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2020年6月

2020年6月29日 (月)

24.店が客を引きつけるために発信している「六つのメッセージ」とは?----渋谷スクランブルスクエア5Fの三空間店舗分析(その3)

こんにちは。

前回は、渋谷スクランブルスクエア5F(ファッション)の「店員空間がない、引き込み・回遊型店」の構造をした店での、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションについてご説明しました。

今回は、渋谷スクランブルスクエア5F(ファッション)の全体の店が客を引きつけるために発信している、「六つのメッセージ」についてご説明いたします。

「店」は店の前を行き交う大勢の通行客に対して、来店や購入を促進するための様々な「誘惑のメッセージ」を必ず発信しています。そして客にとっては、この「誘惑のメッセージ」こそがリアルショップの大きな魅力となっているのです。

※なお、画像は「緊急事態宣言」以前の2月に撮影したものです。

↓誘惑のメッセージを発信している 5F(ファッション)の様子
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(1)見知らぬ人歓迎のメッセージ(誘惑のメッセージ①)

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様々な大勢の通行客が行き交う「回遊通路」からは、「初めての方ほどどうぞいらっしゃいま!」という「見知らぬ人歓迎のメッセージ」が発信されています。
 
(2)浪費は美徳のメッセージ(誘惑のメッセージ②)

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「商品空間」に設置された「プライスカード」は、ただ単に商品の価格を表示しているだけでなく、購入目的の客に対してはもちろんのこと、購入の予定がないひやかし客に対しても、「思い切って買っちゃいましょう!」「ついでにこれもどうぞ!」等の「浪費は美徳のメッセージ」を発信しています。

(3)返礼不要のメッセージ(誘惑のメッセージ③)

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回遊通路にせり出した「商品空間」や店内の眺めやすい「商品空間」からは、「どうぞ自由にご覧ください!」「見るだけでもどうぞお気軽に!」等の「返礼不要のメッセージ」が発信されています。

(4)狩猟解禁のメッセージ(誘惑のメッセージ④)

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店頭から店内に引き続いて大量に陳列された「商品空間」からは、「狩猟解禁のメッセージ」が発信されています。

(5)もっともらしい理由のメッセージ(誘惑のメッセージ⑤)

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「期間限定ショップ」や「対象者限定商品」等を訴求した店舗や商品からは、「今だけの商品ですよ!」「非常に信頼のおける商品ですよ!」等という「もっともらしい理由のメッセージ」が発信されています。

(6)性をほのめかすメッセージ(誘惑のメッセージ⑥)

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大勢の若い男女の店員や行き交う見知らぬ若い男女の客からは、「性をほのめかすメッセージ」が発信されています。

以上、渋谷スクランブルスクエア5F(ファッション)全体の店が発信している、客を誘惑する「六つのメッセージ」についてご説明しました。

「店」(リアルショップ)には、日常のタブーに縛られた生活から解放された自由な時間と空間を求めた大勢の客がやって来ます。
それらの客に対して「店」(リアルショップ)は「なわばり」を解除した空間を提供すると共に、客が無意識の内にタブーを破るように誘惑する「六つのメッセージ」を発信しているのです。

客が「店」を「非日常」の空間だと感じる大きな理由は、日常では常識的に戒められている様々なタブーを無視した行動を自由に行うことができるからなのです。

続きは次回に…。

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2020年6月23日 (火)

23.客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクション-----渋谷スクランブルスクエア5Fの三空間店舗分析(その2)

こんにちは。

前回(6月15日)は、渋谷スクランブルスクエア5F(ファッション)における、「店舗構造」についてご説明しました。

そして、渋谷スクランブルスクエア5F(ファッション)の店は、「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」で構成されていることについてご説明しました。

さて今回は、その「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」の構造をした店における、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションについてご説明します。

※なお、画像は2月~3月に撮影したものです。

↓5Fの「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」の様子
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↓「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」とは下のような構造をした店のことです。
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(1)客を遠ざける店員のアクション

↓ 店内でじっと立って客を待つ店員のアクションは、「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
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↓ 店頭でじっと立って客を待つ店員のアクションは、より「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
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↓ 店に近づいて来たリ入って来たリした客に対して、直ぐに「いらっしゃいませ!」と声を掛けて接客を開始すると、「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
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(2)客を引きつける店員のアクション

↓ 接客中の店員のアクションは、「なわばり」を解除するアクションとなって客を引きつけます。
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↓ 作業中の店員のアクションは、「なわばり」を解除するアクションとなって客を引きつけます。
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↓ 「サクラパワー」が生じた場合には、いっそう「なわばり」が解除されるために客はより引きつけられます。
コロナ禍のソーシャルディスタンスの導入によって、「サクラパワー」が生じないようにしているのが現状ですが、それでも店内に客が一人でも存在すればその客は「サクラ」となって他の客を引きつけます。
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※「サクラパワー」とは?
店に客がつくと、その客の姿が次の客をひきつける。その時の状況を「サクラパワー」が起きているとと言う。
「サクラパワー」は次々と客を引きつけながらますます買いやすい状況をつくりだすために、店にとっては重要な販売機会となる。

