三空間による店の4分類

店は三つの空間から成り立っています。
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この三空間がどのように配置されているかによって、店は次のような4つのタイプ(細かくは8つ)に分類することができます。

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1.接触型店(店員空間が狭い)

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まずは、もっともシンプルな「店員空間が狭い接触型店」を見てみましょう。
デパートの地下食品売り場などでよく見られる、ケース販売を中心とした店がこれにあたります。「接触型店」はすでに説明した「戸板一枚の店」を色濃く継承している店で、店の原点ともいえる構造です。



2.接触型店(店員空間が広い)

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次に「店員空間が広い接触型店」を紹介します。
これは、先ほどの接触型店が大型になったもので、店の間口が広く奥行が深い場合や、柱を取り巻いてぐるりとケースを配置したものなど様々なレイアウトがあります。
このタイプの店は、「店員空間」が広いために店員(販売員)が客から離れることができるので、客が「商品空間」に近づいても店員(販売員)からのプレッシャーを感じにくく、客を引き付けやすい構造と言えます。
1985年ころには、この構造の店が非常に高い売り上げを上げていました。しかし、このような店は百貨店や駅ビルのワンフロアに1店か2店しか展開できず、また、この構造で成功するためは多くの商品アイテムが必要で、人気に陰りが出ると坪効率が下がりやすいなど多くの問題点があり、現代では次第に少なくなってきています。

3.引き込み型店(店員空間が狭い)

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次に「店員空間が狭い引き込み型店」をご紹介します。
これは、「商品空間」を店の中に引き込んで、店内に「客空間」をつくった構造です。
かつての商店街の肉屋、時計店、薬局・薬店などによく見られた店で、店内に商品空間として陳列ケースを置いているのが普通です。商品の劣化を防ぎ、店員の居住性を高めるために入り口を閉めている店が多く、目的買いの客でなければ入りにくい店でした。
かつての駅ビルや百貨店の贈答用和洋菓子店や、有名ブランドの宝飾店などにこのような店(入り口は開いている)がありましたが、冷やかし客を引き付けることはむずかしい店でした。



4.引き込み型店(店員空間が広い)

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次に、「店員空間が広い引き込み型店」をご紹介します。
これは、先ほどの「店員空間が狭い引き込み型店」が大型になったもので、店の間口が広く、奥行も深くなり、店内のケースなどは様々なレイアウトがあります。
このタイプの店は、外から見ると入りにくいイメージがしますが、いったん入ってしまうと、店員空間が広いためにあまり店員(販売員)が気にならず、ゆっくり商品を選ぶことができる店もたくさんあり、路面店で比較的大型の和洋菓子店などに見られるタイプです。
ただし、店員(販売員)があまり積極的に接客すると、客が落ち着いて商品を見ることができなくなるので、接客に注意が必要です。



5.引き込み・回遊型店(店員空間がない)
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次に、「店員空間がない、引き込み・回遊型店」をご紹介します。
「引き込み・回遊型店」とは、店頭に商品空間を置かず、店内に回遊型の「商品空間」と「客空間」を用意している店です。
「引き込み・回遊型店」の場合、店員空間があるかないかで、その店の性格はまったく異なります。「店員空間がない」タイプの店は、「店員空間」と「客空間」が重なっているために、店員はいわゆる「側面販売」を行います。

「店員空間がない、引き込み・回遊型店」は、かつての商店街の雑貨店、ファッション店などによく見られた構造で、入り口を締め切った店がたくさん存在していました。このような店は、店内の構造や商品をあらかじめ知らない客にとっては非常に入りにくいイメージがします。
近年でも、このようなタイプの店は地下街などでたくさん見ることができます。
このタイプの店は、店員(販売員)の存在が良く目立つため、接客アクションがむずかしい店です。



6.引き込み・回遊型店(店員空間がある)

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次に、「店員空間がある、引き込み・回遊型店」をご紹介します。
「引き込み・回遊型店」とは、店頭に「商品空間」を置かず、店内に回遊型の「商品空間」と「客空間」を用意している店です。
「店員空間がある」タイプの店は、店内に明確なレジカウンター(店員空間)がつくられていることが多く、いわゆる「セルフ販売方式」を行います。

典型的な例はコンビニエンスストアです。コンビニエンスストアの場合、店頭は閉め切られていることが多いのですが、「セルフ販売方式」なので、店内に入っても接客されないので、客にとっては入りやすい構造と言えます。
一般の店の場合に、この構造で成功するためには、商品空間の広さとつくり方が非常に重要です。商品が少なすぎたり商品空間が狭すぎたりすると、客が「セルフ販売方式」であることを認識できないことがあるので、注意が必要です。



7.接触・引き込み・回遊型店(店員空間がない)

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次に、「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」をご紹介します。
「接触・引き込み・回遊型店」とは、店頭に「商品空間」を置き、店内に回遊型の「商品空間」と「客空間」を用意している店です。
「接触・引き込み・回遊型店」の場合も、「店員空間」があるかないかで、その店の性格はまったく異なります。「店員空間がない」タイプの店は、「店員空間」と「客空間」が重なっているために、店員(販売員)はいわゆる「側面販売」を行います。
「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」は、かつての商店街の雑貨店、ファッション店などによく見られた構造で、店頭にたくさんの商品を陳列して客を引き付けることを目的としています。
このような構造の店の場合、店員(販売員)が店頭の商品空間の近くに立って客を待ちかまえると、客が商品空間に近づきにくくなることが多いので注意が必要です。



8.接触・引き込み・回遊型店(店員空間がある)

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次に、「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」をご紹介します。
「接触・引き込み・回遊型店」とは、店頭に「商品空間」を置き、店内に回遊型の「商品空間」と「客空間」を用意している店です。
「店員空間がある」タイプの店は、店内に明確なレジカウンター(店員空間)がつくられていることが多く、いわゆる「セルフ販売方式」を行います。