カテゴリー「◆東京おかしランド」の6件の記事

2013年8月 6日 (火)

東京お菓子らんどで「さくさくぱんだワールド」営業中!

東京おかしランドのイベントスペースに 、7月5日(金)~9月1日(日)の期間限定で、「Kabaya さくさくぱんだワールド」がオープンしています。

「Kabaya さくさくぱんだワールド」は、人気チョコレート菓子「さくさくぱんだ」の菓子とグッズを販売するアンテナショップです。
定番商品にアレンジを加えた菓子や、パッケージに描かれているキャラクター「さくぱん」を使用したグッズ等、東京おかしランド限定商品が沢山販売されています。

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それでは、「Kabaya さくさくぱんだワールド」が客を引きつける様子を、「人の動き」という観点から観察してみましょう。

●さくさくぱんだワールドの店を平面図で観察してください。

1.緑の部分が商品空間
2.空色の部分が店員空間
3.ピンクの部分が客空間
4.赤は店員
5、青は客


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●さくさくぱんだワールドの店は、
店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店という構造をしています。


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この構造の店は、「店員空間がある、引き込み・回遊型店」と同様に、セルフ販売方式の店の構造です。

●さくさくぱんだワールドの店の商品空間

この店の「商品空間」は、他のセルフ販売方式の店の商品空間と同様に、客が自由に手にとって選んだり、そのままレジに運べるようになっています。

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(手に取りやすいパッケージと商品陳列)

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(キャラクター「さくぱん」を使用した様々なグッズも並んでいます)



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(小分けできる東京土産としての購入客も多い)

 ●さくさくぱんだワールドの店の店員空間と店員のアクション

この店の「店員空間」は、レジカウンターとなっており、店員は客が運んできた商品をすばやく、精算して、袋詰めをして手渡しています。
この接客中の店員のアクションは、典型的な「客を引きつける店員のアクション」です。

また、セルフ販売方式の店特有の商品を補充する店員のアクションと、店頭でパネルを掲げて呼び込みをする店員のアクションは共に、「客を引きつける店員のアクション」です。

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(レジカウンターで、接客をする店員のアクション)

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(商品を補充する作業中の店員のアクション


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(店頭で呼び込みをする店員のアクション)
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●さくさくぱんだワールドの店の客空間における客のアクション

大勢の通行客が途絶えない通路に面したこの店の客空間は、客にとって非常に解放された空間になっています。
そのために、客は店員を気にすることなく、気軽に店頭に近づいたり店内の回遊通路を自由に回遊したりすることができます。
そしてまた、店頭や店内に立ち止まる客の姿が「サクラパワー」となって、通行客を次々と引きつける様子が観察できます。

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(冷やかしやすい店頭の商品空間)

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(精算を待つ客の行列が通行客を引きつけます)

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(店頭や店内の商品を検討する客の姿がサクラパワーとなって
 客を引きつけます)


●さくさくぱんだワールドの店が「移動客」に提供している「スピード」

現代の客は、スピードを大切にする「移動客」です。
そして、移動中に好んでモノを購入するライフスタイルを持っています。
従って、「移動客」が店に求める買い物の「スピード」を提供できる店が売れる店なのです。


(1)この店は通行量の多い通路に面した、コンパクトなセルフ販売方式の店であることから、三空間(商品空間、店員空間、客空間)のなわばりは常に解除されています。

(2)なわばりが解除された「商品空間」は冷やかしやすく、店員を気にせずにすぐに商品を見ることができます。

(3)なわばりが解除された「商品空間」には、きちんとパッケージされた商品が選びやすく取りやすく陳列されているので、すぐに購入することができます。

(4)なわばりが解除された「客空間」は気軽に出入りしたり、回遊したりすることができます。

(5)商品の包装が簡略化されているために、すぐに精算して購入することができます。

(6)頻繁に生じる「サクラパワー」によって、この商品が人気があり信頼でき、この店が安全で買いやすいという情報が瞬時に伝わります。

現代の繁盛店を観察すると、どの店も共通して「移動客」が求めるスピードを提供していることがわかります。
売れる店は、なわばりを解除して客がすぐに店に近づけるようにしていることはもちろん、購入決定から精算・包装終了までのスピードをいかに早くするかを工夫している様子が観察できます。

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2013年5月28日 (火)

東京お菓子ランドに「グリコのアイスショップ」オープン!

