カテゴリー「◆エキュート品川」の3件の記事

2013年5月 2日 (木)

かきたねキッチン(エキュート品川サウス)

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JR品川駅の駅ナカショップ・「エキュート品川サウス」にある「かきたねキッチン」の、「三空間店舗構造」と「店員と客のアクション」について、「人の動き」という観点から分析したいと思います。

「かきたねキッチン」は、大阪のあられ・おかきの専門店「とよす」が手掛ける柿の種の専門店です。豊富な種類の柿の種を様々なパッケージに入れてセルフ販売を行うのに加えて、店頭の計量ディスペンサーで最大3種類の柿の種をミックスできる売り方も大好評の店です。

(1)「かきたねキッチン」の平面図

①緑が商品空間
②空色が店員空間
③客空間はパーテーションで区切られた通路上
④赤が店員
⑤青が客

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(2)「かきたねキッチン」の店舗構造

この店は、「店員空間が狭い接触型店」の構造になっています。

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(店員空間が狭い接触型店)

(3)「かきたねキッチン」の店員空間と店員のアクション

「店員空間が狭い接触型店」は、従来は対面販売を行うための構造でしたが、近年ではセルフ販売を採用した店がたくさん登場してきています。
この店も、完全なセルフ販売方式を採用した店となっています。
従来の「店員空間が狭い接触型店」は、「客を遠ざける店員のアクション」が生じやすい店の構造でしたが、セルフ販売のこの店では、ほとんど生じていません。店員は、レジカウンターに来た客が注文をしてから、様々な接客作業を開始します。


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(レジカウンターで、客に対応する店員のアクションは「客を引きつける店員のアクション」です)

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(セルフ販売の店では、店員がじっと立つアクションをしても、客は気になりません)


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(精算&包装を行う店員や、商品の補充&整理・整頓を行う店員などが、狭い店員空間で作業をしたり待機したりしています)


(4)「かきたねキッチン」の商品空間

セルフ販売方式のこの店の「商品空間」は、なわばりが解除されているために、客が自由に選べる「商品空間」となっています。
また、豊富なオリジナル商品が陳列されていることによって、商品自体から「冷やかし安全信号」が発信されています。

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(豊富な種類の商品空間からは、冷やかし安全信号が発信され、なわばりが解除されています)


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(客の注文に応じて、商品をミックスする「
計量ディスペンサー」を設置しています)

(5)「かきたねキッチン」の客空間

「店員空間が狭い接触型店」には「客空間」はありません。
しかし「セルフ販売」を採用しているこの店は、「商品空間」に沿った通路上にベルトパーテーションを使用して、
あらかじめ「客空間」を用意しています。
その「客空間」に順番に並んで商品を選ぶ客の姿は、「サクラパワー」となって、この店全体のなわばりを解除して、通行客を引きつけます。

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(順番に並んで精算をする客の姿が「サクラパワー」を生み出します)


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(店外の通路側から見た客空間)

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(6)この店が客を引きつけるとき、客を遠ざけるとき

(1)この店は、規模の小さい「店員空間が狭い接触型店」ですが、完全なセルフ販売を採用していることによって、多くの通行客を引きつけます。

(2)客の注文を受けてから開始する接客方法は、「客を遠ざける店員のアクション」を生み出しません。
反対に「接客中の店員のアクション」は、「客を引きつける店員のアクション」となって、通行客を引きつけます。


(3)あらかじめ用意されたベルトパーテーションに沿って順番に精算をする客の姿は、「サクラパワー」を生み出して通行客を引きつけます。


(4)豊富な商品が陳列されたセルフ販売の「商品空間」は、常になわばりが解除されているために、客は気軽に冷やかすことができます。

(5)誰も客がいない状況になったときに、店員がレジカウンターにじっと立って客待ち姿勢をするときは、この店の場合でも、多少は冷やかしにくいイメージの店となりますが、ほとんどそのような状況は生じていません。

