カテゴリー「◆リアルショップあるある」の74件の記事

2016年2月25日 (木)

73.商品を見張っていると、万引きと客を遠ざけることができる

こんにちは。

今日は、「リアルショップあるあるシリーズ(73)」の、

「万引きを防止するために見張っていると、万引きは防止できるが、お客様も遠ざけてしまう」という話です。

73

※店員が万引きを防ぐために見張る行為は、お客様を遠ざけやすい「なわばり」主張のアクションとなる。


一昨日の「万引きが生じやすい店」と「生じにくい店」に続いてのお話です。

店にとって万引きは大変大きな損失です。

そのために、店員は常に目を光らせて商品を見張っていなければいけません。

したがって、店員の死角になりやすい店頭や店内の奥の方にある商品は、店員が絶えず見張っていることが必要になります。

ところが、店員が一生懸命見張ることによって、確かに万引きは防止することができますが、同時に多くのお客様までを遠ざけてしまう結果に陥りやすいのです。

それではいったいなぜ、店員が万引き防止のために見張っていると、万引きをしないお客様まで遠ざけてしまうのでしょうか?

それは、店は店員の「なわばり」だからです。

店が店員の「なわばり」であるために、お客様は店員の「なわばり」の中にはいって買い物をすることになります。

そのために、店員が「なわばり」を主張する店からはお客様が遠ざかり、店員が「なわばり」を解除する店にはお客様が引きつけられます。

したがって、店員が万引き防止のために店内全体を見張ることは、すなわち「なわばり」を主張する店員のアクションとなってしまうために、万引きなどを全くする気がないお客様までも、遠ざけてしまうことになるのです。

かつて、まだまだ十分な万引き防止装置が開発されていなかった時代は、万引きを見張ると、万引きを全くする気がないお客様までも遠ざけてしまったために、リアルショップにとっては、万引き対策は大変大きな問題となっていました。

近年では、高度な万引き防止装置が設置やスマホなどの普及により、万引きの確率が高い未成年者の行動全体が大きく変化していることなどに伴って、万引きは年々減少傾向をたどっています。その件につきましては、後日、改めてご報告したいと思います。

今回は、店は店員の「なわばり」であるために、店員が万引きを見張るという行為が、万引きを全くする気のないお客様までも遠ざけてしまうというお話でした。

(この「リアルショップあるある」シリーズの毎回のタイトルは、1995年に単行本、2004年に文庫本、2013年にブログで、「良い店悪い店の法則」として紹介したものです。それを、現在の捉え方でご報告しなおしています。)


【関連記事1】

1.店は万引きをつくりだして万引きに悩む

2.売れる店の店員は感じが良く、売れない店の店員は感じが悪い

3.店員のスペースが広い店ほど客の居心地が良い

4.改装しなければ客は増えないが、改装したら元の客もいなくなる

5.有名な建築家ほど売れない店をつくりやすい

6.多くの売れない店が一部の売れる店をつくる

7.店主は売れるか売れないかには関係なく、自分の好きな店をつくる

8.新しくて人気のある商品を売る店ほど、接客と店の古さに気づけない。

9.道に面した店が売れるのではない、道を取り込んだ店が売れる



この星座の場所を、
応援クリック
お願いいたします。


人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年2月23日 (火)

72.店は万引きをつくりだして万引きに悩む

こんにちは。

今日は、「リアルショップあるあるシリーズ(72)」の、

「店は、万引きをできるだけ防ごうと懸命になるが、万引きを生み出しているのは自分自身である」という話です。

72

※セルフ販売方式の店が万引きを誘発させてきたが、近年、万引きは減少している。

未成年者や高齢者の万引き問題をTV番組などで見かけるたびに、万引きは年々増加の一途をたどっているように思えますが、実際には、万引きは減少傾向にあります。

その背景にある様々な要因に関しては他に譲るとして、今回は万引きを生み出しやすい店と万引きを生み出しにくい店の存在についてお話します。

まず、万引きを生み出しにくい店は、かつての商店街の店です。

一方、万引きを生み出しやすい店は、スーパーやコンビニなどの店です。

それではいったいなぜ、商店街の店は万引きを生み出しにくく、スーパーやコンビニなどの店は万引きを生み出しやすいのでしょうか?

