1.当時のままの「六花亭」全景図(札幌そごう百貨店・1988年)
こんにちは。
約30年前(1988年)の、「六花亭・ろっかてい」(札幌そごう百貨店・2000年12月閉店)の全景図です。
このイラストから、この店の「店舗構造」と「店員のアクション」と「客のアクション」を観察してみてください。
↑【六花亭全景】
この店は、「店員空間の広い接触型店」です。
30年前の全国の百貨店の食品フロア―には、必ず1~2店、この店と同じような「店員空間」を広くした店が存在していました。
↑【六花亭の店員空間】
この店は、広い「店員空間」の中央に包装台を設置した店舗構造となっています。
そのために、この店の広い「店員空間」では、接客や包装や精算をする店員のアクションが生じやすくなっていました。
接客や包装や精算をする店員のアクションは、「なわばり」を解除するアクションとなって、多くの通行客を引きつけました。
なお、その当時の周囲の店のほとんどは、下のイラストのような「店員空間の狭い接触型店」で構成されていました。↓
↑【店員空間の狭い接触型店】
上の「店員空間の狭い接触型店」に比べて、「店員空間」の広い「六花亭」は、「なわばり」解除の店員のアクションが生じやすい店舗構造であるために、多くの客を引きつけたのです。
(なお、イラストは1988年の拙著「続・入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です)
星座の場所を
応援クリック
お願いいたします。
人気ブログランキングへ
| 固定リンク
「◆1988年当時の店」カテゴリの記事
- 64.リアルショップにおけるサービスとは何か?(1998年当時)(2018.08.01)
- 63.店が客に対して提供するべき三空間のサービスとは?(3)店員空間におけるサービス(1998年当時)(2018.07.30)
- 62.店が客に対して提供するべき三空間のサービスとは?(2)客空間におけるサービス(1998年当時)(2018.07.27)
- 61.店が客に対して提供するべき三空間のサービスとは?(1)商品空間におけるサービス(1998年当時)(2018.07.25)
- 60.客が店に求めるサービスとは?(1988年当時)(2018.07.23)
コメント