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2018年3月12日 (月)

5.中元・歳暮の特設コーナーは買いやすい(1988年当時)

こんにちは。

下のイラストは、約30年前(1988年)の百貨店の、中元・歳暮会場の風景です。

ネットショップが登場して来るまで、中元・歳暮シーズンの百貨店の会場は、どこも非常に大勢の客を引きつけていました。

一年を通して、このシーズンのこの会場だけは、百貨店の中で最も買いやすく冷やかしやすい店でした。

いったい何が、そのように感じさせたのでしょうか?

 

P68p69
↑中元・歳暮会場

この店の店舗構造は、規模の大きい「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」です。

そして、セルフサービス方式の接客が行われています。


Photo

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↓右側のコーナーをズームアップしたものです。
P68

広い回遊通路を移動したり商品を検討したりする大勢の客の姿は、「サクラパワー」を生み出して、店全体の「なわばり」を強力に解除しています。


↓左側のコーナーをズームアップしたものです。
P69

 

精算カウンターの中の大勢の店員は、客の相談や注文に対応して、「なわばり」を解除する接客や作業中のアクションをやり続けています。

以上のような、百貨店の中元・歳暮シーズンの店の賑わいは、例年の現象としてとらえられてきましたが、具体的には、どのフロアーよりも「サクラパワー」が頻繁に生み出され、また「なわばり」を解除する店員のアクションが終始行われることによって生み出された賑わいだったのです。

だからこそ、店員の「なわばり」主張のアクションを全く気にすることなく自由に買い物ができるネットショップが登場して来るや否や、あっという間に大勢の客がネットショップに移動していったのです。

百貨店の中元・歳暮会場と同様に、店員の「なわばり」主張のアクションを全く受けることなく、しかもいつでもどこからでも注文することができる店が、ネットショップなのです。


(なお、イラストは1988年の拙著「続・入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です)

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