« 11.「突進の動きの癖」を持つ人に、好かれるためにはどうすれば良いか? | トップページ | 12.「退避の動きの癖」を持つ人に、好かれるためにはどうすれば良いか? »

2018年6月 4日 (月)

39.商店街はなぜさびれたのか?①「子供が去って行った菓子店」(1988年当時)

こんにちは。

約30年前の1988年当時、約18,000件の全国の商店街は、そのほとんどが停滞ないしは衰退していると言われていました。

その後、シャッター商店街化を加速させ、中小企業庁の平成27年度商店街実態調査報告書では、全国の商店街は、14,655件となっています。(商店街振興組合、事業協同組合、任意団体を含む)

商店街の衰退要因については、多くの関係者や専門家達によって様々な要因が挙げられています。

しかし、日本の商店街の衰退の要因は、一にも二にも「通行客数の減少」こそが要因なのです。

今も変わらず往年の通行客数がありながら、衰退していった商店街の事例は存在しておりません。

それでは、いったい通行客数の減少は、各地の商店街の店にどんな悪影響をもたらして、衰退を余儀なくさせていったのでしょうか?


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

39.商店街はなぜさびれたのか?①「子供が去って行った菓子店」(1988年当時)

次のイラストは、1988年当時の各地の商店街でよく見られた菓子店の店舗構造と様子を描いています。

店舗構造は、「店員空間のない、引き込み・回遊型店」です。

「商品空間」には、TVのコマーシャルでお馴染みのスナック、チョコレート、ガムなどが陳列されていました。

この店舗構造は、通行客数が多い少ないにかかわらず、「なわばり」主張の強い店ですが、競合の少ない時代では、商品の魅力が「なわばり」を解除したり、「サクラパワー」が「なわばり」を解除することによって集客して店だったのです。



P162_2

Photo_2
※店員空間のない、引き込み・回遊型店

 

買いたい客を対象にした「店員空間のない、引き込み・回遊型店」は、通行客数の減少によって、いっそう「なわばり」主張の強い店となって、ひやかし客を入りにくくし、従来の客をも遠ざけていったのです。

(なお、イラストは1988年の拙著「続・入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ 

 

【関連記事】 

1.当時のままの「六花亭」全景図(札幌そごう百貨店・1988年)

2.当時のままの「追分だんご本舗」全景図(新宿本店・1988年)

3.かわいいケーキ屋さんが浮かび上がれない理由(1988年当時)

4.店が大きいだけで構造が変わるケーキ屋さん(1988年当時)

5.中元・歳暮の特設コーナーは買いやすい(1988年当時)

6.姿を隠した町の電器屋さん(1988年当時)

7.1988年当時、「なわばり」を解除した店に改装して、客を引きつけた「町の電器店」

8.常連客が一般の客を追い払ってしまったオーディオ店(1988年当時)

9.ひやかし客を引きつけて繁盛したオーディオ店(1988年当時)

10.大型電器店が大勢の客を引きつけた理由とは?(1988年当時)

11.大型電器店でも「なわばり」主張の店員のアクションが客を遠ざけた(1988年当時)

12.かつての東京・秋葉原電気街にもあった入りやすい店、入りにくい店(1988年当時

13.改装したらより買いにくくなった化粧品店(1988年当時)

14.改装したら接客が難しくなったブティック風の化粧品店

15.神戸・三ノ宮の地下街「さんちか」にあった化粧品店「コクミン」(1988年当時)

16.同業者に嫌われながらも、多くの客を引きつけた薬粧店(1988年当時)

17.百貨店で最も怖かった化粧品売り場(1988年当時)

18.近づきにくかった百貨店の紳士服売り場(1988年当時)

19.ひやかすには勇気が必要だったブラウス売り場(1988年当時)

20.エスカレーターから見た百貨店の売り場(1988年当時)

21.客が近づきにくいと感じる店をつくったDCブランド店(1988年当時)

22.ファッション店のバーゲンセールは、店と店員が豹変する(1988年当時)

23.下見客の多い靴店ほどよく売れる(1988年当時)

24.自動車を店で買う時代(1988年当時)

25.買いにくかった中古車センターで見られた客の様子(1988年当時)

26.生まれ変わる前のガソリンスタンド(1988年当時)

27.買いたい人にだけ買ってもらう宝石店の構造(1986年当時)

28.商品パワーの変化が店の構造と店員のアクションを変えた(1988年当時) 

29.「店舗構造」と「店員のアクション」の違いが売り上げを左右した「カメラ売り場」(1988年当時)

30.タバコがどんどん売れた店(1988年当時)

31.たばこのコーナーが店をダメにしてきた(1988年当時)

32.コンビニエンスストアが客のニーズに応えたもの(1988年当時)

33.アーケードがある商店街とない商店街はどう違うのか?

34.現在も健在、客の心をかきたてた30年前のアメヤ横丁(東京・台東区上野)

35.昔からセルフサービス方式が採用されていた書店の構造(1988年当時)

36.駅ほど商売に向いた立地はないことにまだ誰も気づいていなかった(1988年当時)

37.暑さ寒さとも戦った30年前のディスカウントショップ(1988年当時)

38.ファッションに興味がない男性を大勢引きつけた郊外型紳士服店(1988年当時)

|

« 11.「突進の動きの癖」を持つ人に、好かれるためにはどうすれば良いか? | トップページ | 12.「退避の動きの癖」を持つ人に、好かれるためにはどうすれば良いか? »

◆1988年当時の店」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/119616/66782129

この記事へのトラックバック一覧です: 39.商店街はなぜさびれたのか?①「子供が去って行った菓子店」(1988年当時):

« 11.「突進の動きの癖」を持つ人に、好かれるためにはどうすれば良いか? | トップページ | 12.「退避の動きの癖」を持つ人に、好かれるためにはどうすれば良いか? »