東京おかしランドのイベントスペースに 、5月13日~6月30日の期間限定で、「ぐりこのアイスショップ」がオープンしています。
グリコでおなじみの「ジャイアントコーン」「パピコ」「アイスの実」、そして自動販売機専用商品の「セブンティーンアイス」を販売しています。
通常のお店では、なかなかお目にかからない商品を一同に集めて販
しています。

それでは、「グリコのアイスショップ」を「人の動き」という観点から、「三空間店舗設計」とその構造が生み出す「店員と客のアクション」を観察してみましょう。

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(現在、改札側・全景)


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(現在、通路側・全景)



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(開店当初、改札側・全景)

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(開店当初、通路側・全景)



●グリコのアイスショップの平面図(現在)
1.緑の部分が商品空間
2.空色の部分が店員空間
3.ピンクの部分が客空間(アイスクリーム冷凍ケース側の客空間は通路)
4.赤は店員
5、青は客

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●グリコのアイスショップの平面図(開店当初)

1.緑の部分が商品空間
2.空色の部分が店員空間
3.ピンクの部分が客空間
4.赤は店員
5、青は客

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●グリコのアイスショップの三空間店舗構造(現在&開店当初)
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店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店

この店は、開店当初のレイアウト(商品空間、店員空間、客空間)をその後、現在のレイアウトに変更して営業しています。
いずれのレイアウトも、店舗構造の分類としては、「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型」店舗です。

現在の店は、開店当初の商品空間の位置を、通路側に押し出し、接触部分の「商品空間」を強化しています。また、店員空間の位置も変更しています。
しかし、イベントスペースにおける臨時店舗のためか、すぐそばにあるプロパーショップ「ぐりこ・やKitchen」の構造ほどは確立されていないと観察できます。

●グリコのアイスショップの商品空間

この店の「商品空間」は、改札口側の冷凍ケースと自動販売機が主体で、通路側にワゴンの「商品空間」があります。いずれもセルフ販売となっているために、自由に冷やかせる「商品空間」ですが、冷凍ケースをのぞき込んではじめてわかる商品特性のために、どうしても通行客への訴求が弱くなっています。


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(冷凍ケース)

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(自動販売機)

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(ワゴンに陳列された「商品空間」)

 

●グリコのアイスショップの店員空間

この店の「店員空間」は、レジカウンターとなっており、精算や包装をする店員のアクションは、典型的な「客を引きつける店員のアクション」となります。
しかし、せっかくの「客を引きつける店員のアクション」が自動販売機と柱に隠れて、改札口側の通路からは見えない状態になっています。


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(レジカウンターの接客中の店員のアクション)

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(客を引きつける「接客中の店員のアクション」が、改札口側の通行客からは見えなくなっています

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●グリコのアイスショップの客空間
このは、店内に回遊通路がつくられていますが、客にとって最も魅力的な空間は、改札側の通路上にできる「客空間」です。
この「客空間」に「サクラパワー」が生じると、通行客を強力に引きつけていますが、その割には購入する客が少ないのが特徴となっています。すぐそばのプロパーショップ「ぐりこ・やKitchen」の商品空間の方があまりにも魅力的なことが要因だと考えられます。

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(サクラパワーが生じると店がぐっと魅力的になります)

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(もっと暑い季節を迎えての盛り上がりが勝負となります)


●グリコのアイスショップが「客を引きつけるとき」「客を遠ざけるとき」

1.この店は、セルフ販売方式を採用した「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」ですが、「商品空間」「客空間」「店員空間」の三空間のレイアウトが複雑になっているために、客にとって、わかりにくい店の構造になっています。

