6.お互いに相手のことを「自分で調べたりチェックしたりする人」、あるいは「何事も相手を受け入れようとする人」と感じる人間関係とは?
こんにちは。
もしもあなたが話をする相手のことを、「自分できちんと調べたりチェックしたりしないで何事も相手の意見を受け入れようとする人」だと感じる場合は、あなたはどんな物事も相手の意見を受け入れるのではなく、自分できちんと調べたりチェックしたりするべきだと感じる人なのです。
一方、話をする相手のことを「相手の意見を受け入れるのではなく、何事も自分できちんと調べたりチェックしたりする人」だと感じる場合は、あなたは何事も自分で調べたりチェックしたりすることよりも相手の意見を受け入れることが大切だと感じる人なのです。
そして前者のあなたは「一点注意の動き」の癖の人で、後者のあなたは「協調の動き」の癖の人です。
お互いに「動きの癖」が異なる二人が、会話や行動を共にする場合には、お互いの「動きの癖」に強い影響を受けるために、意見が対立したり合致し過ぎたりすることによって、様々な問題が引き起こされてきます。
さて今回は、「一点注意の動き」の癖の人と「協調の動き」の癖の人が話し合った場合に生じやすい人間関係の問題点についてご説明いたします。
(1)
「こちらの新製品はこの部分が大変便利になっています」
「あーなるほどー、この部分が大変便利なんですね」
(2)
「あちらの製品は、この部分は従来のままになっています」
「なるほどなるほどー。この部分は従来のままなんですね」
(3)
「こちらの新製品はこの部分が便利になっているだけ価格が高くなっていまして、あちらの製品はこの部分が従来のままとなっていますので価格もそのままとなっています」
「あーそうなんですねー、なるほど、良くわかりましたー」
以上は、「一点注意の動き」の癖の店員と(イラスト右側)と、「協調の動き」の癖の客(イラスト左側)の典型的な会話です。
「一点注意の動き」とは、手や指を使って、自分が向いている方向(内側)をはっきり指し示す動きのことです。
また「協調の動き」とは、腕や頭や上半身を使って、下から上に向かって力を抜く動きのことです。
そのために、「一点注意の動き」を持つ店員は、客に対してできるだけ具体的にわかりやすく伝えることが大切だと感じています。
一方、「協調の動き」を持つ客は、店員の案内や説明を良く聞いてできるだけ受け入れることが大切だと感じています。
このような店員と客の二人が、様々なリアルショップにおいて長時間話し合っている光景はよく見かけられますが、だからと言って必ずしもスムーズに商売が成立するわけではありません。
なぜならば、この店員は客に対して細かくわかりやすい案内や説明をすることはできても、自信を持って購入の決断を促すことは得意ではなく、またこの客は店員の話を受け入れることは得意でも、的確に要点をチェックしてすぐに購入を決断できるタイプの客ではないからです
【関連記事】
1. 「一点注意の動き」
2. 「全体注意の動き」
3. 「注意不明の動き」
4. 「不注意指示の動き」
5. 「攻撃の動き」
6. 「協調の動き」
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