49.「不動の動きの癖」の人が成功する時、失敗する時。
こんにちは。
家庭や学校や職場などの、様々な人間関係におけるコミュニケーションが、成功するか失敗するかを左右するものは、お互いが交わす「ことば」ではなく、身体の動き(アクション)だということを説明しています。
従来まで、コミュニケーションに伴うお互いの身体の動きは、「しぐさ」とか「身振り手振り」と呼ばれて、ほとんどは無視されてしまっていました。
しかし、身体の動き(しぐさ=身振り手振り)は、お互いが交わす「ことば」以上に多くの情報を発信し、無意識の内に、二人のコミュニケーションが成功するか失敗するかに大きな影響を与えているのです。
12回に渡って、様々な「身体の動き」を癖として持つ人が、本人自身は気づかない内に、それぞれの「身体の動き」の情報を発信することによって、成功したり失敗したりしていることについて説明しました。
今回は、13種類の「身体の動き」の最後の「不動の動き」について説明します。
回転、上下、前後の12種類の「身体の動き」を全く表現しないで、じっとしている動きを「不動の動き」と呼びます。
この「不動の動き」を合わせて「身体の動き」は、全部で「13種類の動き」に分類されることになります。
さてそれでは、ほとんど身体を動かさずじっとしていて感情を表に出さない「不動の動き」を伴いながら話をする人が、成功する時と失敗する時について説明します。
「不動の動き」とは、上のイラストのような動きなので、「不動の動き」の動画と静止画は同じです。
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この「不動の動き」を癖としている人は、相手と話をする時は、手や身体を、前後左右にほとんど動かさないで話をするのが特徴です。
それではこの「不動の動き」を癖とする人は、いったいどのような成功や失敗をしやすい人なのでしょうか?
【不動の動きの癖】の人が成功する時
「不動の動きの癖」の人は、話をする時に、話す「ことば」以外に一切情報を出さないことが得意な人です。
なぜならば、「不動の動きの癖」の人は、相手に話す「ことば」に伴った身振り手振りを一切見せないで、表情も全く変化させないで話をするからです。
したがって、この人が成功する時とは、
「あの人は常に落ち着いている」
「あの人は非常に冷静である」
「あの人は感情を表に出さない」
「あの人は姿勢が良い」
等という評価を他人から受ける時なのです。
【不動の動きの癖】の人が失敗する時
「不動の動きの癖」の人は、相手に対して感情を交えずに、冷静に淡々と話すことは得意ですが、相手に対して自分の感情を表現したり、身振り手振りを伴ってよりわかりやすく案内したり説明したりすることは苦手です。
なぜならば、相手に積極的に近づいて、相手が分かりやすいように身振り手振りを伴った案内や説明をしなければいけない場合にも、全く動かずにじっとしたままで、表情も一切変えずに話をしてしまうからです。
したがって、この人が失敗する時は、
「あの人は積極的ではない」
「あの人は愛想がない」
「あの人は本当は何を考えているか分からない」
「あの人は前向きではない」
「あの人は熱心ではない」
などという評価を受ける時なのです。
以上のように、手や身体を全く動かさずじっとしていて、感情を表に出さない「不動の動きの癖」の人は、自分の感情を押し殺して「ことば」だけを伝えることは得意ですが、身振り手振りを伴って感情を表現したり、分かりやすく案内したり説明したりすることは不得意なのです。
次回は、50.「『一点注意の動きの癖』の人が好きな人、嫌いな人とは?」について説明します。
※なお明日は、「入りやすい店売れる店」(日本経済新聞社)の1986年版を更新します。
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