2.セルフ販売のこの店の店員のアクションは、接客中のアクションと作業中のアクションとなり、いずれも「客を引きつける店員のアクション」です。
しかし、店員空間(レジ)が、柱に隠れているために(改札口側の通路から)
、客を引きつける「接客中の店員のアクション」が見えない構造になっています。

3.冷凍ケースはセルフ販売のために、冷やかしやすい「商品空間」のはずですが、冷凍ケースをのぞき込んではじめて見える構造のために、通行客を強く引きつける「商品空間」とはなっていません。

4.大勢の通行客が行き交う通路に、「サクラパワー」が生じたときには、次々と通行客を引きつけています。


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■どんなに通行量の多い立地に出店しても、店舗構造によってはなかなか大勢の客を引きつけられないことがあります。
多くの店の責任者は店舗構造と集客に深い関係があることを感じているために、レイアウトや商品陳列の仕方を工夫し、売れる店づくりを模索しています。

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2013年2月12日 (火)

東京お菓子ランド「ハッピーターンズ」のその後(1)

亀田製菓の米菓「ハッピーターン」のコンセプトショップ「HAPPY Turn’S(ハッピーターンズ)」が1月31日から5月12日まで、期間限定で「東京おかしランド」のイベントスペースに出店しています。

オープン当日の様子は2月1日の「ハッピーターンズ」のブログをご覧ください。

●入場制限が続く、ハッピーターンズ
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●お菓子ランドの平面図
(期間限定店舗スペースの所がハッピーターンズの店)


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●ハッピーターンズの平面図

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●その後もますます人気となって、土日を問わず大勢の客が押し寄せています。(行列の向こうがハッピーターンズの店)
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●階段にも行列が続いています。(赤いジャンパーは行列の案内をする係員)

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●人気の「ハッピーターン」と、日テレ「スッキリ!!」と共同開発した新商品「恋のタネ」が飛ぶように売れています。

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この店が多くの客を引きつける要因
①「東京駅一番街」にあって、通行客が非常に多い通路に面した角店という好立地であること
店員空間がある、引き込み・回遊型店で、セルフサービス方式(販売方法)を採用していること
③話題性のある、タイアップした人気商品を販売していること
客を引きつける店員と、客のアクションが生じやすいこと
⑤多くのメディアに取り上げられていること
⑥行列が強力な「
サクラパワー」となって、より一層、客を引きつけていること

以上の要因により、この店「ハッピーターンズ」がこれからも多くの客を引きつけてゆくことが予測できます

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2013年2月 1日 (金)

東京おかしランド「ハッピーターンズ」

亀田製菓の米菓「ハッピーターン」のコンセプトショップ「HAPPY Turn’S(ハッピーターンズ)」が、昨日(1月31日)から5月12日まで、期間限定で東京おかしランドのイベントスペースにオープンしました。

人気の「ハッピーターン」と、日テレ「スッキリ!!」と共同開発した新商品「恋のタネ」を販売しています。

昨日午前10時開店前から大変な行列ができ、入場制限をしながらのオープニングセールのこの店を、「人の動き」と言う観点から分析してみましょう。


●「東京おかしランド」
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●「期間限定店舗スペース」

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(1)ハッピーターンズの店舗構造

ハッピーターンズは、回遊通路の一部が通路に直接面しているために、「店員空間のある、接触・引きこみ・回遊型店」にも見えますが、ここでは「店員空間のある、引きこみ・回遊型店」の構造だということにします。

●「ハッピーターンズの平面図」

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●「ハッピーターンズのベルトパーテーション側」

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●「店員空間がある、引きこみ・回遊型店」の構造

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(2)ハッピーターンズの店員のアクション

①客を引き付ける「接客中の店員のアクション」
客が商品を選んでレジカウンターに持って来た時点から接客が開始される、「セルフサービス方式」のこの店の接客中の店員のアクションが、通行客からよく見えることによって、多くの客を引きつけます

