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2020年10月

2020年10月19日 (月)

3.新大久保「イケメン通り」の店の構造と店員&客のアクション-----イケメン通りの三空間店舗分析(その3)

こんにちは。

前回は、東京・新大久保の「イケメン通り」にある次の(1)から(6)の構造をした店の内、(5)と(6)の構造をした店での、客をひきつけたり遠ざけたりしている店員のアクションについて説明しました。

今回は、
(3)「店員空間がない、引き込み・回遊型店」
(4)「店員空間がある、引き込み・回遊型店」
の構造をした店での、店員と客のアクションについて説明します。

(1)「店員空間が狭い、接触型店」
(2)「店員空間が狭い、引き込み型店」
(3)「店員空間がない、引き込み・回遊型店」
(4)「店員空間がある、引き込み・回遊型店」
(5)「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」
(6)「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」

↓「イケメン通り」の様子
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(1)「店員空間がない、引き込み・回遊型店」での、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクション。


↓「店員空間がない、引き込み・回遊型店」とは下のイラストのように、「商品空間」を店内に設置した店のことです。そして客が店内を回遊する「客空間」と「店員空間」が一緒になっているのが特徴です。
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①客を遠ざける店員のアクション

(A)↓ 店内でじっと立って客を待つ店員のアクションは、「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。

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(B)↓ 店頭でじっと立って客を待つ店員のアクションは、より「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
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(C) ↓ 店に近づいて来たリ入って来たリした客に対して、直ぐに「いらっしゃいませ!」と声を掛けて接客を開始すると、「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
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②客を引きつける店員のアクション

(A) ↓ 接客中の店員のアクションは、「なわばり」を解除するアクションとなって客を引きつけます。
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(B) ↓ 作業中の店員のアクションは、「なわばり」を解除するアクションとなって客を引きつけます。
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(C) ↓ 「サクラパワー」が生じた場合には、いっそう「なわばり」が解除されるために客はより引きつけられます。
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コロナ禍の「マスク」と「ソーシャルディスタンス」の導入によって、「サクラパワー」が生じないようにしているのが現状ですが、それでも店内に客が一人でも存在すればその客は「サクラ」となって他の客を引きつけます。

※「サクラパワー」とは?
店に客がつくと、その客の姿が次の客をひきつける。その時の状況を「サクラパワー」が起きているとと言う。
「サクラパワー」は次々と客を引きつけながらますます買いやすい状況をつくりだすために、店にとっては重要な販売機会となる。

 

(2)「店員空間がある、引き込み・回遊型店」での、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクション。

↓「店員空間がある、引き込み・回遊型店」とは下のイラストのように、店内に「商品空間」を配置し、「セルフサービス方式」を採用した「店員空間」を設けた店のことです。つまり客が店内を回遊する「客空間」と、店員が清算を行う「店員空間」が明確に分けられているのが特徴です。
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①客を遠ざける店員のアクション
(A)「店員空間」の中にいても、客の様子を観察しながらじっと立って待ち構える店員のアクションは、「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。

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(B)  ↓「店員空間」から出て、じっと立って客を待つ店員のアクションは、「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。

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(C)↓ 「店員空間」から店頭まで出て来てじっと立って客を待つ店員のアクションは、より「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
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(D) ↓「店員空間」から出て、 店に近づいて来たリ入って来たリした客に対して、直ぐに「いらっしゃいませ!」と声を掛けて接客を開始すると、「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
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②客を引きつける店員のアクション

(A) ↓ 精算作業中の店員のアクションは、「なわばり」を解除するアクションとなって客を引きつけます。
Photo_20201012101001

(B) ↓ 「店員空間」から外に出ても、なんらかの作業中の店員のアクションは、「なわばり」を解除するアクションとなって客を引きつけます。
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(C) ↓ 「サクラパワー」が生じた場合には、いっそう「なわばり」が解除されるために客はより引きつけられます。

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以上のように、東京・新大久保「イケメン通り」の
(3)「店員空間がない、引き込み・回遊型店」
(4)「店員空間がある、引き込み・回遊型店」
の構造のいずれの店においても、店員が「なわばり」を主張するアクションを行って客を遠ざけ、あるいは「なわばり」を解除するアクションを行って客を引きつけている様子を観察することができます。

