« 2021年4月 | トップページ | 2021年6月 »

2021年5月

2021年5月31日 (月)

②店員の客を引きつけるアクション遠ざけるアクション(店員空間の広い接触型店)

こんにちは。

1970年代の半ばに、大阪梅田の阪急百貨店の地下食品フロア(デパ地下)に、連日大勢の客を引きつける和菓子店(叶匠寿庵)がすい星のごとくに登場してきて、全国の多くの販売関係者の話題となりました。

当時、ほとんどの人は気づいてはいませんでしたが、この店だけは他店の「店員空間」よりも広い「店員空間」でした。つまり、この店はフロアーの中で唯一「店員空間が広い、接触型店」だったのです。

「店員空間が広い、接触型店」であったがために、他店の「店員空間が狭い、接触型店」に比べて、店員が「なわばり」を主張して客を遠ざけるアクションが生じにくいために、大勢の客を引きつけることができたのです。

販売関係者のほとんどの人は、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションが「店の構造」から生み出されてくるということには気づいていませんでした。その後デパ地下に「店員空間が広い、接触型店」が次々と登場してきました。

それでは、「店員空間が広い、接触型店」での客を引きつけたり遠ざけたりしている店員のアクションをご紹介していきます。

●「店員空間が広い、接触型店」における、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクション

  「店員空間が広い、接触型店」とは、このように通路までせり出した「商品空間」と広い「店員空間」の二空間だけで構成された店のことです。「客空間」は、「店員空間が狭い、接触型店」同様に客自らが通路に作ることになります。↓

Zu2-hirois_20210525093101

(1)↓ 広い「店員空間」であっても、店員がじっと立って客を待つと、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。

Photo_20210525093201

(2)↓ 広い店員空間があるにもかかわらず、店員が客の通路(客空間)にじっと立って客を待つと、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。


Photo_20210525093202
(3)↓ 「店員空間」が狭い店よりも広い店の方が店員の「なわばり」主張のアクションは制御されていますが、やはり「商品空間」に近づいてきた客に対して、直に「いらっしゃいませ!」と接客を開始すると、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。


1_20210525093201
(4)↓ 「店員空間」が広い狭いにかかわらず、接客中の店員のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなって、客を引きつけます。

Photo_20210525093203

(5)↓ 「店員空間」が広い店では様々な作業が行われるようになっていますが、作業中の店員のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなって、客を引きつけます。

Photo_20210525093204

(6)↓ 「なわばり」が解除された店頭に引きつけられた客の姿は、「サクラパワー」を生み出して次々と客を引きつけ、より一層「なわばり」を解除して大勢の客を引きつけます。


2_20210525093201

以上が、「店員空間が広い、接触型店」における、客を引きつけたり遠ざけたりしている店員のアクションです。

「店員空間が広い、接触型店」は、「店員空間が狭い、接触型店」よりも、店員の「なわばり」主張のアクションを制御することができる分有利な店舗構造なのです。

続きは次回に…。

| | コメント (0)

2021年5月24日 (月)

①店員の客を引きつけるアクション遠ざけるアクション(店員空間の狭い接触型店の場合)

こんにちは。

コロナ禍がやがて収束に向かい、かつての日常が戻って来ると共に、大勢の客が必ず「店」(リアルショップ)に戻ってきます。

どんなモノでも手軽に購入することができるネットショップの時代になったにもかかわらず、「店」(リアルショップ)には大勢の客が戻ってきます。

なぜならば、「店」(リアルショップ)には、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションが存在し、それらのアクションに引きつけられたり遠ざけられたりする大勢の客が行き交っているからです。

「店」は、見知らぬ大勢の店員と客が商品を間にしてほんのひと時の楽しいコミュニケーションを交わす現場であると共に、時には人類を脅かす感染症のパンデミックを引き起こすようなウイルスを感染させる現場でもあるからこそ、スリリングな人間関係の現場なのです。

さて全国に存在する様々な「店」は、どの店も必ず「商品空間」と「店員空間」と「客空間」の三空間で構成されています。

Photo_20210519183901

そして、この「三空間」の構成の仕方の違いによって、全国の様々な「店」は、四つのタイプに分類され、更に「店員空間」の作り方の違いによっては細かく八つのタイプに分類することができます。

1.接触型店
①店員空間が狭い、接触型店 ②店員空間が広い、接触型店

2.引き込み型店
③店員空間が狭い、引き込み型店 ④店員空間が広い、引き込み型店

3.引き込み・回遊型店
⑤店員空間がない、引き込み・回遊型店 ⑥店員空間がある、引き込み・回遊型店

4.接触・引き込み・回遊型店

⑦店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店 ⑧店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店

Photo_20210519184001

それでは、それぞれのタイプの店での客を引きつけたり遠ざけたりしている店員のアクションをご紹介していきます。

●「店員空間が狭い、接触型店」における、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクション

  「店員空間が狭い、接触型店」とは、このように通路までせり出した「商品空間」と狭い「店員空間」の二空間だけで構成された店のことです。「客空間」は客自らが通路に作ることになります。↓