②客を引き付ける「作業中の店員のアクション」
セルフの店には、必ず「商品陳列の整理整頓」」や「商品補充」などの店員の作業がありますが、作業に追われる店員のアクションが通行客を引きつけています。

●接客中の店員のアクション

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●作業中(入場案内)の店員のアクション

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(3)ハッピーターンズの客のアクション

①回遊をする大勢の客がサクラパワーとなってなわばりを解除している。
店内を回遊する姿が通行客からよく見えるために、店内は常になわばりが解除されている。
②行列がサクラパワーとなってなわばりを解除している。

狭い店内のために、精算を待つ客の行列と、店内への入場を待つ多くの客の行列は、強力なサクラパワーとなって、より一層通行客を引きつけている。

●店内を回遊する客の様子

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●精算のために並ぶ客の様子

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●入場制限のために行列を作る客の様子

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●「ハッピーターンズ」は「第四世代の店」の条件を備えた店

第四世代の店は、見知らぬ客が大勢行き交う「移動空間」に立地して、「第四世代の店の構造」をして、「一見接客」を行うことによって多くの客を引きつけています。
「ハッピーターンズ」も、「移動中に買い物がしたくなる」という人間の基本的な性質を背景にした、「移動客」を対象にした店なのです。


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2013年1月22日 (火)

東京おかし(お菓子)ランドの人気の秘密

2012年4月14日、大手菓子メーカー3社のアンテナショップ「ぐりこ・やKitchen(江崎グリコ)」「森永のおかしなおかし屋さん(森永製菓)」「カルビープラス(カルビー)」に期間限定ショップを加えた「東京おかしランド」がオープン。 「東京お菓子ランド」の詳しい分析もご参照ください。

そして、「東京キャラクターストリート」、「東京ラーメンストリート」に続いて「東京おかしランド」が新たに加わり、東京の玄関口に広がる「東京駅一番街」がパワーアップした。 

また、東京駅の丸の内駅舎が、10月1日にリニューアルオープンすることによって、「東京おかしランド」はますます大勢の客でにぎわう東京駅の観光名所となっている。2013年1月22日以降の「東京お菓子ランド」を再取材。

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(1))カルビープラス(カルビー)が大勢の客を引き付ける要因 

①店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店。 

②客を引き付ける「接客中の店員のアクション」と「作業中の店員のアクション」。 

③行列や回遊をする大勢の客がサクラパワーとなってなわばりを解除している。

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(2)ぐりこ・やKitchen(江崎グリコ)が大勢の客を引き付ける要因

①店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店。 

②客を引き付ける「接客中の店員のアクション」と「作業中の店員のアクション」。 

③行列や回遊をする大勢の客がサクラパワーとなってなわばりを解除している。

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(3)森永のおかしなおかし屋さん(森永製菓)が大勢の客を引き付ける要因 

①店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店。 

②客を引き付ける「接客中の店員のアクション」と「作業中の店員のアクション」。 

③行列や回遊をする大勢の客がサクラパワーとなってなわばりを解除している。

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2012年10月10日 (水)

東京おかし(お菓子)ランドで行列が一番長いのは? 

「ぐりこ・やKitchen」「森永のおかしなおかし屋さん」「Calbee+」の店舗と接客

国の重要文化財にも指定されている東京駅の丸の内駅舎が、5年の歳月をかけて、建築当時のおよそ百年前の姿でよみがえり、この10月1日にリニューアルオープンしました。
その影響で、東京駅一番街にある「東京おかし(お菓子)ランド」が東京の新名所としてますます人気を集めています。

ここには、

1.「カルビープラス(カルビー)
2.ぐりこ・やKitchen(江崎グリコ)
3.森永のおかしなおかし屋さん(森永製菓)