以上のように、5階(ファッションフロア)の「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」においても、店員が「なわばり」を主張するアクションを行って客を遠ざけ、あるいは「なわばり」を解除するアクションを行って客を引きつけている様子を観察することができます。

客は、欲しい商品を購入するためだけに「店」に行くわけではありません。見たり検討したりするだけのためにも「店」に行きます。また通勤や通学や様々な所用での移動中にふと「店」に立ち寄ったりするのです。
そして、見たり検討したりしている内にふと購入したりしているのです。

だから「ひやかし客」をふと購入させたり、「目的客」を更に他の店で購入させたりするためには、店員は常に「なわばり」を解除したアクションを行うことが大切なのです。

続きは、次回に…。

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2020年6月22日 (月)

1.マスクをした上司を見抜く術-----マスクをした上司の「動き」(しぐさ)を観察することによって上司のタイプがわかる

コロナ禍は「店」や「会社」での人間関係に様々な多くの影響を及ぼしていますが、

「マスク」を着けた「店」や「会社」の人間関係が新たな発見や改善をもたらしています。
さて、ビジネスにおいては、部下は上司の指示を的確に理解し上司の希望に沿った対応をとらなければなりません。

そのために部下は、自分の上司が「どんなタイプの上司」であるかをいち早く見抜いておくことが必要です。
実は、「マスク」をした上司があなたや他の人に向かって話をする際に伴われる上司の「動き」(しぐさ)に注目すると、

あなたの上司が、「どんなタイプの上司」であるかを簡単に見抜くことができるのです。

上司は一つのタイプだけの場合もありますが、いくつかのタイプを併せ持っている場合もあります。

普段は、上司の話す「ことば」ばかりに注意が向いてしまいがちですが、

「マスク」を着けることによって、今までは見逃してきた上司の「動き」(しぐさ)が良く分かり、

上司がどんな「動き」を繰り返しながら話す人であるかを簡単に知ることができるのです。
上司の動きから、「上司のタイプ」を理解した部下は、従来までの関係を飛躍的に改善することができるでしょう。

なお、この上司を見抜くテクニック(術)は、部下や同僚や店員や客や恋人や家族や友人など

つまり「人を見抜くテクニック」なのです。
(1)仕切りやタイプの上司(一点注意の動きをよくする人)
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手や腕を自分が向いている方向(内側)をはっきり指し示す「一点注意の動き」をたくさん行う人は、自分や相手の注意を一点に引きつけることが得意なタイプの上司です。上司としてリーダーシップを発揮するには不可欠な動きです。

(2)アバウトなタイプの上司(全体注意の動きをよくする人)
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手や腕や身体を内側から外側に向かって大きく開く「全体注意の動き」をたくさん行う人は、全体に注意を払ったり大勢の注意を自分に引きつけることが得意です。アバウトなタイプの上司です。常に話が発展し過ぎてなかなかはっきりしないことで部下を悩ませます。
(3)話が飛ぶタイプの上司(不注意指示の動きをよくする人)
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手や指を使って自分が向いていない方向(外側)を頻繁に指し示す動き(不注意指示の動き)を伴って話す人は、常に話を散らかし本題から外れたことばかりに興味が向かってしまうタイプの上司です。

(4)優柔不断なタイプの上司(注意不明の動きをよくする人)
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手や指を使って自分が向いている方向(内側)にあいまいに指し示す動き(注意不明の動き)を頻繁に行いながら話す人は、物事をはっきりすることが苦手な優柔不断なタイプの上司です。
(5)意志が強いタイプの上司(攻撃の動きをよくする人)
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腕や頭や上半身を使って上から下に向かって力を入れる「攻撃の動き」を頻繁に伴って話をする上司は、強い自信や主張を表現するのが得意な人。意志が強いタイプの上司です。

(6)協調的なタイプの上司(協調の動きをよくする人)
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腕や頭や上半身を使って下から上に向かって力を抜く「協調の動き」をたくさん行いながら話をする上司は、相手に賛同し相手を受け入れることを表現するのが得意なタイプの上司です。

(7)頑固なタイプの上司(独断の動きをよくする人)
 
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腕や頭や上半身を使って下から上に向かって力を入れる「独断の動き」をたくさん行いながら話をする上司は、相手を威嚇したり自分の主張を曲げないことを表現するのが得意なタイプの上司です。