Zu1-semais_20210519185001

(1)↓ 狭い「店員空間」で店員がじっと立って客を待つと、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。

Photo_20210519185201

(2)↓ 店員が客の通路(客空間)にじっと立って客を待つと、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。


Photo_20210519185202
(3)↓ 「商品空間」に近づいてきた客に対して、直に「いらっしゃいませ!」と接客を開始すると、「なわばり」主張のアクションとなって客を遠ざけます。


Photo_20210519185203
(4)↓ 接客中の店員のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなって、客を引きつけます。

Photo_20210519185204

(5)↓ 作業中の店員のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなって、客を引きつけます。

Photo_20210519185205

(6)↓ 「なわばり」が解除された店頭に引きつけられた客の姿は、「サクラパワー」を生み出して次々と客を引きつけ、より一層「なわばり」を解除して大勢の客を引きつけます。


Photo_20210519185206

以上が、「店員空間が狭い、接触型店」における、客を引きつけたり遠ざけたりしている店員のアクションです。

続きは次回に…。

| | コメント (0)

2021年5月17日 (月)

いつの時代にも大勢のお客様を引きつける「五つのモノ」は、お客様の目にははっきり見えるが店員の目にはよく見えない。

こんにちは。

いつの時代にも業種を問わず「繁盛店」には、大勢のお客様を引きつける「五つのモノ」が存在しています。

そして大変興味深いことに、その「五つのモノ」は、大勢のお客様の目には良く見えるにもかかわらず、店員の目には良く見えないのです。

そのことを良く理解していただくために、過去のブログをご紹介したいと思います。

*******それでは、2015年8月17日のブログをどうぞ…。

こんにちは。

移動空間としての「道」に新しく生まれた「リアルショップ」が、大勢のお客様を引きつけている、店員の目にはなかなか「見えない」が、お客様の目には良く「見える」モノについて、説明してきましたので、今日はそのまとめのお話です。

さて、移動空間としての「道」に登場した「リアルショップ」が、大勢のお客様を引きつける要因は主に次の五つです。

(1)店頭に、なわばりが解除された「客空間」がある。

Photo


「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」であれ、「店員空間がない、引き込み・回遊型店」であれ、また、前面がオープンな店であれ、前面を閉ざした店であれ、店頭ないしは店頭に最も近い位置の「商品空間」を、「戸板一枚の店」にすることが第1ポイントです。

「戸板一枚の店」が、店員には見えないが、お客様には良く見える「なわばり」が解除された「客空間」を、生み出してくれるからです。

(2)明確な「出入口」がある。

4_2


通路に面した前面を閉じた店の場合は、明確な出入口をつくれますが、前面をオープンにした店の場合は、全てが明確な「出入口」だと思い込みやすくなります。

店頭に最も近い中央の「商品空間」を、「戸板一枚の店」にすることによって初めて、その「商品空間」の左右に、お客様の目には良く見える明確な「出入口」が生まれます。

左右の出入り口付近は、なわばりが「解除」された「客空間」だとお客様が感じるからです。


(3)明確な「回遊通路」がある。

Jpg_2


ただ単に、店内に通路をつくればそれで良いというものではてありません。

それでは、店員だけが移動しやすい通路となってしまいます。

コンビニの通路がお客様にとって回遊しやすいのは、「戸板一枚の店」に近い「商品空間」によってつくられていることと、店員から全く接客されることがない「回遊通路」になっているためなのです。

つまり、「戸板一枚の店」の「商品空間」によってつくられた「回遊通路」こそが、お客様の目には、明確な「回遊通路」だと見えるのです。

(4)なわばりを解除する店員のアクションが提供されている。


Photo_6


セルフ販売方式を採用した店以外は、たとえレジカウンターがあっても、「店員空間」はありません。

このような店は、店内の「客空間」と「店員空間」が共有された店舗構造になっているからです。

したがって、店頭や店内でじっと立ってお客様を待ち受けたり、早すぎる接客を開始したりする接客方法は、「なわばり」主張のアクションとなり、お客様を遠ざける店員のアクションとなります。

反対に、接客中か、何らかの作業中のアクションは、「なわばり」解除のアクションとなり、お客様を引きつける店員のアクションとなります。

したがって、店員は、お客様から何らかの声がかかるまでは、「なわばり」を解除した店員のアクションを、やり続けていることが大切になります。

(5)「サクラパワー」が生じやすいようになっている。

Photo_8


移動空間としての「道」に接した「リアルショップ」こそ、サクラパワーが大切です。

つまり、一人目のお客様が「サクラ」の役割をはたして、二人目のお客様が、近づきやすい、あるいは入りやすい状況を引き起こす「サクラパワー」が、できるだけ生じやすい店舗構造と、接客方法を行うことが大切になります。

それには、「なわばり」が解除された「客空間」と、明確な「出入口」と「回遊通路」をつくり、「なわばり」を解除する店員のアクションを提供することが重要です。

この条件を満たすことによって、「サクラパワー」が発生しやすくなり、一度発生するとなかなか途絶えない、という現象が起こりやすくなるのです。

以上が、移動空間としての「道」に登場した「リアルショップ」が、大勢のお客様を引きつけるための主な五つの要因です。

もしもあなたが、店員、店長、幹部の方であるとしたら、以上のことは、一晩で導入することが可能です。

必ず、「売り上げが上がる」ということをお約束いたします。

ぜひ、お試しください。

続きは次回に…。

| | コメント (0)

2021年5月10日 (月)

店員の目には見えないが、お客様の目にはよく見える「サクラパワー」現象とは?

