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2020年11月24日 (火)

9.「大久保通り」の店の構造と店員&客のアクション-----大久保通りの三空間店舗分析(その4)

こんにちは。

東京・新大久保駅そばの「大久保通り」の「店」を、「人の動き」という観点から観察&分析しています。

前回は「大久保通り」の、
①「店員空間が狭い、接触型店」
②「店員空間が狭い、引き込み型店」
③「店員空間がない、引き込み・回遊型店」
④「店員空間がある、引き込み・回遊型店」
⑤「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」
⑥「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」

以上の構造をした店の内、
③「店員空間がない、引き込み・回遊型店」
④「店員空間がある、引き込み・回遊型店」
の構造をした店における、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションについて説明しました。

さて今回は、
①「店員空間が狭い、接触型店」
②「店員空間が狭い、引き込み型店」
の構造をした店における、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションについて説明します。
ここ「大久保通り」の①②の二つの構造の店においては、ほぼ同じような店員と客のアクションが展開されています。

↓新大久保駅ガード下より「大久保通り」を望む様子
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(1)「店員空間が狭い、接触型店」での、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクション。

↓「店員空間が狭い、接触型店」とは下のイラストのように、通路に沿った「商品空間」と狭い「店員空間」の二空間だけで出来た店のことです。そのために客が通路に自ら「客空間」を作って買い物をするのが特徴です。
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①客を遠ざける店員のアクション

(A)↓ 店内でじっと立って客を待つ店員のアクションは、「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
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(B)↓ 店頭でじっと立って客を待つ店員のアクションは、より「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
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(C) ↓ 店に近づいて来たリ入って来たリした客に対して、直ぐに「いらっしゃいませ!」と声を掛けて接客を開始すると、「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
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②客を引きつける店員のアクション

(A) ↓ 接客中の店員のアクションは、「なわばり」を解除するアクションとなって客を引きつけます。
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(B) ↓ 作業中の店員のアクションは、「なわばり」を解除するアクションとなって客を引きつけます。
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(C) ↓ 「サクラパワー」が生じた場合には、いっそう「なわばり」が解除されるために客はより引きつけられます。
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コロナ禍の「マスク」と「ソーシャルディスタンス」の導入によって、「サクラパワー」が生じないようにしているのが現状ですが、それでも店内に客が一人でも存在すればその客は「サクラ」となって他の客を引きつけます。

※「サクラパワー」とは?
店に客がつくと、その客の姿が次の客をひきつける。その時の状況を「サクラパワー」が起きているとと言う。
「サクラパワー」は次々と客を引きつけながらますます買いやすい状況をつくりだすために、店にとっては重要な販売機会となる。

(2)「店員空間が狭い、引き込み型店」での、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクション。

↓「店員空間が狭い、引き込み型店」とは下のイラストのように、店内に「客空間」と「商品空間」「店員空間」が作られた店のことです。そして、客は店内に入って「商品空間」を挟んで店員と対面しながら買い物をするのが特徴です。

※ここイケメン通りにある「店員空間が狭い、引き込み型店」は、占いの店に限られていますが一般的な物販店の「店員空間が狭い、引き込み型店」の構造の店と同様の店員と客のアクションが観察できます。
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①客を遠ざける店員のアクション

(A)↓ 店の奥の「店員空間」から、客の様子を観察しながらじっと立って待ち構える店員のアクションは、「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
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(B)  ↓「店員空間」から出て、「客空間」や店頭にじっと立って客を待つ店員のアクションは、「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
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(C) ↓ 店に近づいて来たリ入って来たリした客に対して、直ぐに「いらっしゃいませ!」と声を掛けて接客を開始すると、「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
Photo_20201016080303


②客を引きつける店員のアクション

(A) ↓ 接客中の店員のアクションは、「なわばり」を解除するアクションとなって客を引きつけます。
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(B) ↓ なんらかの作業中の店員のアクションは、「なわばり」を解除するアクションとなって客を引きつけます。Photo_20201016080305

(C) ↓ 「サクラパワー」が生じた場合には、いっそう「なわばり」が解除されるために客はより引きつけられます。
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以上のように、東京・新大久保駅そばの「大久保通り」の
(1)「店員空間が狭い、接触型店」
(2)「店員空間が狭い、引き込み型店」
の構造のいずれの店においても、店員が「なわばり」を主張するアクションを行って客を遠ざけ、あるいは「なわばり」を解除するアクションを行って客を引きつけている様子を観察することができます。

続きは、次回に…。

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