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2013年5月 1日 (水)

breadworks・ブレッドワークス(エキュート品川)

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JR品川駅の駅ナカショップ・「エキュート品川」にある「breadworks・ブレッドワークス」
の、「三空間店舗構造」と「店員と客のアクション」について、「人の動き」という観点から分析したいと思います。

「breadworks・ブレッドワークス」は、食パンやクロワッサンなどの定番商品から自社製ビール酵母を使ったビアブレッドなど豊富なラインナップを揃えたベーカリーカフェで、ティー・ワイ・エクスプレス株式会社が運営してます。

(1)「breadworks・ブレッドワークス」の平面図

①緑が商品空間
②空色が店員空間
③ピンクが客空間
④赤が店員
⑤青が客

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(2)「breadworks・ブレッドワークス」の店舗構造

この店は、イートインコーナーを併設した「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」の構造になっています。

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(店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店)

(3)「breadworks・ブレッドワークス」の店員空間と店員のアクション

典型的なセルフ販売方式を採用した接客を行っているこの店の店員のアクションは、レジカウンター(店員空間)での精算や包装を行うものが中心です。
その他に、商品の補充や陳列の整理などをする作業中の店員のアクションと、奥の厨房で製品を作っている店員のアクションも、通行客から伺うことができます。
いずれも「客を引きつける店員のアクション」となって、この店全体のなわばりを解除しています。


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(レジカウンターで精算作業をする店員のアクションは、客を引きつけるアクションとなっています)


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(奥の厨房で働く店員のアクションは、客を引きつけるアクションであるとともに、この店の商品が、できたての商品であることをアピールしています)

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(厨房からレジカウンターまでつながる店員空間を多くの店員が行き来するアクションもまた「客を引きつける店員のアクション」となって、この店に大きな活気を生み出しています。

(4)「breadworks・ブレッドワークス」の商品空間

セルフ販売方式のこの店の「商品空間」は、なわばりが解除されているために、客が自由に選べる「商品空間」となっています。また、豊富なオリジナル商品が陳列されていることによって、商品自体から「冷やかし安全信号」が発信されています。

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(店頭の商品空間は、通行客も気軽に冷やかせる状態になっています)


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(商品そのものから冷やかし安全信号が発信されています)

(5)「breadworks・ブレッドワークス」の客空間

セルフ販売であることに加えて、通路と一体になった客の回遊通路は、買うか買わないかに関係なく、自由に回遊したり、冷やかしたりすることができます。そして、商品を選びながら回遊する客や、冷やかす客の姿が「サクラパワー」を生み出して多くの通行客を引きつけています。


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(気軽に商品が選べる回遊通路)


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(精算をしたり回遊したりする客のアクションは「サクラパワー」となって、通行客を引きつけます)


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(飲食ができるイートインコーナー)

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(通路と一体になっているために「客空間」は解放されています)
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(6)この店が客を引きつけるとき、客を遠ざけるとき

(1)この店は、規模の小さいセルフ販売の店ですが、大勢の通行客が行き交う通路を、客空間として利用して、店全体をオープンにしていることから、店全体のなわばりが解除されて通行客を引きつけます。

(2)接客中の店員のアクションや作業中の店員のアクションや製造中の店員のアクションが、通行客を引きつけています。

(3)店内を回遊する客か、あるいは店頭の商品空間を冷やかす客によって、「サクラパワー」が生じたとき、この店は最も通行客を引きつけやすくなります。

(4)通行客が無くなったり、回遊客がいないときに、店員がじっと立って客待ち姿勢のアクションになったときは、多少客を遠ざける状況になりますが、店員は様々な作業に追われて、客を遠ざける店員のアクションはほとんど生じてはいません。

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2013年4月29日 (月)

ブーランジェリー・ラ・テール(エキュート品川)

