカウントされた値札からは「浪費は美徳のメッセージ」が発信されています。

P122



(6)マイクを通した店員の説明からは「もっともらしい理由のメッセージ」が発信されています。
P123




(7)大量に購入するプロの客からは「狩猟解禁のメッセージ」「浪費は美徳のメッセージ」が発信されています。

P124




(8)見知らぬ人でごった返す様子からは「見知らぬ人歓迎のメッセージ」「性をほのめかすメッセージ」が発信されています。

P125

(以上のイラストは、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです)

かつて家庭の台所に直結していた商店街の鮮魚店は、商店街の衰退と共にその地位をスーパーの鮮魚コーナーに譲っていきました。

それは、従来の小さな魚屋よりも、スーパーの鮮魚コーナーの方がずっと多くの「なわばり」を解除するメッセージを出していたからなのです。

ところが時代の変化と共に、スーパーの鮮魚売り場もその魅力を失っていきました。(1993年当時)

人件費削減などのために作業をする店員の姿がなくなったことや、きちんとパックされた商品ばかりが整然と並ぶ売り場や、あまりにも清潔な店内は、もはや「狩猟解禁のメッセージ」を出さなくなってしまったのです。

それに対して、「ビッグ築地」などの鮮魚専門店は、スーパーよりもはるかに魅力的な「狩猟解禁のメッセージ」出すことに成功したのです。

タブーを破る「六つのメッセージ」が、店の「なわばり」を解除するために発信されていることは、もはや申し上げるまでもありません。


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2.「浪費は美徳のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

3.「返礼不要のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

4.「狩猟解禁のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

5.「もっともらしい理由のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

6.「性をほのめかすメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

7.いち早く銀座に進出した「洋服の青山」。1993年当時はこうやって売っていた!

8.安売り王・宮路社長が1993年当時に「城南電機」から発信していたメッセージとは?

9.コンビニも1993年当時は、現代人が逃げ込む心のオアシスだった

10.銀行のATMコーナーがお金のタブーを解き放った。1993年当時。

11.海外旅行をディスカウントセールした「HIS」が、1993年当時に発信していたメッセージとは?

12.露骨な金銭表示で客を誘惑したビックカメラが、1993年当時に発信していたメッセージとは?

13.女子高生が「万引きしやすい店」と感じた1993年当時の「マツモトキヨシ」が発信していたメッセージとは?

14.触っても乗っても接客されないショールームが発信していたメッセージとは?

15.1993年当時、化粧品を安売りした「河内屋」が発信したメッセージとは?


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2016年6月17日 (金)

15、1993年当時、化粧品を安売りした「河内屋」が発信したメッセージとは?

こんにちは。

このシリーズでは、リアルショップが発信している「六つのメッセージ」という観点から、20数年前の様々なリアルショップを紹介しています。

   ①見知らぬ人歓迎のメッセージ    ②浪費は美徳のメッセージ  
  ③返礼不要のメッセージ       ④狩猟解禁のメッセージ 
   ⑤もっともらしい理由のメッセージ  ⑥性をほのめかすメッセージ

これら六つのメッセージは、リアルショップ(店)の「なわばり」を解除して、お客様を引きつけるために発信されているのです。

さて今日は、1993年(平成5年)に、大手化粧品メーカー七社の製品(口紅、ファンデーションなど主力商品約五千品目)を25~30パーセント引きで販売し、たちまち大きな話題と人気を集めた「河内屋メイク」(東京・江戸川)が発信していたメッセージについてご説明します。

(以下のイラストと文章は、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです。)



(1)セルフサービス方式の売り方が「見知らぬ人歓迎のメッセージ」を発信しています。

…この店はオープン一か月後、化粧品メーカーの系列販売会社数社が、安売りに反発し、取引停止や出荷制限や派遣店員の引き揚げに踏み切りました。

それに対してこの店(河内屋)側は、メーカーの系列販売会社を独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会に訴えました。……

P108p109



(2)誰でもが気軽に回遊できる「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」の構造からは「見知らぬ人歓迎のメッセージ」が、また見るだけで買わずに帰れることからは「返礼不要のメッセージ」が発信されています。

P108

(3)店全体に、大量に陳列された「商品空間」からは「狩猟解禁のメッセージ」が、また自由に手に取って選べる「商品空間」からは「返礼不要ののメッセージ」が発信されています。