(8)頼りないタイプの上司(虚脱の動きをよくする人)
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腕や頭や上半身を使って上から下に向かって力を抜く「虚脱の動き」をたくさん行いながら話をする上司は、相手に対して攻撃性が無いことを表現するのが得意なタイプの上司です。

(9)前向きなタイプの上司(接近の動きをよくする人)
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手や身体を使って前に向かってゆっくり進む「接近の動き」をたくさん行いながら話をする上司は、何事に対しても積極的で前向きなことを表現するのが得意なタイプの上司です。


(10)機敏なタイプの上司(機敏の動きをよくする人)
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手や身体を使って後ろに向かって素早く引く「機敏の動き」をたくさん行いながら話をする上司は、テキパキと対応することを表現するのが得意なタイプの上司です。

(11)突進するタイプの上司(突進の動きをよくする人)
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手や身体を使って前に向かって勢いよく進む「突進の動き」をたくさん行いながら話をする上司は、唐突で強引なことを表現するのが得意なタイプの上司です。

(12)消極的なタイプの上司(退避の動きをよくする人)
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手や身体を使って後ろに向かってゆっくり進む「退避の動き」をたくさん行いながら話をする上司は、消極的で慎重であることを表現するのが得意なタイプの上司です。

(13)動かないタイプの上司(ほとんど動かない人)
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ほとんど身体を動かさないでじっとしていて、感情を表に出さないことが得意なために、本当はいったい何を考えているかが良く分からないタイプの上司です。
 









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2020年6月15日 (月)

22.5Fファッションフロアの店の構造と客のアクション-----渋谷スクランブルスクエア5Fの三空間店舗分析(その1)

こんにちは。

前回は、渋谷スクランブルスクエア4F(ファション)の店が客を誘惑するために発信している「六つのメッセージ」についてご説明しました。

今回からは、5F(ファッション)の「店舗構造」と客を引きつけたり遠ざけたりする「店員と客のアクション」そして客を誘惑する「六つのメッセージ」について順次ご説明してゆきます。

それでは最初に、5F(ファッション)の店の「店舗構造」から見てゆきたいと思います。

5F(ファッション)は、すべての店が「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」で構成されています。

そして、それぞれの店において客を引きつけたり遠ざけたりする店員と客のアクションを観察することができます。

※なお、今回紹介しています店内の様子は2月~3月初旬に撮影した画像です。

↓5F(ファッション)の様子
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(1)「店員空間がない接触・引き込み・回遊型店」 の構造
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(2)5Fの「店員空間がない、引き込み・回遊型店」の店

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渋谷スクランブルスクエアに限らず、全国の商業集積に存在する全ての「店」は、大まかには下のように四分類することができ、更に「店員空間」の状況によって細かく八分類することができます。

つまり、私たちが毎日利用したり見かけたりしているあらゆる「店」は、一見大変複雑な構造をしているように思えますが、実際には次のいずれかの構造の「店」に分類されるのです。

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そして、渋谷スクランブルスクエア5F(ファッション)においては、すべての店が「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」」の構造をした店で構成されていることが観察できるのです。

さて、この構造をしたそれぞれの店で、客を引きつけたり遠ざけたりする店員と客のアクションが展開されておりますが、それにつきましては次回に詳しくご説明いたします。

続きは、次回に…。

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2020年6月 8日 (月)

21.店が客を引きつけるために発信している「六つのメッセージ」とは?-----渋谷スクランブルスクエア4Fの三空間店舗分析(その4)

こんにちは。

前回は、渋谷スクランブルスクエア4F(ファッション)の「店員空間がない、引き込み・回遊型店」の構造をした店での、客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションについてご説明しました。

今回は、渋谷スクランブルスクエア4F(ファッション)の全体の店が客を引きつけるために発信している、「六つのメッセージ」についてご説明いたします。

「店」は店の前を行き交う大勢の通行客に対して、来店や購入を促進するための様々な「誘惑のメッセージ」を必ず発信しています。そして客にとっては、この「誘惑のメッセージ」こそがリアルショップの大きな魅力となっているのです。

※なお、画像は「緊急事態宣言」以前の2月に撮影したものです。

↓誘惑のメッセージを発信している 4F(ファッション)の様子
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(1)見知らぬ人歓迎のメッセージ(誘惑のメッセージ①)

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様々な大勢の通行客が行き交う「回遊通路」からは、「初めての方ほどどうぞいらっしゃいま!」という「見知らぬ人歓迎のメッセージ」が発信されています。
 
(2)浪費は美徳のメッセージ(誘惑のメッセージ②)

Photo_20200603110002
「商品空間」に設置された「プライスカード」は、ただ単に商品の価格を表示しているだけでなく、購入目的の客に対してはもちろんのこと、購入の予定がないひやかし客に対しても、「思い切って買っちゃいましょう!」「ついでにこれもどうぞ!」等の「浪費は美徳のメッセージ」を発信しています。