続きは、次回に…。

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2020年10月12日 (月)

2.新大久保「イケメン通り」の店の構造と店員&客のアクション-----イケメン通りの三空間店舗分析(その2)

こんにちは。

前回は、東京・新大久保のイケメン通りに立ち並ぶ様々な店(飲食店を除く)を、「商品空間」と「店員空間」と「客空間」の三空間のレイアウトの仕方を分析することによって、(前回はこちら

(1)「店員空間が狭い、接触型店」
(2)「店員空間が狭い、引き込み型店」
(3)「店員空間がない、引き込み・回遊型店」
(4)「店員空間がある、引き込み・回遊型店」
(5)「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」
(6)「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」

以上の構造をした店(飲食店を含まず)によって構成されていることについて説明しました。

さて今回からは、それぞれの構造をした店における、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションについて説明していきます。

そして今回は、「イケメン通り」に立ち並ぶ店の大半を占める(5)「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」と、(6)「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」の構造をした店における客と店員のアクションについて説明します。

↓大久保通り側より「イケメン通り」を眺めた様子
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(1)「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」での、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクション。

↓「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」とは下のイラストのように、「商品空間」を店内に加えて店頭にも設置した店のことです。そして客が店内を回遊する「客空間」と「店員空間」が一緒になっているのが特徴です。
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①客を遠ざける店員のアクション

(A)↓ 店内でじっと立って客を待つ店員のアクションは、「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。

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(B)↓ 店頭でじっと立って客を待つ店員のアクションは、より「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
Photo_20200824103902

(C) ↓ 店に近づいて来たリ入って来たリした客に対して、直ぐに「いらっしゃいませ!」と声を掛けて接客を開始すると、「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
Photo_20200824103903

②客を引きつける店員のアクション

(A) ↓ 接客中の店員のアクションは、「なわばり」を解除するアクションとなって客を引きつけます。
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(B) ↓ 作業中の店員のアクションは、「なわばり」を解除するアクションとなって客を引きつけます。
Photo_20200824104002
(C) ↓ 「サクラパワー」が生じた場合には、いっそう「なわばり」が解除されるために客はより引きつけられます。
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コロナ禍の「マスク」と「ソーシャルディスタンス」の導入によって、「サクラパワー」が生じないようにしているのが現状ですが、それでも店内に客が一人でも存在すればその客は「サクラ」となって他の客を引きつけます。

※「サクラパワー」とは?
店に客がつくと、その客の姿が次の客をひきつける。その時の状況を「サクラパワー」が起きているとと言う。
「サクラパワー」は次々と客を引きつけながらますます買いやすい状況をつくりだすために、店にとっては重要な販売機会となる。

 

(2)「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」での、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクション。

↓「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」とは下のイラストのように、店内に加えて通路に面した部分にも「商品空間」を配置し、「セルフサービス方式」を採用した「店員空間」を設けた店のことです。つまり客が店内を回遊する「客空間」と、店員が清算を行う「店員空間」が明確に分けられているのが特徴です。
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①客を遠ざける店員のアクション

(A)  ↓ 店内でじっと立って客を待つ店員のアクションは、「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
 Photo_20200824104201
(B)↓ 店頭でじっと立って客を待つ店員のアクションは、より「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
Photo_20200824104202
(C) ↓ 店に近づいて来たリ入って来たリした客に対して、直ぐに「いらっしゃいませ!」と声を掛けて接客を開始すると、「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
Photo_20200824104203

②客を引きつける店員のアクション

(A) ↓ 接客中の店員のアクションは、「なわばり」を解除するアクションとなって客を引きつけます。
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(B) ↓ 作業中の店員のアクションは、「なわばり」を解除するアクションとなって客を引きつけます。
Photo_20200824104205

(C) ↓ 「サクラパワー」が生じた場合には、いっそう「なわばり」が解除されるために客はより引きつけられます。

Photo_20200824104301

 