P109





(4)普段は高いメーカー品が気軽に試用できる「お試しコーナー」からは、「返礼不要のメッセージ」が発信されています。

P110



(5)25%引きの大型POPポスターからは、「もっともらしい理由のメッセージ」と「浪費は美徳のメッセージ」が発信されています。

P111



(6)「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」の構造と売り方からは、「見知らぬ人歓迎のメッセージ」をはじめ、「狩猟解禁のメッセージ」や「浪費は美徳のメッセージ」や「返礼不要のメッセージ」が発信されています。

P112_2


(以上のイラストは、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです)


今から二十数年前・1993年当時、この店の主張が認められることになると、これまでメーカー希望小売価格での販売が一般的であった化粧品の価格体系が、一気に崩れる可能性があるとして、大きな騒ぎに発展しました。

この店が、オープンと同時に、非常にたくさんの女性客を引きつけた要因は、従来までは、定価販売が常識であった化粧品が、大幅にディスカウントされて販売されたことに違いありません。

しかし、それ以外にも、この店が「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」の構造のために、店内の「商品空間」だけではなく、人通りの多い路面に面した接触部分にも山積みにされた「商品空間」があったことや、お客様が注文をした後から接客を開始する「一見接客」(セルフサービス方式)を行ったことも大きな要因になっていたのです。

Photo※「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」

つまり、大幅ディスカウントからは、「浪費は美徳のメッセージ」が、その他の要因からは「見知らぬ人歓迎のメッセージ」や「返礼不要のメッセージ」や「もっともらしい理由のメッセージ」や「狩猟解禁のメッセージ」などが発信されることによって、店の「なわばり」が強力に解除され、多くの女性客を引きつけたのです。



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【関連記事】

1.「見知らぬ人歓迎のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

2.「浪費は美徳のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

3.「返礼不要のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

4.「狩猟解禁のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

5.「もっともらしい理由のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

6.「性をほのめかすメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

7.いち早く銀座に進出した「洋服の青山」。1993年当時はこうやって売っていた!

8.安売り王・宮路社長が1993年当時に「城南電機」から発信していたメッセージとは?

9.コンビニも1993年当時は、現代人が逃げ込む心のオアシスだった

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2016年6月15日 (水)

14.触っても乗っても接客されないショールームが発信していたメッセージとは?

こんにちは。

このシリーズでは、リアルショップが発信している「六つのメッセージ」という観点から、20数年前の様々なリアルショップを紹介しています。

  ①見知らぬ人歓迎のメッセージ    ②浪費は美徳のメッセージ  
  ③返礼不要のメッセージ       ④狩猟解禁のメッセージ 
   ⑤もっともらしい理由のメッセージ  ⑥性をほのめかすメッセージ

これら六つのメッセージは、リアルショップ(店)の「なわばり」を解除して、お客様を引きつけるために発信されているのです。

さて今日は、大阪・梅田のOSビルで1993年~2003年まで営業を続けたトヨタのショールーム「アムラックス大阪」が、1993年オープン当初に発信していたメッセージについてご紹介いたします。

なお、「アムラックス大阪」よりも規模の大きい「アムラックス東京」(東京・池袋)は、トヨタの全車種を一度に見られるショールームとして、大勢のお客様を引きつけ、1990年~2013年まで営業し、その役割を終了しました。

(以下のイラストと文章は、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです。)


(1)自由に自動車に触ることができるおしゃれなショールーム全体は、「見知らぬ人歓迎のメッセージ」や「返礼不要のメッセージ」を発信。

……「アムラックス大阪」は東京より規模は小さいものの、それぞれ全くイメージの違う三フロアからなり、約三十台の自動車を自由に体感できるようになっています。(1993年当時)……

P92p93



(2)このフロアは、イタリヤの街角そっくりにつくられており、「もっともらしい理由のメッセージ」を発信。
P94



(3)次々と自由に触れたり乗れたりするフロアからは、「狩猟解禁のメッセージ」や、「浪費は美徳のメッセージ」が発信された。

P95




(3)新車と中古車の情報を自由に収集できるパソコンコーナーからは、「返礼不要のメッセージ」や「浪費は美徳のメッセージ」を発信。

P96




(4)若い女性スタッフの丁寧な説明からは、「返礼不要のメッセージ」や「性をほのめかすメッセージ」がかもし出されていた。
P97

(以上のイラストと文章は、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです。)

