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2022年4月11日 (月)

23.こういう店が接触型店(店員空間が狭い場合)(入りやすい店売れる店1986年版)

こんにちは。

このブログは、『リアルショップ』(『店』)の本来の性質と役割についてご報告しています。

駅ナカ・駅ソトショップや百貨店などの現在の店は、単純な「戸板一枚の店」の構造から規模が大きくなり、構造が複雑に変化していますが、「商品空間」と「客空間」と「店員空間」の三空間で構成されていることには全く変わりはありません。

そして、三空間がどのように構成された店であるかを基本にして、店は大きくは四分類され、さらに細かくは八分類されることに関しては、前回でご説明いたしました。

これから、8回に渡って、それぞれの店の構造と、その構造の店での店員のアクション術についてご説明してまいります。

最初に説明する「接触型店(店員空間が狭い場合)」は、デパ地下で見られる、果てしなく「戸板一枚の店」に近い構造をした店のことです。

なお、このシリーズは約35年前の書籍の抜粋であるということを改めて念頭に入れて頂いた上で、どうぞお読みください。

23.こういう店が接触型店(店員空間が狭い場合)

接触型店とは、通行客が往来する通路に面して、商品を陳列している店をいいます。

たいていの場合、少しでも通行客に近づけようとして、通路まではみ出して商品が陳列されています。

そこでこのタイプの店は、いわゆる持ち帰り品を売るのに適しています。

時間をかけて選ぶ必要のない値段の安い商品は、客の目にはいるかはいらないかで勝負が決まるのです。

また、接触型店は、店員空間の広さによって二種類に分けることができます。

それぞれの特徴を見てみましょう。

①店員空間が狭い場合 

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店員空間が狭い接触型店の典型的な例は、デパートの食品売り場にいけば簡単に見ることができます。

こういう店はたいてい商品空間も狭く、ケース一本か二本がせいぜいです。

店員空間はケースの向こう側ですが、そこには包装台やらレジ台やら商品ストックが所狭しと並んでおり、店員は立っているのがやっとという状況です。

また、お祭りに欠かせないのが縁日ですが、この縁日も店員空間の狭い接触型店に分類されます。

金魚すくい、わた菓子屋、風船屋、おでん屋、たこ焼き屋など、どれも、商品空間が通路に面しており、お客さんはあっちへ押されこっちへ押されしながら、目についた商品を買っていきます。

さらに、競馬や競輪の予想屋やデパートなどで行われる実演販売もこのタイプです。

予想屋や実演屋は通路に面したところで呼びかけるから人が集まってくるのです。

もし彼らが店の奥のほうから呼びかけたとしたら、客は警戒してなかなか中にはいってこないでしょう。

(※以上の文章とイラストは、拙著「入りやすい店売れる店」日本経済新聞社・1986年版より抜粋したものです) 

続きは次回に…。

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