それは、店は店員の「なわばり」だからです。

店が店員の「なわばり」であるために、お客様は店員の「なわばり」にはいって買い物をすることになります。

そこで、店員が「なわばり」を主張する店は、お客様を遠ざけやすい店となるために、その分、万引きを生み出しにくい店になります。

反対に、「なわばり」を解除する店は、お客様を引きつけやすい店となるために、万引きを生み出しやすい店になるのです。

このように考えると、
「なわばり」を主張して、万引きを生み出しにくい店とは、
お客様から注文を受ける前から接客を開始する「常連接客」を行う店で、
店舗構造は、
店員空間が狭い接触型店」、
店員空間が狭い引き込み型店」、
店員空間がない、引き込み・回遊型店」、
店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店
となります。

一方、「なわばり」を解除して、万引きを生み出しやすい店とは、
お客様から注文を受けた後から接客を開始する「一見接客」を行う店で、
店舗構造は、
店員空間がある、引き込み・回遊型店」、
店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店
となります。

以上のように、店舗構造と接客方法によって、万引きがしやすい店と、万引きがしにくい店が生まれてくるのです。

従って、万引きに悩む店は、実は、万引きが生じやすい店の構造と接客方法を採用したために、そのような結果を招いてしまったということができるのです。

(この「リアルショップあるある」シリーズの毎回のタイトルは、1995年に単行本、2004年に文庫本、2013年にブログで、「良い店悪い店の法則」として紹介したものです。それを、現在の捉え方でご報告しなおしています。)

この星座の場所を、
応援クリック
お願いいたします。


人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年2月21日 (日)

71.成功物語は語られるが、失敗物語は誰も語らない

こんにちは。

今日は、「リアルショップあるあるシリーズ(70)」の、

「なぜ、成功物語は多くの人が聞きたがるのに、失敗物語は大抵の人が聞きたがらないのか?」という話です。

71

※成功者の講演会には多くの聴衆が集まるが、失敗を分析しようという講演会にはなかなか聴衆が集まらない。


書店のビジネス書のコーナーには、「私はこうして成功した」という成功物語の本は山積みされていますが、「私はなぜ失敗したか」という失敗物語の本はほとんど見かけません。

経営コンサルタントや専門家たちも、できるだけ失敗者の話は語らないで、成功者の話ばかりを語りたがります。

それは、経営者や経営者を目指す人たちが、成功者の話は好んで聞きたがりますが、失敗者の話はほとんど聞きたがらないからです。

TVのバラエティー番組としての「しくじり先生」が視聴者に受ける時代とはいえ、実際には、失敗者が書いたビジネス書はあまり売れず、失敗者の講演会などには人はほとんど集まりません。

それではいったいなぜ、成功物語は多くの経営者が聞きたがるが、失敗物語は多くの経営者が聞きたがらないのでしょうか?

それは、ほとんどの経営者たちが、「コスト最小」の生き方に強い影響を受けているからなのです。

大きな成功を目指す経営者たちにとっては、、反面教師として、失敗事例を聞いたり学んだりすることは、成功の確率を高めるために大いに役立つはずです。

ところが、他人の失敗事例に接して、自分たちにも予想される様々な問題を一つ一つ解決しながら、着実に成功への道を進もうとすることは、非常に強い意志や情熱を必要とするため、大変なエネルギーを消耗してしまいます。

そのため、多くの経営者たちは、事業の実行を遅らせて、様々な問題点を解決するために努力するよりも、少々不確かであっても、自分が信じた道を思い切って突き進むことの方が、幸運に恵まれた大きな成功がつかめるのではないかと思ってしまうのです。

実際に、大きな成功を収めた多くの経営者たちが、過去に数多くの失敗を繰り返したことについて反省を込めながら語っていますが、これから成功を目指す多くの経営者たちは、どうしても成功物語の部分にばかり目を奪われてしまうのです。