かつては、新車は自動車のセールスマンから買うのが常識でした。

当時は他の商品と違って、店であれこれ比べて買うことはできなかったからです。

大抵の客は、家にやって来たセールスマンに半ば押し切られるようにして新車を購入するしか方法がなかったのです。

やがて、異常だった日本のバブル経済は深刻なセールスマン不足をつくりだし、各自動車販売会社も、自動車を店で売ることを真剣に検討するようになっていきました。

「アムラックス大阪」も「アムラックス東京」も、こうした背景のもとに誕生したのです。

そして、ショールーム全体の「なわばり」を解除して、少しでも大勢のお客様を引きつけるために、「六つのメッセージ」が発信されていたのです。

そして、このような「なわばり」が解除された店の登場を経て、ようやくお客様は、他の商品と同じように、見たり触れたり乗り比べたりして、自動車を購入することができるようになったのです。


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8.安売り王・宮路社長が1993年当時に「城南電機」から発信していたメッセージとは?

9.コンビニも1993年当時は、現代人が逃げ込む心のオアシスだった

10.銀行のATMコーナーがお金のタブーを解き放った。1993年当時。

11.海外旅行をディスカウントセールした「HIS」が、1993年当時に発信していたメッセージとは?

12.露骨な金銭表示で客を誘惑したビックカメラが、1993年当時に発信していたメッセージとは?

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2016年6月14日 (火)

16.「全体注意」と「注意不明」の店員の動きが、お客様に与えるイメージとは?

こんにちは。

このシリーズでは、リアルショップでお客様が出会う様々な店員を紹介しています。

ネットショップが普及する一方で、リアルショップの中には、お客様の質問や相談に対してわかりやすく案内したり説明したりする店員の能力が、従来に増して求められるようになった店もあります。

そのようなリアルショップでは、店員の案内や説明の仕方次第によって、お客様が購入を決定するかしないかが、従来よりもはっきりと左右されるようになったからです。

今、リアルショップを回遊するお客様は、店員が想像する以上にネットから多くの商品情報を収集しています。

それだけに、リアルショップの店員の案内や説明の仕方は、商品知識以上に大きなポイントを占めているのです。

さて今日は、大まかな案内や説明をするのが大変うまいにもかかわらず、詳細について詳しく案内したり説明したりすることは、非常にへたな店員をご紹介します。

その店員は、「全体注意の動き」と「注意不明の動き」の二つの動きを持つ店員です。

16
※明るくて大らかだが、細かい説明になると、全くわかりにくくなる店員です。


■大まかな案内や説明は非常にわかりやすいが、細かな案内や説明はさっぱりわかりにくい「全体注意&注意不明」タイプの店員

「全体注意&注意不明」タイプの店員は、大まかな案内や説明に適した「全体注意の動き」と、細かい部分の案内や説明には適さない「注意不明の動き」の二つの動きを行うために、詳しく知りたいお客様に対しては大きな不満を与えてしまうのが特徴です。

(1)「全体注意の動き」は、手や腕や身体を、内側から外側に大きく開く動き(しぐさ=身振り手振り)なので、広く全体に注意を払ったり、大勢の人の注意を引きつけるのに適しています。

そして、この動き(しぐさ=身振り手振り)だけからは、大抵のお客様は、「わかりやすい店員」、「華やかな店員」、「大まかな店員」などのイメージを持ちます。

(2)「注意不明の動き」は、手や指を使って、自分が向いている方向(内側)をあいまいに指し示す動き(しぐさ=身振り手振り)なので、ものごとをはっきりさせない場合に適した動きです。

そして、この動き(しぐさ=身振り手振り)だけからは、大抵のお客様は、「優柔不断な店員」、「はっきりしない店員」、「迷いやすい店員」などのイメージを持ちます。

さて、この(1)と(2)を同時に行う「全体注意&注意不明」タイプの店員は、お客様から声がかかるや否や、大まかに指し示す「案内アクション」を伴って、大まかに案内したり説明したりします。

しかし同時に、はっきりと指し示さない「案内アクション」を伴って、なかなかはっきりとした案内や説明を行わないために、お客様は、全体的な話はよくわかるが、細かい部分的な話についてはさっぱりわからないと感じてしまいます。

02

※遠くをわかりやすく指し示す「案内アクション」(全体注意の動き)

04

※近くをはっきりと指し示さない「案内アクション」(注意不明の動き)