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JR品川駅の構内の駅ナカ・「エキュート品川」にある「ブーランジェリー・ラ・テール」の、「三空間店舗構造」と「店員と客のアクション」について、「人の動き」という観点から分析したいと思います。

「ブーランジェリー・ラ・テール」は、株式会社ラ・テールが運営する店です。有機栽培小麦や自家酵母などのこだわり素材を使った、人気のパン&ドーナツの専門店です。

(1)「ブーランジェリー・ラ・テール」の平面図

①緑が商品空間
②空色が店員空間
③ピンクが客空間
④赤が店員
⑤青が客


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(2)「ブーランジェリー・ラ・テール」の店舗構造

この店は、「店員空間がある、引き込み・回遊型店」と「店員空間が狭い接触型店」が合体した店の構造になっています。
「店員空間がある、引き込み・回遊型店」ではパンを、そして「店員空間が狭い接触型店」ではドーナツを販売しています。

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(店員空間が狭い接触型店)

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(店員空間がある、引き込み・回遊型店)

(3)「ブーランジェリー・ラ・テール」の店員空間と店員のアクション

パンを販売しているコーナーは、セルフ販売になっていますので、店員は奥の精算カウンター(店員空間)で、接客を行っています。
精算カウンターで、精算・包装作業に追われる店員と、
商品の補充や整理を行う店員のアクションはいずれも「客を引きつける店員のアクション」になっています。

また、ドーナツを販売しているコーナーは、対面販売を行っています。通常の「店員空間の狭い接触型店」の場合は、客が誰もついていないときは、店員の「なわばり主張」を感じますが、この店の場合は、セルフ販売を行う店と併設された設計になっているために、ほとんどなわばり主張を感じさせません。そして、客が一人でもつくや否や「サクラパワー」が生じて、一層冷やかしやすい「商品空間」になります。


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(対面販売を行う店員も、セルフ販売を行う店員も何らかの作業中のアクションをおこなっています)

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(対面販売の客に精算接客をする店員と、店の中のセルフ販売の客に精算接客する両方の店員のアクションが見られる店です)


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(対面販売を行うコーナーの店員のアクションと、セルフ販売を行う中の店員のアクションが、この店に強い活気を生み出しています。


(4)「ブーランジェリー・ラ・テール」の商品空間

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(セルフ販売のコーナーの商品空間)


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(対面販売のコーナーの商品空間)


(5)「ブーランジェリー・ラ・テール」の客空間

店内の「客空間」で回遊したり精算したりする客の姿は、「サクラパワー」を生み出して、一層この店を入りやすくしています。
セルフ販売コーナーの客の姿は、表の対面販売の店の「客空間」(通路)のなわばりをも解除する働きになっています。
従って、対面販売のコーナーの「サクラパワー」と、セルフ販売のコーナーの「サクラパワー」が同時に生じて、この店が非常に活気のある店となっているのです。


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(セルフ販売のコーナーで生じている「サクラパワー」)

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(対面販売のコーナーで生じている「サクラパワー」)

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(店の外から、「商品空間」を眺める客の様子)
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(6)この店が客を引きつけるとき、客を遠ざけるとき

(1)この店は、「店員空間の狭い接触型店」と、「店員空間がある、引き込み・回遊型店」の二つの構造の店が合体して設計された珍しい店舗です。
どちらかの店に客がつくか、回遊するだけで、両方の店のための「サクラパワー」を生み出して、通行客を引きつける役割を果たしています。


(2)対面販売の店員が接客中か作業中のアクションを行うことによって生じる「客を引きつける店員のアクション」は、小さな奥のセルフ販売の店にとっても「客を引きつける店員のアクション」となっています。

(3)「店員空間」の狭い店での対面販売は、「客を遠ざける店員のアクション」が生じやすいものですが、この店の場合は、お互いの店員のアクションがお互いを助け合う形で働くために、「客を遠ざける店員のアクション」は、ほとんど生じておりません。

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