そして、その結果、成功者よりも失敗者の方が圧倒的に多くなってしまうのですが、それは、成功するための「努力」にはやはり想像を絶する「コスト」がかかるからなのです。

(この「リアルショップあるある」シリーズの毎回のタイトルは、1995年に単行本、2004年に文庫本、2013年にブログで、「良い店悪い店の法則」として紹介したものです。それを、現在の捉え方でご報告しなおしています。)


【関連記事1】

1.売れる店の店員は感じが良く、売れない店の店員は感じが悪い

2.店員のスペースが広い店ほど客の居心地が良い

3.改装しなければ客は増えないが、改装したら元の客もいなくなる

4.有名な建築家ほど売れない店をつくりやすい

5.多くの売れない店が一部の売れる店をつくる

6.店主は売れるか売れないかには関係なく、自分の好きな店をつくる

7.新しくて人気のある商品を売る店ほど、接客と店の古さに気づけない。

8.道に面した店が売れるのではない、道を取り込んだ店が売れる

9.どんなに大きな店も初めは小さな店だったが、小さな店がすべて大きな店になるわけではない

10.商売に破たんした店主のとる道は二つある、店をたたむか安売り屋になることである


この星座の場所を、
応援クリック
お願いいたします。


人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年2月19日 (金)

70.商売に破たんした店主のとる道は二つある、店をたたむか安売り屋になることである

こんにちは。

今日は、「リアルショップあるあるシリーズ(70)」の、

「商売に破たんした大部分の店主は、商売を諦めてそのまま店をたたむが、一部の店主は、安売り店になって商売を続ける」という話です。

70
※店員の姿が全く見えないディスカウント店は、店員の経費がカットされている分「安い!」と
お客様は感じやすい。



ディスカウントショップや百均の店が普及してくる頃よりまだ前の時代の話です。

現在と同様に、かつての店も、様々な要因で、「売れない店」になることを余儀なくされていきました。

交通インフラの整備によって大勢の人が通るルートから外れてしまったり、突如周辺に競合店が多数出店して来てお客様を奪われたり、天候異変が続いてたくさん仕入れた商品が全く売れなかったり等々の理由で、商売が立ち行かなくなることは決して珍しくありませんでした。

すると、店主は、何とかして窮地を挽回しようとして、金融関係会社に相談したり、仕入れ先に掛け合ったりして奔走しますが、いよいよにっちもさっちもいかなくなると、ついに店をたたむことになります。

その時、大部分の店主は「在庫一掃閉店セール」等を開催して、その時だけ買いに来る大勢のお客様に惜しまれながら、店をたたんでしまうのが普通でした。

しかし、その中のごく一部の店主が、その店のまま、安売専門店になっていく場合があったのです。

それでは、いったいなぜ、破たんした店主の全員が店をたたんでいかずに、安売り専門店として店を継続していく店主が出現してくるのでしょうか?

それは、すべての店主が、「コスト最小」の生き方に強い影響を受けているからなのです。

破綻をした店の店主は、誰もがもう一度店を盛り返したいと思いますが、改めて商売を始めるためには、あまりにも多くのエネルギーやお金を必要とするために、大抵の人が諦めてしまいます。

しかし、たまたま立地条件を満たしていた店の店主の中には、「半額」や「7割引き」や「オール100円」等の特別価格の商品が飛ぶように売れていったり、かつて見たことがないほど多くのお客様が喜ぶ光景に接したりすることによって、従来までとは違った商売の仕方を思いつく人が生まれてきました。

何といっても、生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされた店主は、同業者の目を無視した特別価格や、従来までのサービスを全て省いた販売方法など、普段なら決してやらない様々な方法を思い切って実行することができたのです。

つまり、安売り専門店は、破たんした店主が切羽詰まった状況から脱出するための一つの方法として登場してきたものだったのです。

したがって、店の再建を諦める店主も、安売り専門店を続ける店主も、共に「コスト最小」を目指した行動から生まれてくると言えるのです。

(この「リアルショップあるある」シリーズの毎回のタイトルは、1995年に単行本、2004年に文庫本、2013年にブログで、「良い店悪い店の法則」として紹介したものです。それを、現在の捉え方でご報告しなおしています。)



