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2018年8月11日 (土)

6.セルフサービス方式を取り入れて接触型店に改革をもたらした「KIHACHI」その2(2000年当時)

こんにちは。

下のイラストの店は、昨日ご紹介しました、2000年当時、東京池袋・東武百貨店の食品フロアにあった「KIHACHI」です。

この店は、生ケーキとクッキー類の販売をする右側のショーケースのコーナーと、その隣にあるソフトクリーム&ジュースコーナーで構成されています。

昨日もご説明したとおり、右側のショーケースのコーナーは、対面販売を行うための「店員空間の狭い接触型店」の構造をした店でありながら、併設しているソフトクリームのコーナーと同様に、客から注文があるまで接客を開始しないセルフサービス方式の接客が取り入れられていることがこの店の大きな特徴です。

 

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↓下の店は、周囲の店で生じやすい、早すぎる「いらっしゃいませ!」の店員のアクションと、その店員のアクションによって遠ざけられている客のアクションです。
P72

↓周囲の店でも、ショーケースの一部にセルフサービスコーナーを併設していますが、早すぎる「いらっしゃいませ!」の店員のアクションによって、客はそのコーナーを気軽にひやかすことができません。
P73

↓それに対して「KIHACHI」では、セルフサービス方式の接客を主体にしているために、店員は、精算中のアクションと作業中のアクションを繰り返し行って「なわばり」を解除しています。
P68_3


↓また、チケットを購入するために自動販売機に並んで順番を待つ客の姿は「サクラパワー」となって、店全体の「なわばり」強力にを解除しています。
P69_2


以上のように、従来の「店員空間の狭い接触型店」で生じやすい「なわばり」主張の店員のアクションは、セルフサービス方式の接客を採用することによって、「なわばり」解除の店員のアクションに変わっています。

この店は、できるだけ店員の「なわばり」を解除することによって、大勢の客を引きつけることに成功した店なのです。


(なお、イラストは2000年の拙著「超入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です)

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