8.お互いに相手のことを「きちんと調べないですぐにやる気を無くす人」、あるいは「諦めないでいつまでも調べたりチェックしたりする人」と感じる人間関係とは?
こんにちは。
もしもあなたが相手のことを、「原因をきちんと調べないですぐにやる気を無くす人」だと感じる場合は、あなたは原因がはっきりするまでは決して諦めないでいろいろと調べたりチェックしたりするべきだと感じる人なのです。
一方、相手のことを「いつまでも調べたりチェックしたりして諦めの悪い人」だと感じる場合は、あなたはいくら調べたりチェックしたりしてもダメなものはダメなものだとすぐに諦めてやる気を失う人です。
そして前者のあなたは「一点注意の動き」の癖の人で、後者のあなたは「虚脱の動き」の癖の人です。
お互いに「動きの癖」が異なる二人が、会話や行動を共にする場合には、お互いの「動きの癖」に強い影響を受けるために、意見が対立したり合致し過ぎたりすることによって、様々な問題が引き起こされてきます。
さて今回は、「一点注意の動き」の癖の人と「虚脱の動き」の癖の人が話し合った場合に生じやすい人間関係の問題点についてご説明いたします。
(1)
「この部分は間違ってはいませんよ」
「あー、ダメでしたねー」
(2)
「こちらの件に関しても、全く問題ありませんね」
「あーそうですかー、でもダメでしたねー」
(3)
「こちらの部分もあちらの部分も間違ってはいませんよ」
「えー、えー、しかしやっぱりダメでしたねー」
以上は、「一点注意の動き」の癖の人と(イラスト右側)と、「虚脱の動き」の癖の人(イラスト左側)の典型的な会話です。
「一点注意の動き」とは、手や指を使って、自分が向いている方向(内側)をはっきり指し示す動きのことです。
また「虚脱の動き」とは、腕や頭や上半身を使って、上から下に向かって力を抜く動きのことです。
「一点注意の動き」を持つ人は、トラブルが生じた場合には、いったいどこの部分に問題があるかについて詳しく調べたり確認したりすることが大切だと感じています。
一方、「虚脱の動き」を持つ人は、何事も最初に高い理想や目標を掲げてしまうために、それが実現不可能となった時点で、すぐに大きなショックを感じて落ち込んでしまいます。
そしてその要因について具体的に調べたり確認したりすることには全く興味を感じません。
したがって、「一点注意の動き」の癖の人と「虚脱の動き」の癖の人が、一緒に物事に取り組み大きなトラブルに直面した場合には、トラブルに対する対処の仕方が全く異なるために、二人が協力し合ってトラブルを解決していくことはできません。
そして、二人の人間関係は破綻してしまうのです。
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