(3)返礼不要のメッセージ(誘惑のメッセージ③)

Photo_20200603110101
回遊通路にせり出した「商品空間」や店内の眺めやすい「商品空間」からは、「どうぞ自由にご覧ください!」「見るだけでもどうぞお気軽に!」等の「返礼不要のメッセージ」が発信されています。

(4)狩猟解禁のメッセージ(誘惑のメッセージ④)

Photo_20200603110102
店頭から店内に引き続いて大量に陳列された「商品空間」からは、「狩猟解禁のメッセージ」が発信されています。

(5)もっともらしい理由のメッセージ(誘惑のメッセージ⑤)

Photo_20200603110103
「期間限定ショップ」や「対象者限定商品」等を訴求した店舗や商品からは、「今だけの商品ですよ!」「非常に信頼のおける商品ですよ!」等という「もっともらしい理由のメッセージ」が発信されています。

(6)性をほのめかすメッセージ(誘惑のメッセージ⑥)

Photo_20200603110104
大勢の若い男女の店員や行き交う見知らぬ若い男女の客からは、「性をほのめかすメッセージ」が発信されています。

以上、渋谷スクランブルスクエア4F(ファッション)全体の店が発信している、客を誘惑する「六つのメッセージ」についてご説明しました。

リアルショップには、日常のタブーに縛られた生活から解放された自由な時間と空間を求めた大勢の客がやって来ます。
それらの客に対してリアルショップは「なわばり」を解除した空間を提供すると共に、客が無意識の内にタブーを破るように誘惑する「六つのメッセージ」を発信しているのです。

客が「店」を「非日常」の空間だと感じる大きな理由は、日常では常識的に戒められている様々なタブーを無視した行動を自由に行うことができるからなのです。

続きは次回に…。

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2020年6月 1日 (月)

20.客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクション-----渋谷スクランブルスクエア4階の三空間店舗分析(その3)

こんにちは。

このレポートは、「緊急事態宣言」前の渋谷スクランブルスクエアの実態です。

本日より再開される「渋谷スクランブルスクエア」についても後日ご報告してまいります。

コロナ禍前の「店」とその後の「店」の変化についても大変興味と関心がありますが、先ずは前回からの続きです。

前回は、渋谷スクランブルスクエア4F(ファッション)における、①「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」の構造をした店での客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションについてご説明しました。

さて今回は、もう一つの構造である②「店員空間がない、引き込み・回遊型店」での客を引きつけたり遠ざけたりする店員のアクションについてご説明します。

※なお、画像は緊急事態宣言前の2月~3月に撮影したものです。

↓「店員空間がない、引き込み・回遊型店」の様子
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↓「店員空間がない、接触・引き込み・回遊型店」とは下のような構造をした店のことです。
Zu5-naihk_20200526095501

(1)客を遠ざける店員のアクション

↓ 店内でじっと立って客を待つ店員のアクションは、「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
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↓ 店頭でじっと立って客を待つ店員のアクションは、より「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
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↓ 店に近づいて来たリ入って来たリした客に対して、直ぐに「いらっしゃいませ!」と声を掛けて接客を開始すると、「なわばり」を主張するアクションとなって客を遠ざけてしまいます。
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(2)客を引きつける店員のアクション

↓ 接客中の店員のアクションは、「なわばり」を解除するアクションとなって客を引きつけます。
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↓ 作業中の店員のアクションは、「なわばり」を解除するアクションとなって客を引きつけます。
Photo_20200526095902

↓ 「サクラパワー」が生じた場合には、いっそう「なわばり」が解除されるために客はより引きつけられます。
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 ※「サクラパワー」とは?
店に客がつくと、その客の姿が次の客をひきつける。その時の状況を「サクラパワー」が起きているとと言う。
「サクラパワー」は次々と客を引きつけながらますます買いやすい状況をつくりだすために、店にとっては重要な販売機会となる。

以上のように、4階(ファッションフロア)の「店員空間がない、引き込み・回遊型店」において、店員が「なわばり」を主張するアクションを行って客を遠ざけ、「なわばり」を解除するアクションを行って客を引きつけている様子を観察することができます。

客は、欲しい商品を購入するためだけに「店」に行くわけではありません。見たり検討したりするだけのためにも「店」に行きます。また通勤や通学や様々な所用での移動中にふと「店」に立ち寄ったりするのです。
そして、見たり検討したりしている内にふと購入したりしているのです。

だから「ひやかし客」をふと購入させたり、「目的客」を更に他の店で購入させたりするためには、店員は常に「なわばり」を解除したアクションを行うことが大切なのです。

続きは、次回に…。

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