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2018年3月14日 (水)

6.姿を隠した町の電器屋さん(1988年当時)

こんにちは。

下のイラストは、1988年当時、全国各地の比較的元気の良い商店街にある「電器屋さん」をとらえた風景です。

かつては、全国のどこの町を歩いても電器店はよく目立っていました。

蛍光灯が明るく灯る店の中には、ラジオ、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの花形商品が並び客の目をひきつけたのです。

ところが、電気製品の商品パワーが落ちるのに伴って電器店の魅力もまた低下し、次々と出店して来る新しい店に挟まれて、次第にその存在感が薄くなっていったのです。

こうして、「町の電器屋さん」は、やがては各地の商店街からその姿を消していくことを余儀なくされたのです。

 

P7071


「町の電気屋さん」の店舗構造は、入り口を閉じた「店員空間のない、引き込み・回遊型店」がほとんどでした。

しかも、大体の店は規模が小さいために、店内の回遊性はほとんどありませんでした。

当然、客を遠ざける「なわばり」主張の店員のアクションが生じやすい構造でした。


Photo
※店員空間のない、引き込み・回遊型店



P72


次々と登場して来る新しい店の店舗構造は、「店員空間のない、接触・引き込み・回遊型店」やセルフサービス方式を採用した「店員空間のある、引き込み・回遊型店」でした。

Photo_3
※店員空間のない、接触・引き込み・回遊型店

Photo_4
※店員空間のある、引き込み・回遊型店

「なわばり」主張の店員のアクションが生じやすい「町の電器屋さん」に比べて、新しい店は、「なわばり」を解除する店員のアクションが生じやすい店舗構造だったのです。

「町の電器屋さん」は、商品パワーが低下していくことによって、「なわばり」を主張する店員のアクションが目立ち、次第に客足が遠のいていったために、まるで商店街の中で姿を隠しているように感じられたのです。(1988年当時)


(なお、イラストは1988年の拙著「続・入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です)

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