【関連記事1】

1.売れる店の店員は感じが良く、売れない店の店員は感じが悪い

2.店員のスペースが広い店ほど客の居心地が良い

3.改装しなければ客は増えないが、改装したら元の客もいなくなる

4.有名な建築家ほど売れない店をつくりやすい

5.多くの売れない店が一部の売れる店をつくる

6.店主は売れるか売れないかには関係なく、自分の好きな店をつくる

7.新しくて人気のある商品を売る店ほど、接客と店の古さに気づけない。

8.道に面した店が売れるのではない、道を取り込んだ店が売れる

9.どんなに大きな店も初めは小さな店だったが、小さな店がすべて大きな店になるわけではない


この星座の場所を、
応援クリック
お願いいたします。


人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年2月17日 (水)

69.どんなに大きな店も初めは小さな店だったが、小さな店がすべて大きな店になるわけではない

こんにちは。

今日は、「リアルショップあるあるシリーズ(69)」の、

「どんなに大きな店も初めは小さな店だったが、小さな店がすべて大きな店になるわけではない」という話です。

69

※店をどんどん発展させていく店主も、小さい店のままで続けていく店主も、共に目指しているものは同じである。


世の中には、大きな店もあれば小さな店もあります。

それは、店をどんどん大きくしていきたいと思う店主と、小さい店を長く続けていきたいと思う店主が存在しているからです。

一見、店主ならば誰でもが自分の店を少しずつ大きくしていき、やがては全国にたくさんの店を持つような店主を目指しているように思えますが、実際は決してそうではありません。

それではいったいなぜ、すべての店主は、大きな店をたくさん持つことを目指してはいなのでしょうか?

それは、すべての店主は、「コスト最小」の生き方に強い影響を受けているからなのです。

全国に小さな店がたくさん存在している理由は、大きな店になることを目指して頑張っているか、大きな店になることを目指しながらも、競争に負けて、小さな店のままであることを余儀なくされているかのように感じますが、実際のところは決してそうではなく、ほとんどの店主が大きな店になることを目指してはいないからなのです。

自分一人だけで小さな店を好きなように続けていきたい店主もいれば、信用のおける少しだけの従業員を採用して、小さいながらもきめ細かなサービスを提供していく店を目指す店主もいます。

また、どんどんと従業員と店を増やしていき、全国にたくさんの大きな店を持ちたいと願う店主もいます。

いずれの店主も、自分の置かれた状況の中で、自分の能力に応じた目標に向かって生きていくことが一番「コスト最小」の生き方なのです。

大きな店をたくさん持ちたいと願って突き進む店主の中から、激しい競争に勝ち残った店主が、現在の大きな店の店主なのです。

すべての店主が、それぞれ自分の望む生き方を必ずしも実現できるわけではありませんが、すべての店主はそれぞれが、「コスト最小」の生き方に強い影響を受けているのです。

従って、どんなに大きな店も初めは小さな店からスタートしますが、小さな店がすべて大きな店になるわけではないのです。

(この「リアルショップあるある」シリーズの毎回のタイトルは、1995年に単行本、2004年に文庫本、2013年にブログで、「良い店悪い店の法則」として紹介したものです。それを、現在の捉え方でご報告しなおしています。)



【関連記事1】

1.売れる店の店員は感じが良く、売れない店の店員は感じが悪い

2.店員のスペースが広い店ほど客の居心地が良い

3.改装しなければ客は増えないが、改装したら元の客もいなくなる

4.有名な建築家ほど売れない店をつくりやすい

5.多くの売れない店が一部の売れる店をつくる

6.店主は売れるか売れないかには関係なく、自分の好きな店をつくる

7.新しくて人気のある商品を売る店ほど、接客と店の古さに気づけない。

8.道に面した店が売れるのではない、道を取り込んだ店が売れる


この星座の場所を、
応援クリック
お願いいたします。


人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年2月15日 (月)

