« 59.さびれゆく小売店が教えてくれるもの③「メーカーや専門家は小売店に何を提案すべきか」(1988年当時) | トップページ | 60.客が店に求めるサービスとは?(1988年当時) »

2018年7月21日 (土)

19.接客上手下手と動きの関係(19)「全体注意の動き」+「機敏の動き」

こんにちは。

前回とは真逆タイプの人を見抜く方法です。

つまり、絶対に前向きかつ積極的に行動することがない人であることは、椅子に座っている相手の前後の動きを観察することによって簡単に見抜くことができます。

何事に対しても積極的に対処しないで後回しにしてしまう人は、必ず椅子に深く腰かけて座ります。

椅子の背もたれに背中をつけて姿勢よく座るのが特徴です。

そして、相手の話に対して返事をする直前に、少しだけそっと前傾して、後ろにゆっくりさがる動きを行う準備を整えます。

そして、

「ええ、はいはい」

「なるほど」

「わかりました」

等の返事や相づちの「ことば」に伴って、上半身を使って後ろに向かってゆっくりさがる動きを行います。

「良いと思います」

「賛成です」

「できるだけ早く検討します」

「前向きに考えます」

等の相手に対して賛同や快諾していることを表現する「ことば」を話す場合にも、必ず上半身を使って後ろに向かってゆっくりさがる動きを繰り返します。

このタイプの人は、椅子の背もたれが壊れそうになるほど、上半身を後ろに傾ける動きを繰り返すのですぐに分かります。

このような動きをする人は「退避の動きの癖」を持つ人で、すぐに行動を開始することは絶対にありません。

なぜならば、このタイプの人は、物事はすぐに行動を開始しすることから多くの失敗が生じると思っていて、何事も慎重に検討してから行動することが大切だと考えているからです。

「石橋を叩いて尚かつ渡らない」のがこのタイプなので、初動が遅いどころか、結局、行動自体を先送りしてしまうことも珍しくありません。

にもかかわらず、企業や行政の組織の中でも、すぐに行動を起こさなければいけない担当部署に限って、このタイプの人が配属されています。

そしてその理由は、行動的ではない人なので、すぐに行動を開始しなければならない部署に回せば、否が応でもやらざるを得なくなるはずだから、というものです。

これは、人はその気になりさえすれば誰でも人並みの行動を起こすに違いないという、完全に間違った考え方からきています。

かくして、多くの人が多大な迷惑をこうむることになるのです。

さて、今日は、「全体注意の動き」と「機敏の動き」を同時に使って、素早く全体的な案内や説明を行うために、客にスピーディーで分かりやすいイメージを他会える接客上手な店員をご紹介いたします。

 

19

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします。


人気ブログランキングへ

 

19.接客上手下手と動きの関係(19)「全体注意の動き」+「機敏の動き」

上のイラストは、客からの質問や相談に対して、素早く全体的な案内や説明を分かりやすく行うために、客にスピーディーで分かりやすいイメージを与える接客上手な店員のアクションを描いています。

この店員は、「全体注意の動き」と「機敏の動き」を交えて説明と案内をしているのです。

(1)全体注意の動き

01


(2)機敏の動き

101

 

「全体注意の動き」は、手や腕や身体を、内側から外側に大きく開いて、広く全体に注意を払ったり大勢の人の注意を自分自身に引きつけたりする動きです。

そして「機敏の動き」は、手や身体を使って、後ろに向かって素早く引く動きで、テキパキと対応することを表現する動きです。

したがって、客の質問や相談に答える際に、「全体注意の動き」と「機敏の動き」の両方を使って、分かりやすい案内や説明を素早く行うために、客に対して分かりやすくスピード感があるイメージを与えます。

ほとんどの客がこの店員に対して、「大らかでスピーディーな人」「明るくキビキビ対応してくれる人」等と感じるのは、この店員が以上の二つの動きを伴って説明や案内を行うからなのです。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ


【関連記事】

1.「カラダの動き」が情報を伝える

2.「カラダの動き(方向・圧力・速さ)」が伝える意味とは?

3.「カラダの動き」を使ってコミュニケーションをもっとわかりやすく

4.接客上手下手と動きの関係(1)「一点注意の動き」+「全体注意の動き」

5.接客上手下手と動きの関係(2)「一点注意の動き」+「不注意指示の動き」

6.接客上手下手と動きの関係(3)「一点注意の動き」+「注意不明の動き」

7.接客上手下手と動きの関係(4)「一点注意の動き」+「攻撃の動き」

8.接客上手下手と動きの関係(5)「一点注意の動き」+「協調の動き」

9.接客上手下手と動きの関係(6)「一点注意の動き」+「独断の動き」

10.接客上手下手と動きの関係(7)「一点注意の動き」+「虚脱の動き」

11.接客上手下手と動きの関係(8)「一点注意の動き」+「接近の動き」

12.接客上手下手と動きの関係(9)「一点注意の動き」+「機敏の動き」

13.接客上手下手と動きの関係(10)「一点注意の動き」+「突進の動き」

14.接客上手下手と動きの関係(11)「一点注意の動き」+「退避の動き」

15.接客上手下手と動きの関係(12)「全体注意の動き」+「注意不明の動き」

16.接客上手下手と動きの関係(13)「全体注意の動き」+「不注意指示の動き」

17.接客上手下手と動きの関係(14)「全体注意の動き」+「攻撃の動き」

18.接客上手下手と動きの関係(15)「全体注意の動き」+「協調の動き」

19.接客上手下手と動きの関係(16)「全体注意の動き」+「独断の動き」

20.接客上手下手と動きの関係(17)「全体注意の動き」+「虚脱の動き」

21.接客上手下手と動きの関係(18)「全体注意の動き」+「接近の動き」

 

|

« 59.さびれゆく小売店が教えてくれるもの③「メーカーや専門家は小売店に何を提案すべきか」(1988年当時) | トップページ | 60.客が店に求めるサービスとは?(1988年当時) »

◆接客上手下手と動きの関係」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/119616/66954003

この記事へのトラックバック一覧です: 19.接客上手下手と動きの関係(19)「全体注意の動き」+「機敏の動き」:

« 59.さびれゆく小売店が教えてくれるもの③「メーカーや専門家は小売店に何を提案すべきか」(1988年当時) | トップページ | 60.客が店に求めるサービスとは?(1988年当時) »