« 4.客は「店」が発信するメッセージに引きつけられている  ----渋谷スクランブルスクエア三空間店舗分析(その3) | トップページ | 6.「グルマンマーケットキノクニヤ」が客に働きかける六つのメッセージ----渋谷スクランブルスクエア三空間店舗分析(その2) »

2020年2月17日 (月)

5.B1「グルマンマーケットキノクニヤ」の店員と客のアクション----渋谷スクランブルスクエア三空間店舗分析(その1)

こんにちは。

前回は、「渋谷スクランブルスクエア」1階和洋菓子フロアにおける二店の「店員空間の狭い引き込み型店」の三空間店舗分析でした。

今回は、B2食品フロア全体を構成している「グルマンマーケットキノクニヤ」の店舗構造と店員と客のアクション分析です。

「グルマンマーケットキノクニヤ」は、スーパーマーケットとカフェ&バーで構成された店となっています。

尚、この店(株式会社紀ノ國屋)が1953年に日本で初めてセルフサービス方式のス-パーマーケットを導入したことは有名です。

Zu6-aruhk
↑↓ 「グルマンマーケットキノクニヤ」のスーパーマーケットは、「店員空間のある、引き込み・回遊型店」となっています。
出入り口や通路に面した部分(接触型)には、「商品空間」を設けていないスーパーマーケットとなっています。

Kinokuniya

↓ レジカウンター付近の様子

Photo_20200203175801

↓ 「店員空間のある、引き込み・回遊型店」の構造をした店は、セルフサービス方式の接客を採用した店であるために、店員はレジカウンターの精算作業に専念するか、様々な作業中のアクションを行っています。従ってこれらは「なわばり」を解除する店員のアクションとなっています。

2_20200203180001

↓ 精算をするためにレジカウンターに並ぶ客の姿は「サクラパワー」を生み出して、いっそう「なわばり」が解除された空間となるために、客は安心して「客空間」を回遊しながら「商品空間」を検討することができます。

Photo_20200203182101

↑↓ 1960年代から1970年代にかけて、セルフサービス方式を採用したスーパーマーケットが日本各地に普及してきましたが、その隠された大きな要因は、店員が「なわばり」を主張しやすい従来までの店に比べて、店員が「なわばり」を解除するアクションのみが繰り返される店であったことなのです。つまり客にとって買う買わないに関係なく「自由に冷やかせる店」の初登場だったのです。

Kinokuniya_20200203182702

この店の「三空間店舗分析」の続きはまた次回に…。

|

« 4.客は「店」が発信するメッセージに引きつけられている  ----渋谷スクランブルスクエア三空間店舗分析(その3) | トップページ | 6.「グルマンマーケットキノクニヤ」が客に働きかける六つのメッセージ----渋谷スクランブルスクエア三空間店舗分析(その2) »

◆2020三空間店舗分析」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 4.客は「店」が発信するメッセージに引きつけられている  ----渋谷スクランブルスクエア三空間店舗分析(その3) | トップページ | 6.「グルマンマーケットキノクニヤ」が客に働きかける六つのメッセージ----渋谷スクランブルスクエア三空間店舗分析(その2) »