の3店舗に加えて、

4.期間限定ショップ
が出店しています。

「東京おかし(お菓子)ランド」は、店内のキッチンで作った出来たておかしや全国の地域限定商品に加えて、ここでしか買えない商品もラインナップされているということで、多くの客が訪れています。さっそく、店舗構造と店員(販売員)のアクションを分析してみましょう。

東京おかし(お菓子)ランドの立地・・・・・・日本最大の「移動空間」
東京おかし(お菓子)ランドは、
 ◆JR在来線から、
 東京駅八重洲地下中央口改札を出てすぐ。
 東京駅八重洲中央口改札を出て、最寄りの階段を下りてすぐ。
 ◆JR東海道・山陽新幹線から、
 東京駅八重洲中央南口改札を出て、最寄りの階段を下りてすぐ。
という非常に良い立地にあります。
ここに出店している4店舗の条件を細かく見てみると、立地的には、やはり東京おかし(お菓子)ランドの正面側の広い通路に面している「カルビープラス」と「期間限定ショップ」が有利で、次に八重洲地下街に続く通路に面している「ぐりこ・や」、最後が通路に面していない「森永」と言えるでしょう。
ここでは、「期間限定ショップ」を除いた3店舗の店舗構造と接客アクションを観察します。

 

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(1)カルビープラス

東京おかし(お菓子)ランドの中で、ちょっと見ただけでも一番客が多いと感じられるのが、この「カルビープラス」です。その秘密を分析してみましょう。

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1.この店の立地・・・・・・非常に好立地
八重洲地下中央改札に向かう広い通りに面した、大変良い立地です。

 

2.この店の扱い商品・・・・・・実演商品とオリジナル商品
実演販売は、揚げたてのポテトチップスや揚げたてのポテりこ、コロッケ、ソフトクリーム、ソフトドリンクなどで、購入した客はすぐに客席スペースで食べます。ここでしか食べられない商品も多く、このような実演販売は商品パワーが強いと考えられます。
物販は、カルビーの様々な商品で、ご当地もので地方でしか買えない商品や、キャラクターグッズなどもそろっています。

 

3.この店の構造・・・・店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店
この店は、実演販売を行っている実演コーナーの部分と、セルフ販売コーナーの部分が合わさった店です。
行列は圧倒的に、実演コーナーにできています。この店の実演コーナーは通路寄りにあるために、客は店内から外にあふれて、店の前の通路に蛇行して行列をつくります。

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4.この店の店員(販売員)と客のアクション・・・・接客中・作業中の店員のアクションと、回遊や、行列をつくる客のアクション
この店は完全なセルフ販売方式です。
実演売り場の店員(販売員)は、商品の製造・包装・精算の作業に追われています。また、表にできる客の整理をするのも店員(販売員)の大きな仕事です。

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↑店の外に用意されたベルトパーテーション。
長い行列ができることが分かる。

一方、物販売り場の店員(販売員)は、客空間に出た時には、商品の補充・整理を行い、客が商品をレジカウンターに持ってきた時だけ、精算と包装を行います。

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↑店内から物販専用のレジを見たところ。

つまり、この店では、商品パワーが強い商品を販売して客を引き付け、店員(販売員)が客を遠ざけるアクションを行うことがほとんどなく、さらに店の外にまで伸びる行列がサクラパワーを発揮するという力で、さらに多くの客を引き付けています。


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 (2)ぐりこ・やKitchen

次に、東京おかし(お菓子)ランドの左奥に位置する「ぐりこ・やKitchen」を見てみましょう。

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1.この店の立地・・・・・・非常に好立地
八重洲地街の通路に面した、大変良い立地です。

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2.この店の扱い商品・・・・・・実演商品とオリジナル商品
この店では、店内の設備でロースト&味つけしたアーモンド、そしてそれを使ったアーモンドチョコレートなど、作りたてのお菓子を販売しています。これらのお菓子をつくる過程はガラス越しに見ることができ、つくりたてのお菓子の試食コーナーは大変人気があります。その場で食べるカルビープラスの商品に次いで、強い商品パワーを持っていると考えられます。

 