68.道に面した店が売れるのではない、道を取り込んだ店が売れる

こんにちは。

今日は、「リアルショップあるあるシリーズ(68)」の、

「店は道に面していなければいけないが、なおかつ、道を店内に取り込んだ店が売れる」という話です。





68
※主要通路に面している店でも、店内に道が引き込まれてない店には、お客様は気軽には入っていけない。


屋内の場合は主要通路に面した店、屋外の場合は人通りの多い道路に面した店、つまり立地の良い場所にあることが、売れる店になるための絶対条件です。

全国各地の商店街が消滅していった最大の要因は、商店街を行き交う人が大幅に減少してしまったことです。

百貨店やSCなどの中でも、主要通路に面していない店は苦戦を強いられます。

人通りの多い道路や通路、いわゆる「道」に面した店が売れる店になりやすい理由は、移動中の大勢の「見知らぬ客」を対象にした店になれるからです。

しかし、絶好の「道」に面している店であるにもかかわらず、お客様を引きつけられずに、売れない店になってしまうことは決して珍しくありません。

それではいったいなぜ、「道」に面していながら、売れない店になってしまうのでしょうか?

それは、店は店員の「なわばり」だからです。

店が店員の「なわばり」であるために、お客様は店員の「なわばり」にはいって買い物をすることになります。

そのために、店員が店頭や店内にじっと立っていたり、やって来たお客様に直ぐに接客を開始したりして、「なわばり」を主張する店員のアクションをしてしまうと、たとえ、「道」に面した店であっても、お客様はなかなか店内にはいって来ることができないのです。

従って、「道」に面した店が売れるようになるためには、店内にも「道」を取り込んで、移動中のお客様が、外の「道」を往来するのと同じように、抵抗なく店内の「道」を移動できるような店舗構造と接客をすることが非常に重要なのです。

そのことによって、店頭や店内に「サクラパワー」が生じやすくなり、よりいっそう他の移動中のお客様を引きつけることができるのです。

このように、少しでも多くのお客様が店内を気軽に回遊できる店をつくることが、「売れる店」になるための大きなポイントなのです。

(この「リアルショップあるある」シリーズの毎回のタイトルは、1995年に単行本、2004年に文庫本、2013年にブログで、「良い店悪い店の法則」として紹介したものです。それを、現在の捉え方でご報告しなおしています。)


【関連記事1】

1.売れる店の店員は感じが良く、売れない店の店員は感じが悪い

2.店員のスペースが広い店ほど客の居心地が良い

3.改装しなければ客は増えないが、改装したら元の客もいなくなる

4.有名な建築家ほど売れない店をつくりやすい

5.多くの売れない店が一部の売れる店をつくる

6.店主は売れるか売れないかには関係なく、自分の好きな店をつくる

7.新しくて人気のある商品を売る店ほど、接客と店の古さに気づけない。


この星座の場所を、
応援クリック
お願いいたします。


人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年2月13日 (土)

67.新しくて人気のある商品を売る店ほど、接客と店の古さに気づけない。

こんにちは。

今日は、「リアルショップあるあるシリーズ(67)」の、

「なぜ、人気のある商品を売る店ほど、旧態依然とした店舗構造と接客方法で販売するのか?」という話です。

67

※人気商品を売る店は、「なわばり」を主張する店員のアクションが目立つが、早く購入したいと思うお客様にとっては、全く気にならない。



買うことが決まっているお客様を対象にした店と、買うか買わないかが決まっていないお客様を対象にした店では、店舗構造と接客方法が大いに異なります。

かつて隆盛を見せた全国各地の商店街の店は、近所の馴染み客、つまり買うことが決まっているお客様を対象にした店であったために、店員が「なわばり」を主張するアクションが生じやすい接客方法(常連接客)と店舗構造(店員空間のない、引き込み・回遊型店)の店が主流でした。

そして、商店街の店に代わって登場してきた大型店やディスカウント店やコンビニなどは、買うか買わないかがわからない見知らぬお客様を対象にしていたため、できるだけ店員が「なわばり」を解除するアクションが生じやすい接客方法(一見接客)と、店舗構造(店員空間のある、引き込み・回遊型店)を持った店が主流となりました。

さて、それではいったいなぜ、非常に新しくて人気のある商品を扱う店が登場してきた場合は、その接客方法と店舗構造が、かつての商店街によく似た、古い接客方法(常連接客)と、店舗構造(店員空間のない店)をした店になりやすいのでしょうか?

