« 2.「全体注意の動きの癖」の人を、助けてくれる人、助けてくれない人 | トップページ | 3.「不注意指示の動きの癖」の人を、助けてくれる人、助けてくれない人 »

2018年3月 9日 (金)

4.店が大きいだけで構造が変わるケーキ屋さん(1988年当時)

こんにちは。

前回は、約30年前(1988年)の全国各地の商店街の中や少し外れた路地で、よく見かけた小さなケーキ屋さんは、なぜ思うように繁盛しなかったかについて説明しました。

一方、下のイラストほどの規模のケーキ屋さんは、繁盛する典型的なケーキ屋さんでした。

いったい、このような大きいケーキ屋さんは、具体的に何が有利なのでしょうか?

 

P66
↑大きなケーキ屋さんの全景図です

 

この店は、「店員空間の広い引き込み型店」です。

 

Photo

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ 

 

規模が大きいケーキ屋さんは、店内に引き込んだ広い「商品空間」を挟んで、広い「客空間」と、広い「店員空間」によって構成された店舗構造となります。

そのために、この店に客がやって来た場合には、下のイラストのような状況となるのです。

 

P67

↑「なわばり」を解除して客を引きつける、店員と買い物中の客のアクション

 

間口の広いこの店は、ガラス張りの壁面を通して、店内で商品を選ぶ客の姿(サクラパワー)や、接客中や作業中の店員のアクションの様子が、店全体の「なわばり」を解除して、通行客を引きつけます。

 

この店で買い物をする客は、「客空間」が店内に広くつくられているために、ゆったりと商品を選んだり順番を待つことができます。

また、買う気のない冷やかし客であっても、気軽に店内に足を踏み入れて、自由に商品を眺めることができます。

このように店が大きいというだけで、小さい店に比べて大きく店舗構造(三空間)が変わるために、「なわばり」を解除して、客を引きつけやすい店となるのです。

以上のように、店が繁盛するためには、「なわばり」を解除することが最も大切なことなのですが、今回のような、大きいケーキ屋さんであっても、前回のような小さなケーキ屋さんであっても、それよりも勝る絶対条件が、「大勢の見知らぬ移動客」が行き交う通路に面した店であることは、もちろん言うまでもありません。

全国の商店街が停滞し始め、そして衰退していき、やがてシャッター商店街の道を辿って行った一番の要因は、「大勢の見知らぬ移動客」を失ってしまったことです。

「大勢の見知らぬ移動客」が行き交う通路には、いつの時代にも次々と元気が良い「店」が登場してくるものなのです。

 

(なお、イラストは1988年の拙著「続・入りやすい店売れる店・日本経済新聞社」からの抜粋です)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ 

 

【関連記事】

 

1.当時のままの「六花亭」全景図(札幌そごう百貨店・1988年)

2.当時のままの「追分だんご本舗」全景図(新宿本店・1988年)

3.かわいいケーキ屋さんが浮かび上がれない理由(1988年当時)

 

 

 

 

 

 

 

 

|

« 2.「全体注意の動きの癖」の人を、助けてくれる人、助けてくれない人 | トップページ | 3.「不注意指示の動きの癖」の人を、助けてくれる人、助けてくれない人 »

◆1988年当時の店」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/119616/66472907

この記事へのトラックバック一覧です: 4.店が大きいだけで構造が変わるケーキ屋さん(1988年当時):

« 2.「全体注意の動きの癖」の人を、助けてくれる人、助けてくれない人 | トップページ | 3.「不注意指示の動きの癖」の人を、助けてくれる人、助けてくれない人 »