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2018年7月16日 (月)

57.さびれゆく小売店が教えてくれるもの①「さびれゆく小売店はなぜ生まれるのか?」(1988年当時)

こんにちは。

約30年前の1988年当時、全国の大部分の商店街が停滞ないしは衰退していると報じられていましたが、現実にはまだまだ元気の良い商店街も数多く存在していました。

このイラストは、元気の良い商店街の中にあるにもかかわらず、すっかりさびれてしまった小売店の様子を描いたものです。

 

P182

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元気の良い商店街は、必ず電車や地下鉄の改札口に直結しており、見知らぬ大勢の客が行き交う主要な通りとなっています。

見知らぬ大勢の客が行き交う道路に面した店は、接客中や作業中の店員のアクションが生じやすいために、「なわばり」が解除されやすい店となります。

また、「サクラパワー現象」が生じて強力に「なわばり」が解除される際には、通行客にとって非常にひやかしやすい店となります。

しかし、閉め切った店の中で店員がじっと立って客をを待ったり、来店客に早すぎる「いらっしゃいませ!」の声をかけたりして、「なわばり」を主張する店員のアクションが改善されなかった店は、競合店にどんどん客を奪われていくことになりました。

残念ながら、そのことに気付けなかった店主の店は、たとえ元気の良い商店街の中にあっても、次第次第に取り残されていくことになったのです。



P183

このイラスト(直ぐ上)は、かつては多くの通行客が行き交うことによって、どの店も繁盛した商店街でしたが、都市開発など様々な理由によって、すっかり通行客が減少してしまった商店街の様子です。

商店街の店主たちは何度も夜を徹して会合を重ね、通行客を呼び戻すための方策が試行錯誤されましたが、主要道路から外れた商店街にかつての通行客を呼び戻すことは叶わずに、ほとんどの店主たちは手をこまねいて衰退を受け入れるしかありませんでした。


(なお、イラストは1988年の拙著「続・入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です)

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