それは、非常に強力な人気商品を販売している店の場合は、購入することが決まっているお客様を対象にすることが多いからです。

もちろん、人気商品を扱う店も、店員の「なわばり」であることには変わりはありませんが、他のお客様と競って、いち早く購入したいと願うお客様にとっては、店や店員の「なわばり」に対するプレッシャーは、ほとんど感じられなくなってしまうのです。

一方、人気商品を扱う店は、お客様が来るやいなや直ぐに接客を開始しても、購入が決まっているお客様は遠ざかることがないために、「常連接客」を行いやすい店の構造をして、「常連接客」を行おうとするのです。

ところが、やがて月日が経過して、お客様が商品を奪い合うように殺到した店がすっかり落ち着きを見せるようになると、店員が「なわばり」を主張するアクションばかりが目立って、今度は気軽にひやかすことができない店になってしまうことは、誰もが体験していることでしょう。

(この「リアルショップあるある」シリーズの毎回のタイトルは、1995年に単行本、2004年に文庫本、2013年にブログで、「良い店悪い店の法則」として紹介したものです。それを、現在の捉え方でご報告しなおしています。)


【関連記事1】

1.売れる店の店員は感じが良く、売れない店の店員は感じが悪い

2.店員のスペースが広い店ほど客の居心地が良い

3.改装しなければ客は増えないが、改装したら元の客もいなくなる

4.有名な建築家ほど売れない店をつくりやすい

5.多くの売れない店が一部の売れる店をつくる

6.店主は売れるか売れないかには関係なく、自分の好きな店をつくる


この星座の場所を、
応援クリック
お願いいたします。


人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年2月11日 (木)

66.店主は売れるか売れないかには関係なく、自分の好きな店をつくる

こんにちは。

今日は、「リアルショップあるあるシリーズ(66」の、

「なぜ、店主は売れる店を追求しないで、自分が好きな店をつくろうとするのか?」という話です。

66
※店主の思い入れが強い店ほど、店員が「なわばり」を主張して、売れない店が多い。



多くの支店を持つ販売会社の店やチェーン店以外の、いわゆる個人オーナーの店を見ると、非常に個性的な店を多く見かけることができます。

いったい何を売っている店なのかがさっぱり分からなかったり、いかにもはいりにくそうな店や、ほとんど売れそうにない店が、堂々と他店と肩を並べて存在しています。

それではいったいなぜ、このような非常に個性的な店が存在しているのでしょうか?

それは、ほとんどの店主は、「コスト最小」の生き方に強く影響を受けているからなのです。

ほとんどの店主は、初めは、店を出すからには、絶対に「売れる店」をつくりたいと思っています。

しかし、いざ店をつくり始めると、売れるために不可欠な店舗設計をしたり、商品や客層や立地に合わせた販売方法を調べたり分析したりするのは非常に大変なことなので、ついついそれらを無視して、自分流儀の店舗設計や販売方法を優先してしまいます。

ほとんどの店主は、「コスト最小」の生き方に強く影響を受けているために、自分にとって多くのエネルギーを必要とすることに関してはあまり価値を感じず、自分が好きなことや簡単に取り組めることに関して、必要以上の価値を感じてしまうのです。

したがって、店主が「売れる店」づくりに取り組めば取り組むほど、実際に出来上がった店が、お客様から見て、理解に苦しむような店になっている場合が決してめずらしくないのです。

(この「リアルショップあるある」シリーズの毎回のタイトルは、1995年に単行本、2004年に文庫本、2013年にブログで、「良い店悪い店の法則」として紹介したものです。それを、現在の捉え方でご報告しなおしています。)


