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2018年2月16日 (金)

78の(3).ひやかし安全信号を売る店に人が群がる(ファンシーショップ・ハッピードア)※1986年当時

こんにちは。

このブログが、「戸板一枚の店」こそが店の原形であるということにこだわる理由は、店は店員と客のコミュニケーション現場だと捉えているからです。

身の丈サイズの戸板一枚を挟んで、見知らぬ同士がモノを売ったり買ったりしながらコミュニケーションを行う現場が「店」だったのです。

やがて経済が発達し、大量の生活用品を流通させる拠点としての役割を担うようになるとともに、店は本来の性質を失っていきました。

身の丈サイズの「商品空間」は、何倍~何十倍ものサイズに変化したからです。

そしてその後、激しい生産性や効率化の競争によって、「商品空間」が無限大のサイズとなったネットショップが登場してきたのです。

ネットショップには当然店員は存在してはおりません。

セルフサービス方式のリアルショップにも、やがていなくなる精算カウンターの店員以外は店員の姿が見えないのです。

つまり、見知らぬ店員と見知らぬ客がいない、ネットショップとセルフのリアルショップは、本来の「店」ではないということに気づきます。

二つの店が益々発展ていく一方で、再び身の丈サイズの「商品空間」と「見知らぬ店員」を兼ね備えた店が復活しようとしています。

私たち客は、やはり本来の「店」を求めているのです。

さて、以上のことを考慮しつつ、「78の(3).ひやかし安全信号を売る店に人が群がる(ファンシーショップ・ハッピードア)※1986年当時」をお読みください。


(なお、本文は1986年初版の拙著「入りやすい店売れる店」の原文のままです)

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78の(3).ひやかし安全信号を売る店に人が群がる(ファンシーショップ・ハッピードア)※1986年当時

◆店員の接客アプローチを受けない、のびのびとした客空間

この店は、セルフサービス方式をとっています。

客は気にいった商品を見つけたら、それを自分でレジまで運んでいって代金を支払います。

 

Img7442


商品が大きかったり、手が届かない場合には店員に注文しますが、そのときも声をかけるのは客のほうで、店員ではありません。

店員が客空間に出ているのは、主に商品を整理したり補充したりするためです。

 

Img7441


客は店員が接客アプローチをしないことをよく知っているので、店員が近くに来てもほとんど気にしません。

こうして客は店員にじゃまされることもなく、夢中になって商品を見ることができるのです。

次回、「78の(4).ひやかし安全信号を売る店に人が群がる(ファンシーショップ・ハッピードア)※1986年当時」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「入りやすい店売れる店」日本経済新聞社・1986年版より抜粋したものです)

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