東京お菓子らんどで「さくさくぱんだワールド」営業中!
東京おかしランドのイベントスペースに 、7月5日(金)~9月1日(日)の期間限定で、「Kabaya さくさくぱんだワールド」がオープンしています。
「Kabaya さくさくぱんだワールド」は、人気チョコレート菓子「さくさくぱんだ」の菓子とグッズを販売するアンテナショップです。
定番商品にアレンジを加えた菓子や、パッケージに描かれているキャラクター「さくぱん」を使用したグッズ等、東京おかしランド限定商品が沢山販売されています。
それでは、「Kabaya さくさくぱんだワールド」が客を引きつける様子を、「人の動き」という観点から観察してみましょう。
●さくさくぱんだワールドの店を平面図で観察してください。
1.緑の部分が商品空間
2.空色の部分が店員空間
3.ピンクの部分が客空間
4.赤は店員
5、青は客
●さくさくぱんだワールドの店は、
店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店という構造をしています。
この構造の店は、「店員空間がある、引き込み・回遊型店」と同様に、セルフ販売方式の店の構造です。
●さくさくぱんだワールドの店の商品空間
この店の「商品空間」は、他のセルフ販売方式の店の商品空間と同様に、客が自由に手にとって選んだり、そのままレジに運べるようになっています。
(手に取りやすいパッケージと商品陳列)
(キャラクター「さくぱん」を使用した様々なグッズも並んでいます)
(小分けできる東京土産としての購入客も多い)
●さくさくぱんだワールドの店の店員空間と店員のアクション
この店の「店員空間」は、レジカウンターとなっており、店員は客が運んできた商品をすばやく、精算して、袋詰めをして手渡しています。
この接客中の店員のアクションは、典型的な「客を引きつける店員のアクション」です。
また、セルフ販売方式の店特有の商品を補充する店員のアクションと、店頭でパネルを掲げて呼び込みをする店員のアクションは共に、「客を引きつける店員のアクション」です。
(レジカウンターで、接客をする店員のアクション)
(商品を補充する作業中の店員のアクション)
(店頭で呼び込みをする店員のアクション)
●さくさくぱんだワールドの店の客空間における客のアクション
大勢の通行客が途絶えない通路に面したこの店の客空間は、客にとって非常に解放された空間になっています。
そのために、客は店員を気にすることなく、気軽に店頭に近づいたり店内の回遊通路を自由に回遊したりすることができます。
そしてまた、店頭や店内に立ち止まる客の姿が「サクラパワー」となって、通行客を次々と引きつける様子が観察できます。
(冷やかしやすい店頭の商品空間)
(精算を待つ客の行列が通行客を引きつけます)
(店頭や店内の商品を検討する客の姿がサクラパワーとなって
客を引きつけます)
●さくさくぱんだワールドの店が「移動客」に提供している「スピード」
現代の客は、スピードを大切にする「移動客」です。
そして、移動中に好んでモノを購入するライフスタイルを持っています。
従って、「移動客」が店に求める買い物の「スピード」を提供できる店が売れる店なのです。
(1)この店は通行量の多い通路に面した、コンパクトなセルフ販売方式の店であることから、三空間(商品空間、店員空間、客空間)のなわばりは常に解除されています。
(2)なわばりが解除された「商品空間」は冷やかしやすく、店員を気にせずにすぐに商品を見ることができます。
(3)なわばりが解除された「商品空間」には、きちんとパッケージされた商品が選びやすく取りやすく陳列されているので、すぐに購入することができます。
(4)なわばりが解除された「客空間」は気軽に出入りしたり、回遊したりすることができます。
(5)商品の包装が簡略化されているために、すぐに精算して購入することができます。
(6)頻繁に生じる「サクラパワー」によって、この商品が人気があり信頼でき、この店が安全で買いやすいという情報が瞬時に伝わります。
現代の繁盛店を観察すると、どの店も共通して「移動客」が求めるスピードを提供していることがわかります。
売れる店は、なわばりを解除して客がすぐに店に近づけるようにしていることはもちろん、購入決定から精算・包装終了までのスピードをいかに早くするかを工夫している様子が観察できます。
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