2.「道」を取り込んだコーヒーショップ「スターバックス」その2(2000年当時)
こんにちは。
下のイラストの店は、昨日ご紹介しました2000年当時の「スターバックス」店の全体の様子です。
↓そして次のイラストは、向かって右側にあるカウンター部分の様子を描いています。
↓通路に面した部分はオープンになっているために、通行客から店内の店員のアクションや客のアクションの様子がよく分かります。
↓このカウンターで購入した客は、店の左側にある飲食席で飲むか、広い「客空間」や通路に立ったままで飲んだりしています。
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↑この店の「客空間」は、大勢の見知らぬ通行客が行き交う通路と無境界となっているために、購入客はこの店の近辺であればどこでも自由に立ち飲みをすることができます。
↑この店は、匿名性が保たれた開放的な環境でのコーヒーの楽しみ方をも提案しているのです。
↑従来までの喫茶店の店員と客の様子
↑店員の接客サービスの良し悪しが気になった従来の喫茶店
現在でも人気のデパ地下の店の大部分は、大勢の客が回遊する通路に沿った「店員空間の狭い接触型店」で構成されています。
今回ご紹介したコーヒーショップ「スターバックス」もまた、大勢の見知らぬ通行客が行き交う通路に沿った店なのです。
大勢の見知らぬ通行客が行き交う通路に沿った店が、この店のオープン後、続々と登場して来たことはご承知の通りです。
ネットショップがあっという間に普及したのと同時に、リアルショップは「道」に沿って進出し店内に「道」を取り込んで来たのです。
(なお、イラストは2000年の拙著「超入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です)
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