客を引きつける店員のアクションが生じやすい店の構造とは?
こんにちは。
前回、全国にある大小さまざまな「店」(リアルショップ)の構造は一見、非常に複雑に感じますが、どの「店」も次のイラストの八つのタイプのいずれかの構造をした「店」に当てはまるということをご説明しました。
そして、前回は客を遠ざける店員のアクションが生じやすい「店」の構造をご紹介しましたので、今回は反対に客を引きつける店員のアクションが生じやすい「店」の構造についてご説明いたします。
さて、客を引きつける店員のアクションが生じやすい「店」の構造は次のようになっています。
(1)店員空間が広い、接触型店
「店員空間が広い、接触型店」は、「店員空間が狭い、接触型店」に比べて、客を引きつける店員のアクションが生じ安い「店」の構造です。
なぜならば、「店員空間」が広いために、「商品空間」に近づいてきた客に対してすぐには接客を開始しないことや、様々な店員の作業中のアクションが生じやすくなるからです。
「店員空間が広い、接触型店」は、「店員空間が狭い、接触型店」に比べて、店員の客を遠ざける「なわばり主張」のアクションが生じにくい「店」なのです。
(2)店員空間が広い、引き込み型店
「店員空間が広い、引き込み型店」は、「店員空間が狭い、引き込み型店」に比べて、客を引きつける店員のアクションが生じやすい「店」の構造です。
なぜならば、「店員空間」が広いために、店員がじっと立ってもその姿が目立ちにくく、様々な店員の作業中のアクションが生じやすくなるからです。
「店員空間が広い、引き込み型店」は、「店員空間が狭い、引き込み型店」に比べて、店員の客を遠ざける「なわばり主張」のアクションが生じにくい「店」なのです。
(3)店員空間がある、引き込み・回遊型店
「店員空間がある、引き込み・回遊型店」は「店員空間がない、引き込み・回遊型店」に比べて、客を引きつける店員のアクションが生じやすい「店」の構造です。
なぜならば、「店員空間」が明確に作られていることと、「セルフサービス方式」を採用されているために、店員は客から注文があるまで接客を開始しないうえに、店員は清算作業に専念することができるからです。
「店員空間がある、引き込み・回遊型店」は、「店員空間がない、引き込み・回遊型店」に比べて、店員の客を遠ざける「なわばり主張」のアクションが生じにくい「店」なのです。
(4)店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店
「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」は「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」に比べて、客を引きつける店員のアクションが生じやすい「店」の構造です。
なぜならば、「店員空間」が明確に作られていることと、「セルフサービス方式」を採用されているために、店員は客から注文があるまで接客を開始しないうえに、店員は清算作業に専念することができるからです。
「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」は、「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」に比べて、店員の客を遠ざける「なわばり主張」のアクションが生じにくい「店」なのです。
以上が、客を引きつける店員のアクションが生じやすい「店」の構造です。
売れる「リアルショップ」を生み出すためには、店員の客を遠ざける「なわばり主張」のアクションが生じにくく、店員の客を引きつける「なわばり解除」のアクションが生じやすい「店」を設計することが大切なポイントなのです。
続きは次回に…。
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