こんにちは。

このシリーズでは、「店」(リアルショップ)には、店員の目には見えないが、お客様の目には良く見える「モノ」が存在しており、お客様の目に良く見える「モノ」をいかに提供するかが繁盛店を生み出す大きなカギとなっていることについて説明しています。

このことを良く理解していただくために、過去のブログをご紹介いたします。

*****それでは2015年8月25日のブログをどうぞ…。

こんにちは。

移動空間としての「道」に、新しく生まれた「リアルショップ」が、大勢のお客様を引きつけている、店員の目には見えないが、お客様の目には良く見えるモノの最後として「サクラパワー」現象について説明します。

店に、一人目のお客様が存在することによって、二人目のお客様が、店に入りやすくなることを、「サクラパワー」現象と呼んで、何度か説明してきましたが、この「サクラパワー」は、店員の目には見えないが、お客様の目には良く見える店員の「なわばり」が解除された「客空間」を生み出すパワーを持っているのです。

そして、「戸板一枚の店」の「商品空間」で構成された店とは、一人目のお客様が気軽に近づいたり、回遊したりしやすいために、二人目のお客様を引きつける「サクラパワー」が生じやすい店なのです。



Photo_9
※戸板一枚の店の「商品空間」が生み出した、「なわばり」が解除された「客空間」は、
「サクラパワー」が起こりやすい。


したがって、一人目のお客様は、店員にとっては、単なる一人の来店客であっても、お客様にとっては、「サクラパワー」を発揮して、店員の「なわばり」が解除された「客空間」をつくりだしてくれる非常に大事な存在となります。

お客様を引き付ける、最も強い要素は、実は、この「サクラパワー」です。


見知らぬ客が数多く行き交う、移動空間としての「道」に存在する「リアルショップ」ほど、この「サクラパワー」を大いに活用して、
通行客を引きつけることが大切になるのです。


続きは次回に…。

| | コメント (0)

2021年5月 3日 (月)

店員の目には見えないが、お客様の目にははっきりと見える店員のアクション。

こんにちは。
「店」(リアルショップ)には、店員の目には見えないがお客様の目には見える「モノ」が存在し、お客様に見える「モノ」を提供することが繁盛店を生み出す重要な鍵となっています。

そして、そのことをご理解いただくために、過去のブログをご紹介しています。

******それでは2015年8月13日のブログをどうぞ…。


こんにちは。

8月5日より隔日で、移動空間としての「道」に新しく生まれたリアルショップでは、店員の目には「見えない」が、お客様の目には「見える」モノが、お客様を引きつけているということに関して説明しています。

そして、お客様を店頭に誘導し、お客様を店内に迎え入れ、お客様を自由に回遊させるためには、いかに「戸板一枚の店」の要素が重要であるかということをご説明してきました。

さらに、「戸板一枚の店」の要素は、店員のアクションにも大きな影響を与えます。

店頭の「戸板一枚」の「商品空間」は、「どうぞご自由に冷やかしてください!」という、メッセージを発信するために、店員の早過ぎる接客アプローチを制御します。

また、店内の「戸板一枚」の「商品空間」も、「どうぞ自由に冷やかしながら回遊してください!」という、メッセージを発信するために、店内に入って来たお客様や、回遊するお客様に対しての、店員の早過ぎる接客アプローチを制御します。

以上のような、「戸板一枚」の「商品空間」が発信するメッセージを、上手に機能させるためには、店員自身もできるだけ、お客様からは良く見えて、店員自身には決して見えない、「なわばり」を解除するアクションをやり続けることが大切になります。

実は、他のお客様に接客中の店員のアクションと、作業中の店員のアクションが、お客様を引きつけ(なわばり解除)、店頭や回遊通路にじっと立つ店員のアクションと、早過ぎる「いらっしゃいませ!」を言う店員のアクションが、お客様を遠ざけるのです(なわばり主張)。

↓作業中の店員のアクション(なわばりが解除される)。

Photo_2
↓店頭や回遊通路にじっと立つ店員のアクションと、早過ぎる「いらっしゃいませ!」を言う店員のアクション(なわばりが主張される)。
Photo_20210423102101

続きは次回に…。

| | コメント (0)

« 2021年4月 | トップページ | 2021年6月 »