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2020年2月 3日 (月)

3.「サクラパワー」がなわばりを解除して客を引きつける店  ----渋谷スクランブルスクエア三空間店舗分析(その2)

こんにちは。

前回は、「渋谷スクランブルスクエア」1F和洋菓子フロアの大部分を占める「店員空間の狭い接触型店」の三空間店舗分析でした。

今回は、同じフロアにおける二店の「店員空間の狭い引き込み型店」の三空間店舗分析です。

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↑↓「店員空間の狭い引き込み型店」の、エシレ・パティスリーオブールは、店内に「商品空間」を引き込み、「客空間」を設けた構造となっています。また店の奥には厨房室があります。
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↓ 客は向かって右側のショーケースの所で注文をして左側にあるレジカウンターで商品を受け取り精算をするシステムとなっています。
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↓ 人気の商品の購入を目的にした客が早くから行列をつくるために、この店の店員は(1)「接客中」か(2)「作業中」のアクションを続けています。
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↓(1)接客中の店員のアクションは「なわばり」を解除します。

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↓(2)作業中の店員のアクションは「なわばり」を解除します。
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↓ そして、行列をつくるこの店の客のアクションはより強力に「なわばり」を解除する「サクラパワー現象」を引き起こして、店内の回遊客を引きつけています。

↓「店員空間の狭い引き込み型店」で生じた「サクラパワー」が通行客を引きつけている様子。

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↓ この店のすぐ隣にも「店員空間の狭い引き込み型店」ル・ショコラ・アラン・デュカスがあります。
この店は、詳しくは「店員空間の狭い接触型店」と「店員空間の狭い引き込み型店」の折衷型店舗の構造をしています。
また、奥には厨房室をそして左側には喫茶コーナーをも併設しています

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 ↓手前の通路に面した部分(接触型)と店内に引き込んだ部分(引き込み型)の両方に「商品空間」を設けています。

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↓ 一般的な「店員空間の狭い引き込み型店」では、店内の「客空間」に一人も客がいない場合は、店員は「店員空間」にじっと立って客を待ち受けるために「なわばり」主張のアクションを行ってしまいます。そしてそのアクションは「ひやかし客」を遠ざけてしまいます。

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↓店内の「商品空間」の前に客が近づいたり、通路に面した「商品空間」を客が眺めたりする状況が生じると、その客の姿(アクション)が「サクラパワー」を生み出して回遊客を引きつけています。

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↓「店員空間の狭い引き込み型店」でサクラパワー現象が生じた様子。

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以上のように、「渋谷スクランブルスクエア」1階にある二つの「店員空間の狭い引き込み型店」が客を引きつけたり遠ざけたりする様子を「三空間店舗分析」の観点からご説明しました。

次回に続く。

 

 

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