したがって、お客様は、店員が行う一連の動きから、

「全体的なことはわかりやすいが、部分的なことはわかりにくい店員」
「大まかに説明するのはいまいが、細かく説明するのはへたな店員」
「抽象的な案内や説明はわかりやすいが、具体的な案内や説明は不可解になる店員」

以上のようなイメージを抱きます。

そして同時に、「全体注意の動き」を使った「案内アクション」は、お客様の立場を「上手・うわて」にして、店員の立場を「下手・したて」にしますが、一方の「注意不明の動き」を使った「案内アクション」の場合は立場を反対にしてしまいます。

したがって、この「全体注意&注意不明」タイプの店員は、リアルショップの接客だけでなく、あらゆる接客の現場においても、同じような失敗を招きがちになります。

接客においては、「お辞儀アクション」と「うなずきアクション」に加えて、わかりやすい「案内アクション」が非常に大切です。

このタイプの店員さんは、せっかく大まかな案内や説明がわかりやすい「案内アクション」を得意としたタイプだからこそ、ぜひとも細かい部分に関する案内や説明がわかりやすい「案内アクション」をもあわせて習得してください。


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2016年6月13日 (月)

13.女子高生が「万引きしやすい店」と感じた1993年当時の「マツモトキヨシ」が発信していたメッセージとは?

こんにちは。

このシリーズでは、リアルショップが発信している「六つのメッセージ」という観点から、20数年前の様々なリアルショップを紹介しています。

  ①見知らぬ人歓迎のメッセージ    ②浪費は美徳のメッセージ  
  ③返礼不要のメッセージ       ④狩猟解禁のメッセージ 
   ⑤もっともらしい理由のメッセージ  ⑥性をほのめかすメッセージ

これら六つのメッセージは、リアルショップ(店)の「なわばり」を解除して、お客様を引きつけるために発信されているのです。

さて今日は、1987年(昭和62年)に、都市型ドラッグストアの先駆けとしてオープンした「上野アメ横店」の成功をきっかけに急成長し、現在では全国各地で人気の店となっているドラッグストア「マツモトキヨシ」が、1993年当時に発信していたメッセージについてご説明します。

(以下のイラストと文章は、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです。)


(1)店の構造とセルフサービス方式の売り方が「見知らぬ人歓迎のメッセージ」を発信していた

……この店は薬やヘアケア用品や雑貨などの安売りで有名な「マツモトキヨシ」の池袋店です。(1993年当時)

駅前の舗道に面し、横断歩道の真向かいにある店で、いつも大勢の客でにぎわっています。

構造は「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」です。……

P80_4



(2)商品で溢れた「商品空間」は、自由に手に取って選べるために、「返礼不要のメッセージ」や「狩猟解禁のメッセージ」を発信していた。

P81

 

(3)大幅な割り引きを訴求するプライスカードや吊ビラが「もっともらしい理由のメッセージ」や「浪費は美徳のメッセージ」を発信。

P82




(4)女子中高生や若い男女で混雑する店内の様子からは「性をほのめかすメッセージ」が、またセルフのレジカウンターからは「見知らぬ人歓迎のメッセージ」が発信されていた。

P83


(以上のイラストは、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです)


スーパーやコンビニの店はセルフサービス方式を採用した店ですが、店の構造はいずれも「店員空間のある、引き込み・回遊型店」で、店頭は自動ドアなどで閉じられているのが一般的です。

Photo

それに対して、この店「マツモトキヨシ」池袋店は、1993年当時でも珍しかった、「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」の構造をしたセルフサービス方式の店でした。

Photo_2

つまり、セルフサービス方式であるにもかかわらず、人通りの多い路面に面した接触部分にも山積みにした「商品空間」を設け、店内の通路上にも所狭しと商品が溢れていました。

以上のようなこの店の構造と、セルフサービス方式と、大幅に割り引きされた若者向け人気商品の大量陳列から、「六つのメッセージ」が発信されることによって、当時の女子中高生や修学旅行生に人気の店となると共に、「万引きしやすい店」というイメージをも生み出されていたのです。



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7.いち早く銀座に進出した「洋服の青山」。1993年当時はこうやって売っていた!

8.安売り王・宮路社長が1993年当時に「城南電機」から発信していたメッセージとは?

9.コンビニも1993年当時は、現代人が逃げ込む心のオアシスだった

10.銀行のATMコーナーがお金のタブーを解き放った。1993年当時。

11.海外旅行をディスカウントセールした「HIS」が、1993年当時に発信していたメッセージとは?

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