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2018年8月 7日 (火)

3.「道」を取り込んだ宝石・貴金属店「ティファニー新宿三越」その1(2000年当時)

こんにちは。

下のイラストの店は、2000年当時の「ティファニー新宿三越店」(2012年3月閉店)のファサードと店内の様子です。

この店は、2000年当時、東京・新宿の三越百貨店の一階にあり、正面玄関は新宿大通りに面していました。

店の正面にある二か所の入り口からはいって真っ直ぐ行くと、そのまま三越百貨店の店内への通路に通じていました。

つまり、この店は店内を客が通り抜けることができる「道」を持った店だったのです。

 

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↑この店は、右上の新宿大通りに面した出入口と、左下の三越百貨店や他店につながる出入り口を結ぶ二本の「道」を店内に設けています。

ティファニーの店としては、見知らぬ大勢の通行客を店内に迎え入れることを含めて、従来までは全く考えられなかった店舗構造となっています。

そして、店内は幅の広い二本の主要通路と脇道に沿った「店員空間の広い接触型店」で構成された大規模な店となっています。

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※店員空間の広い接触型店

従来の、高級な宝石・貴金属店は、「店員空間の狭い引き込み型店」か「店員空間のない、引き込み・回遊型店」の店舗構造が主体で、百貨店等では広い宝石・貴金属コーナーを設けて、そこに数多くの小型の店を揃えているのが一般的でした。

そして、そのコーナーは、「なわばり」を主張する店員のアクションが目立つ店が多かったために、買わないでひやかすだけの客にとっては、大変足を踏み入れにくい空間となっていました。

それに対してこの店は、トップブランドの宝石・貴金属店であるにもかかわらず、自社ブランドだけの広い店をつくり、しかもその店内に大勢の通行客が行き交う通路(道)を取り入れた店となっています。

現在では、有名な宝石・貴金属店も、見知らぬ大勢の通行客が行き交う通路に多数出店しています。

(なお、イラストは2000年の拙著「超入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です)


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