36.「一点注意の動きの癖」の人が成功する時、失敗する時。
こんにちは。
ほとんどの人が、話をする時には、手や指を使って、方向や場所を指し示しながら話をします。
そのとき、手や指を使って自分が向いている方向(内側)をはっきり指し示す動きを「一点注意の動き」と言います。
改めて、「一点注意の動き」を次の動画で確認してください。
この「一点注意の動き」を癖としている人は、話をしながらいちいち方向や場所を指し示すのが動きの癖です。
そして、自分や相手の注意を一点に引きつけるのが得意です。
【一点注意の動きの癖】の人が成功する時
この動きを持っている人は、相手に案内したり説明したりすることが上手です。
なぜならば、無意識の内に手や指を使って、案内や説明をする方向や場所を指し示すからです。
実は、いくら「ことば」で案内や説明をするのが上手な人であっても、「一点注意の動きの癖」がない人は、相手が分かりやすいように、方向や場所をはっきりと指し示すことがなかなかできないのです。
また、「一点注意の動きの癖」がある人は、細かい部分に注意を払ったり、細かい作業を行うことが苦痛ではありません。
「あの人の案内や説明は分かりやすい」
「あの人の話は正確性が高い」
「あの人は注意力がある」
「あの人は地味でまじめ」
等と言う評価を他人から受けやすい人です。
【一点注意の動きの癖】の人が失敗する時
「一点注意の動きの癖」の人は、細かい部分の案内や説明をするのは上手ですが、大まかな、あるいは全体的な案内や説明をするのは苦手です。
大まかな案内や説明が求められている時でさえ、細かい部分が非常に気になってしまって、ついつい細かく案内したり説明したりするために、逆に分かり難くなってしまいます。
「あの人は細かすぎる」
「あの人はこだわり過ぎる」
「あの人はまじめ過ぎる」
「あの人は地味で暗い」
などと言う評価を受けやすい人です。
したがって、「一点注意の動きの癖」の人は、細かく注意するが故に成功し、細かく注意し過ぎるが故に失敗してしまうのです。
次回は、36.「『全体注意の動きの癖』の人が成功する時、失敗する時」について説明します。
※なお明日は、「入りやすい店売れる店」(日本経済新聞社)の1986年版を更新します。
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