【関連記事1】

1.売れる店の店員は感じが良く、売れない店の店員は感じが悪い

2.店員のスペースが広い店ほど客の居心地が良い

3.改装しなければ客は増えないが、改装したら元の客もいなくなる

4.有名な建築家ほど売れない店をつくりやすい

5.多くの売れない店が一部の売れる店をつくる

この星座の場所を、
応援クリック
お願いいたします。


人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年2月 9日 (火)

65.多くの売れない店が一部の売れる店をつくる

こんにちは。

今日は、「リアルショップあるあるシリーズ(65)」の、

「デパ地下などのよく売れ店は、周囲の多くの売れない店のおかげで売れている」という話です。

65

※周囲の店の店員がなわばり主張のアクションをすると、遠ざけられたお客様は、なわばりが解除された店に引きつけられていく。



デパ地下などの食品フロアには、ほぼ似たような規模と構造の店が立ち並んでいます。

その中で、必ずひと際目立って売れる店が存在していますが、大抵の場合は、立地のいい店(出入口近くにある店や主要通路に面した角店など)と、人気商品を販売している店がそれに該当します。

ところが、中には、そのような条件にはあてはまらない理由で、よく売れる店も存在していますが、多くの販売関係者たちは、その店がよく売れる原因は、商品の特徴や接客技術や店の知名度などが優れていることだと考えています。

しかし、そうではありません。

本当は、周囲の売れない店の「存在」によって売れているのです。

それではいったいなぜ、周囲に売れない店が多く存在することによって、ひと際目立って売れる店が生まれることになるのでしょうか?

それは、店は店員の「なわばり」だからです。

店は店員の「なわばり」なので、お客様は、店員の「なわばり」にはいって買い物をすることになります。

そのために、お客様は、店員が「なわばり」を主張している店からは遠ざかり、店員が「なわばり」を解除している店に引きつけられるという、隠れた法則が存在しているのです。

ところが、大抵の店の店員はそのことに気付いていないために、「なわばり」を主張して大勢のお客様を遠ざけてしまっています。

もしも、そのような状況の中に、「店員空間(店の規模)が広い店」が存在していると、周囲の店から遠ざけられた大勢のお客様を引きつけることができます。

なぜなら、「店員空間が広い店」では、お客様を引きつける店員のアクションが生じやすく、店員の「なわばり」を解除しやすいからです。

そのため、お客様を遠ざける店、つまり周囲の多くの「売れない店」が、一部の「売れる店」をつくるということになるのです。

かつて、店は店員の「なわばり」であるということを感覚的にとらえた店主が、あらかじめ店員に「なわばり」を解除するアクションを指導することによって、瞬く間に大勢のお客様を引きつけ、あっという間に有名店に登りつめたという事例がいくつか語り継がれています。

(この「リアルショップあるある」シリーズの毎回のタイトルは、1995年に単行本、2004年に文庫本、2013年にブログで、「良い店悪い店の法則」として紹介したものです。それを、現在の捉え方でご報告しなおしています。)


【関連記事1】

1.売れる店の店員は感じが良く、売れない店の店員は感じが悪い

2.店員のスペースが広い店ほど客の居心地が良い

3.改装しなければ客は増えないが、改装したら元の客もいなくなる

4.有名な建築家ほど売れない店をつくりやすい


この星座の場所を、
応援クリック
お願いいたします。


人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年2月 7日 (日)

64.有名な建築家ほど売れない店をつくりやすい

こんにちは。

今日は、「リアルショップあるあるシリーズ(64)」の、

「なぜ、有名な建築家であっても、売れる店の店舗設計をすることができないのか?」という話です。

64

※見るからに珍しいインテリアや什器や店舗構造をした店は、大抵、有名な建築家によってつくられているが、売れる店ではない場合が多い。


「売れる店をつくりたい!」というのは、店の規模の大小や数の多少に関係なく、ほとんどの店舗経営者の願いです。

そして、よく売れる店をたくさん持って成功した経営者ほど、有名な建築家に店舗設計を依頼して、多くのお客様に感動を提供できるような店をつくりたいと思うものです。

ところが、そのように考えた経営者たちに依頼された有名な建築家がつくった店に、それまでとよりはるかに大勢のお客様が押し寄せ、ますます有名な売れる店になったという話はあまり聞かれません。

それではいったいなぜ、有名な建築家がつくった店ほど、なかなか商品が売れて行かないのでしょうか?

