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2021年2月 1日 (月)

再び移転した「東横のれん街」は、どう変わったのか?-----東京・渋谷「東横のれん街」の三空間店舗分析(その1)

こんにちは。

現在、東京・渋谷ヒカリエのB2&B3にある「東横のれん街」は、1951年(昭和26年)10月、老舗を集めた日本初の「名店街」として東横店・東館に開業しました。

そして東館の閉館に伴い、2013年(平成25年)4月、渋谷マークシティの地下1階に移転しました。

そして再び、2020年4月に渋谷ヒカリエのB2&B3に移転しました。

↓渋谷ヒカリエ全景
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現在、渋谷ヒカリエに移転した「東横のれん街」は、かつての東横店・東館の「東横のれん街」とどのような違いがあるのでしょうか?

また6年前のマークシティの「東横のれん街」とはどのような違いがあるのでしょうか?

それぞれの時代の「東横のれん街」の三空間店舗分析を行うことによって、それぞれの違いについて研究してみたいと思います。

渋谷ヒカリエにある「東横のれん街」は、B2「スイーツ、ベーカリー、ワイン」と、B3「惣菜、生鮮食品、イートスペース」の二つのフロワーで構成されています。

そして、いわゆる「デパ地下」の店と同様に、ほとんどの店が
①「店員空間が狭い接触型店」
②「店員空間が広い接触型店」
の構造で、一部の店が
③「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」
の構造をした店となっています。

それでは、店舗構造別に渋谷ヒカリエの「東横のれん街」の店をご紹介していきたいと思います。

(1)「店員空間が狭い接触型店」
店員空間が狭い接触型店とは、狭い「店員空間」と「商品空間」の二空間だけで構成された店のことです。客自身が通路に「客空間」を作って買い物をする構造になっています。
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(2)「店員空間が広い接触型店」

店員空間が広い接触型店とは、広い「店員空間」と「商品空間」の二空間だけで構成された店のことです。客自身が通路に「客空間」を作って買い物をする構造になっています。

 

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↓店員空間が広い店
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↓手前の左右の店は「店員空間」が狭い店で、奥が店員空間が広い店
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↓店員空間が広い店の側面
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↓左右は店員空間が狭い店、奥は広い店
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↓店員空間がやや広い店
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↓店員空間がやや広い店
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(3)「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」

店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店とは、「商品空間」と「客空間」と清算を行う「店員空間」の三空間で構成された店で、いわゆる「セルサービス方式」を採用した店のことです。
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全国の様々な商業集積に存在する全ての「店」は、「商品空間」と「客空間」と「店員空間」の三空間のレイアウトの仕方(店舗設計)によって、大まかには次のように四分類されます。
①接触型店

②引き込み型店
③引き込み・回遊型店
④接触・引き込み・回遊型店
更に「店員空間」の状況によって細かくは八分類することができます。

つまり、私たちが毎日利用したり見かけたりしているあらゆる「店」は、一見大変複雑な構造をしているように思えますが、実際には次のいずれかの構造の「店」に当てはまるのです。

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そして、ここ渋谷ヒカリエの「東横のれん街」においては、

(1)「店員空間が狭い、接触型店」
(2)「店員空間が広い、接触型店」
(3)「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」

以上の構造の店で構成されていることが観察できます。

さて、それぞれの店では、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションや、客を引きつけるための「誘惑のメッセージ」の発信が行われております。
それらにつきまして順次ご説明していきます。

続きは次回に…。

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