12.「退避の動きの癖」を持つ人に、好かれるためにはどうすれば良いか?
こんにちは。
大抵の人にとって、好きな人と嫌いな人は、ごく身近に存在しています。
あまりよく知らない人や、全く知らない他人は、好きにも嫌いにもなりません。
そして、ごく身近な人を好きになるか嫌いになるかは、その人の「言動」つまり話し方と行動の仕方によって左右されます。
人の話し方と行動の仕方は、実はその人の「動きの癖」に大変強い影響を受けています。
したがって、あなたが身近な誰かを好きになったり嫌いになったりするのは、その人の「動きの癖」が好きか嫌いかによって決まってくるのです。
自分の好きな人や嫌いな人の理由は、すぐにことばで説明できそうに感じますが、突き詰めてゆくと、「ただ何となく好き(あるいは嫌い)」というのが一番ぴったりするはずです。
それだけ大部分の人は、身近な人の「動きの癖」には注意を払っていないために、好きか嫌いかの理由をはっきりとは説明することができないのです。
ぜひとも、相手の「動きの癖」に注意を向けてみてください。
そうすることによって、自分がその人のことをなぜ好きなのか、なぜ嫌いなのかの理由が見えてきます。
その人の動き方、その人のしぐさ、その人の身振り手振りが、好きか嫌いかを生み出していることに気づくことになると思います。
さて今日は、「退避の動きの癖」を持つ人に好かれるテクニックについてご説明します。
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12.「退避の動きの癖」を持つ人に、好かれるためにはどうすれば良いか?
「退避の動きの癖の人」とは、手や身体を使って、後ろに向かってゆっくり進む動きをたくさん行う人です。
そして、周囲の人からは、何となくやる気がなさそうな人だと思われますが、消極的で慎重であることを表現するのが得意な人です。
もしも、あなたが好きになってもらいたい相手が、「退避の動きの癖」を持つ人であるかどうかを見抜くには、「接近の動きの癖」の人や、「機敏の動きの癖」の人や、「突進の動きの癖」の人などと同様に、その人の前後の動きだけに注目してください。
そして、相手があなたや他人と話している時の、手や腕や上半身の動きをチェックしてください。
「退避の動きの癖」の人は、立っている場合はゆっくり後ずさりをしながら話したり、椅子に座っている場合は背もたれにゆっくりもたれかかる動作を繰り返しながら話をするためにすぐに分かります。
また、この人の動きを観察する前から、「消極的な人」とか「慎重な人」「後ろ向きな人」などのイメージがする場合は、そのイメージがその人の手や腕や上半身の動きから生じていることを確認してください。
そして、「退避の動きの癖」の人は、トラブルや問題が発生した場合には、取りあえずは客観的な立場に立ち返って、トラブルや問題が発生した要因について慎重に調べたり検討したりしたくなります。
なぜならば、トラブルや問題が発生したからと言って、すぐに問題解決のための行動を開始することは、誤解や勘違いを引き起こしてよりいっそうトラブルや問題を大きくしてしまう結果を招きやすいと考えてしまうからです。
そのために、誤解や勘違いをして大きな失敗を招くような対応は全く行うことがありませんが、常に誰よりも行動の開始が遅くなってしまうために、「初動が遅い人」というイメージを与えてしまいがちです。
さて、このような「退避の動きの癖」の人に好きになってもらいたいと思った場合には、取りあえずは一旦、行動をストップすることが大切になります。
そして、「退避の動きの癖」の人の注意が何に向かっているかを観察して、「退避の動きの癖」の人が調べたりチェックしたりしたいことにできるだけ多く協力することが大事です。
そして、行動を共にしながら、トラブルや問題の状況を伝えたり、解決策をやんわりと提案することが必要になります。
そうすることによって、「退避の動きの癖」の人の初動を少しでも早めることができるからです。
「退避の動きの癖」の人は、素早く対処しなければいけない状況の時に限って、慎重に対処することが大切だと感じやすいために、少しでも急がせるような言動はNGなのです。
具体的には、次のイラストのような動きを伴って話をしたり、受け答えをしたりしてはいけません。
(1)強引に突進する動き(突進の動きの癖)
通常、トラブルや問題が発生した場合、できるだけ「初動」を早く開始することが解決の近道です。
そして、「初動」を早くするためには、「突進の動き」や「接近の動き」が不可欠ですが、「退避の動きの癖」の人にとっては、それが一番苦手な動きなのです。
したがって、このような「退避の動きの癖」の人に嫌われることなく、トラブルや問題を解決の方向に導くことは、実は至難の業なのです。
どうしても、「退避の動きの癖」の人に好かれたいと望む場合には、敢えて「退避の動きの癖」の人と行動を共にして、一緒になって失敗してしまうくらいの覚悟も必要になります。
このように、「退避の動きの癖」の相手から好きになってもらうことは、同じ「退避の動きの癖」を持ち合わせていない人にとっては非常に難しい行為なのです。
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