それは、店は店員の「なわばり」だからです。

店は、店員の「なわばり」なので、お客様は、店員の「なわばり」にはいって買い物をすることになります。

そのために、お客様は、店員が「なわばり」を主張する店からは遠ざかり、店員が「なわばり」を解除する店には引きつけられるのです。

しかも、「店」は、できるだけ安く買いたいお客様と、できるだけ高く売りたい店員という、全く利害が相反する人間関係の現場であるために、お客様が店員の「なわばり」に対して感じるプレッシャーは、非常に大きいものなのです。

したがって、売れる店をつくろうと思ったら、できるだけ「なわばり」を主張する店員のアクションをコントロールして、できるだけ「なわばり」を解除する店員のアクションが生じやすい店舗設計(三空間設計)が不可欠なのです。

しかし、残念ながら、有名な建築家が設計した店舗には、このような考え方は、全く反映されていないのが現実です。

だから、有名な建築家ほど、売れない店をつくりやすいということになるのです。

(この「リアルショップあるある」シリーズの毎回のタイトルは、1995年に単行本、2004年に文庫本、2013年にブログで、「良い店悪い店の法則」として紹介したものです。それを、現在の捉え方でご報告しなおしています。)


【関連記事1】

1.売れる店の店員は感じが良く、売れない店の店員は感じが悪い

2.店員のスペースが広い店ほど客の居心地が良い

3.改装しなければ客は増えないが、改装したら元の客もいなくなる

この星座の場所を、
応援クリック
お願いいたします。


人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

◆「駅ナカ・駅ソト」ショップ | ◆おもてなしを生み出す人の動き(アクション) | ◆お客様が出会う13タイプの店員 | ◆お客様のタイプ別接客方法 | ◆お客様を感動させる「下手・したて」アクション | ◆こうすればお客さんは何度でもやって来る | ◆ざっくり店舗観察 | ◆できる上司できない上司 | ◆エキュート品川 | ◆マンガお客様が感動する接客サービス | ◆マンガ良い店悪い店の法則 | ◆リアルショップあるある | ◆上司と部下の「動き」の組み合わせから生まれる成功と失敗 | ◆人の動きを理解すれば売れる店は一晩でつくれる | ◆人は動きだ! | ◆今日の接客 | ◆使える部下使えない部下 | ◆入りやすい店の秘密 | ◆商店街はなぜ滅ぶのか? | ◆営業マンこれだけ心得帖 | ◆売れる営業マン売れない営業マン | ◆店員の動きが接客の良し悪しを左右する | ◆店員の動きが接客の良し悪しを左右する [1] | ◆接客しない店が売れる店 | ◆接客のしかたであなたがわかる! | ◆接客三大アクション | ◆接客上手下手はアクションで決まる | ◆新しい客がどんどん来る店 | ◆新宿伊勢丹 | ◆日経MJ | ◆最近の話題 | ◆有名人の動き | ◆東京おかしランド | ◆東京キャラクターストリート | ◆東京ソラマチの繁盛店 | ◆東京駅の店 | ◆東横のれん街 | ◆渋谷ヒカリエ・シンクス | ◆相性を左右するお客様と店員のタイプ | ◆私たちの講演会より抜粋 | ◆続・入りやすい店売れる店 | ◆繁盛店の分析 | ◆衰退する店の分析 | ◆達人店員(販売員)の接客テクニック(技術) | ◆間違いだらけの接客方法 | ◆13人の店員と13人のお客様の相性 | ◆13種類の人の動き | ◆86年版入りやすい店売れる店