3.この店の構造・・・店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店
この店は「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」で、セルフ販売方式が導入されています。(ケースの一部で対面型の販売を行うことがあります)

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4.この店の店員(販売員)と客のアクション・・・・接客中・作業中の店員(販売員)のアクションと、試食や回遊や、行列をつくる客のアクション
この店もセルフ販売方式なので、店員(販売員)は客が商品をレジに持ってきた時にしか接客をしません。

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↑店内のセルフ販売用のレジカウンター。
先頭を示す表示とベルトパーテーションがあり、
混雑時には行列ができる。


さらに、実演コーナーがあり、そこ行われる様々な作業は店員(販売員)が行うなわばり解除のアクションとして非常に有効です。

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↑左側が実演コーナー。
店員(販売員)の作業中のアクションは
なわばり解除の役割を果たしている。

また、自由に店内を回遊して商品を選んだり試食コーナーで試食をしたりする客の姿は、サクラパワーとなって次の客を強く引き付けます。

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↑試食コーナーは大人気。

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↑店内を清掃したり、商品を補充したり
整理したりする店員(販売員)のアクションも
なわばり解除のアクションとして有効。

この店は、店内に実演場を設けることによって商品パワーを強め、自由に試食ができるセルフ販売方式の売り場をつくることによって多くの客を引き付け、さらにレジの行列を利用したサクラパワーを生かして、いっそう多くの客を引き付けています。


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(3)森永のおかしなおかし屋さん

 

続いて、右の奥に位置する「森永のおかしなおかし屋さん」を見てみましょう。
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1.この店の立地・・・・・・好立地だが、他の2店よりはやや劣る。
この東京お菓子ランド自体は大変良い立地ですが、表の通路に面していない分、この店の立地は他の2店よりもやや劣ると言えます。

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↑店頭の様子。店の前を通る客数は限定される
ため、他の2店より少なくなる。

2.この店の扱い商品・・・・・・オリジナル商品
この店は物販専門で、ここの店だけでしか買えないオリジナル商品など、ユニークなものを扱っています。また、この店には実演や実演販売はありません。観光地のような環境にあるこの店の場合、その場で食べられる商品がないことは、他店に比べてやや商品パワーが低くなると考えられます。

 

3.この店の構造・・・・・・店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店
この店は「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」で、完全なセルフ販売方式が採用されています。


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4.この店の店員(販売員)と客のアクション・・・・接客中・作業中の店員(販売員)のアクションと、回遊や、行列をつくる客のアクション
この店はセルフ販売方式なので、店員(販売員)は客が商品をレジに持ってきた時にしか接客をしません。つまり、客を遠ざけるアクションはほとんど存在しません。この店が一番パワーを発揮するのは、レジカウンターに多くの客が集まり、サクラパワーが生じる時です。

Morinaga2
↑レジカウンター部分


この店で問題点をあげるとすると、実演を行わないことで商品パワーが上がりにくいこと。また、「カルビープラス」と「ぐりこや」が実演を行うことで、常に作業中の店員(販売員)のアクションが行われるのに対して、この店の場合は、店員(販売員)のアクションが乏しくなり、客が少なくなると、客を引き付ける力が落ちやすくなることです。
しかし、店にはそれぞれの事情があり、必ずしも実演を行うことがいいとも限りません。実演には、実演のための商品開発、厨房などの設備、実演専門のスタッフと販売スタッフなど様々なものが必要になり、労力の割に利益がでないこともあります。この店のように、商品を物販だけに絞ることによって、少ない店員(販売員)で店を効率的に運営することができるということも考えられます。

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●東京おかしランドは「第四世代の店」の条件を備えた店

第四世代の店は、見知らぬ客が大勢行き交う「移動空間」に立地して、「第四世代の店の構造」をして、「一見接客」を行うことによって多くの客を引きつけています。
「東京おかしランド」も、「移動中に買い物がしたくなる」という人間の基本的な性質を背景にした、「移動客」を対象にした店なのです。

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