以上のように、東京・新大久保「イケメン通り」の
(5)「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」
(6)「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」
の構造のいずれの店においても、店員が「なわばり」を主張するアクションを行って客を遠ざけ、あるいは「なわばり」を解除するアクションを行って客を引きつけている様子を観察することができます。

続きは、次回に…。

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2020年10月 5日 (月)

1.新大久保「イケメン通り」の店の構造と店員&客のアクション-----イケメン通りの三空間店舗分析(その1)

こんにちは。

今回からは、コロナ禍のなかで歌舞伎町の直ぐ側にありながらも、今や原宿の竹下通りを凌ぐ勢いで多くの若者を引きつけている東京・新大久保駅界隈のコリアンタウンの「三空間店舗分析」をレポートしていきます。

そして、新大久保界隈のコリアンタウンの中でも、「イケメン通り」は、韓国の雑貨やコスメやファッションそして韓国料理のレストランや占いの店等が立ち並び、連日多くの若者で賑わっています。

なぜ、コリアンタウンに大勢の人がひきつけられるのか?
なぜ、イケメン通りに大勢の客が行き交うのか?
なぜ、大勢の客をひきつける店と大勢の客を遠ざける店が存在しているのか?

それらを分析するために、イケメン通りの「店舗構造」と客を引きつけたり遠ざけたりする「店員と客のアクション」そして客を誘惑する「六つのメッセージ」について順次ご説明してゆきます。

まず最初に、イケメン通りにある様々な店の「店舗構造」から見てゆきたいと思います。

イケメン通りに立ち並ぶ様々な全ての店(飲食店を除く)を、「商品空間」と「店員空間」と「客空間」の三空間のレイアウトの仕方を分析することによって、

(1)「店員空間が狭い、接触型店」
(2)「店員空間が狭い、引き込み型店」
(3)「店員空間がない、引き込み・回遊型店」
(4)「店員空間がある、引き込み・回遊型店」
(5)「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」
(6)「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」

以上の構造をした物販店と飲食店によって構成されていることがわかります。

そして、それぞれの店において客を引きつけたり遠ざけたりする店員と客のアクションを観察することができます。

↓イケメン通りの様子
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(1)「店員空間が、狭い接触型店」
通りに直接面した「商品空間」と狭い「店員空間」で作られているのが特徴です。

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※店内にイートインスペースがある↑

 

(2)「店員空間が狭い、引き込み型店」
店内に引き込んだ「商品空間」と、狭い「店員空間」で作られているのが特徴です。
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(3)「店員空間がない、引き込み・回遊型店」の構造
店内に「商品空間」を配置し、「店員空間」が無いのが特徴です。

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(4)「店員空間がある、引き込み・回遊型」の構造
店内にだけ「商品空間」配置し、「セルフサービス方式」を採用した「店員空間」を設けているのが特徴です。

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Skinholic

Skin-holic

Hana

(5)「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」の構造
店内だけではなく通りに面した部分にも「商品空間」を配置し、「店員空間」が無いのが特徴です。
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Labell

Saem

Tina

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(6)「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型」の構造
店内だけではなく通りに面した部分にも「商品空間」配置し、「セルフサービス方式」を採用した「店員空間」を設けているのが特徴です。
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Magic-shop

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The-shiny

Star-box

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全国の商業集積に存在する全ての「店」は、大まかには下のように①接触型店②引き込み型店③引き込み・回遊型店④接触・引き込み・回遊型店と四分類され、更に「店員空間」の状況によって細かくは八分類することができます。

つまり、私たちが毎日利用したり見かけたりしているあらゆる「店」は、一見大変複雑な構造をしているように思えますが、実際には次のいずれかの構造の「店」に当てはまるのです。

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そして、ここ新大久保の「コリアンタウン」の「イケメン通り」においては、初めにご紹介しました通り

(1)「店員空間が狭い、接触型店」
(2)「店員空間が狭い、引き込み型店」
(3)「店員空間がない、引き込み・回遊型店」
(4)「店員空間がある、引き込み・回遊型店」
(5)「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」
(6)「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」

以上の構造の店で構成されていることが観察できるのです。

さて、それぞれの店では、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションが展開されておりますが、それにつきましては次回に詳しくご説明いたします。

続きは、次回に…。

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