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2017年12月 1日 (金)

23.頭をゆっくり上げてゆっくり下げる「うなずきアクション」から伝わる情報とは?

こんにちは。

ほとんどの現代人は、コミュニケーションにおける「身体の動き」(しぐさ=身振り手振り)を、正式に習得する場を持ってはいません。

そのために、大抵の人は本人の裁量に任された状態で、「身体の動き」(しぐさ=身振り手振り)を伴いつつ、コミュニケーションを行っています。

そして、コミュニケーションを重要視するごく一部の人たちは、サービス業全般の店員や接客係員の「お辞儀アクション」と「うなずきアクション」と「案内アクション」を見よう見まねで習得して活用しています。

それらの三つのアクションは、客に喜ばれたり反対に戒められたりしながら洗練され完成されたアクションとなっているために、日常の様々なコミュニケーションにおいて、十分に効力を発揮することができるアクションスキルとなっているのです。

前回までは、「お辞儀アクション」についてご紹介してきましたが、今回からは、返事をしたり、相づちを打ったり、了承したりする際の「うなずきアクション」についてご紹介していきます。

「うなずきアクション」も「お辞儀アクション」と同様に「ことば」以上に、相手から多くの情報が発信されているにもかかわらず、返事や相づちや了承の「ことば」ばかりに注意が奪われ、相手の「うなずきアクション」を見落としがちです。

そのために、相手の返事や相づちや了承の「ことば」を繰り返し聞きながらも、誤解やくい違いがたくさん生じて、人間関係を混乱させています。

「お辞儀アクション」同様に、「うなずきアクション」から発信されてくる情報に注意を払い、また自分が相手に対して行う「うなずきアクション」にも意識をするべきなのです。


さて、次の映像ロボットの「うなずきアクション」からは、どのような情報が発信されているのでしょうか?

※うなずきアクョン(1)の静止画↓

 

Photo

このロボットの静止画像は、上に向かって力を入れない「協調の動き」を使って、頭を上げて、やはり力を入れないで頭を下げる「うなずきアクション」の一連の動きの一瞬をとらえたものです。


「うなずきアクション」とは、上の静止画像のような瞬間的な身体の形態ではなく、「うなずき」の開始から終了までの一連の連続した動きのことです。

このロボットの実際の「うなずきアクション」は、下の動画で確認してください。

※うなずきアクション(1)の動画↓

 

  

 

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この「うなずきアクション」のように、頭をゆっくり上げて、ゆっくり下げるうなずきは、一般的には「感じが良いうなずき」という印象を与えます。

そして、①理解したこと ②好意的であること ③同情的であること等の情報を発信します。

さて、あなたがビジネスにおいて、返事をしたり、相づちを打ったり、了承したりする機会は、数多く生じることと思います。

その際、「うなずきアクション」を伴って、相手が返事や相づちや了承をしてきた場合、あなたは相手のこの「うなずきアクション」を、往々にして見逃しがちです。

なぜならば、

「はい」(返事のことば)

「ええー」、「ああー」、「んんー」(相づちのことば)

「なるほど、なるほど」(相づちのことば)

「そうそう」(相づちのことば)

「よろしいです」(了承のことば)

「承知しました」(了承のことば)

などの、返事や相づちや了承の「ことば」はよく聞こえますが、相手の「うなずきアクション」はなかなか見えないからです。

たとえ見えたとしても、相手がうなずいたということだけが、記憶に残っている程度ではないでしょうか?

したがって、あなたは、相手が表現している「うなずきアクション」からではなく、相手が話す「ことば」を中心に相手のことを解釈しているのです。

ところが、時には、相手の返事や相づちや了承を「伝える「ことば」以上に、相手に対して何となく「感じが良い」という印象を抱くことがあると思います。

それは、相手が返事や相づちや了承の「ことば」と共に、上のロボットがしているような「うなずきアクション」を繰り返し行ったことが原因となっているのです。

私たちは「うなずきアクション」をお互いに読み取りながらコミュニケーションをするという慣習がないために、相手の「うなずきアクション」には無頓着になっていますが、実際には、相手が行う「うなずきアクション」によって、「ことば」よりもはるかに大きな影響を受けているのです。

次回は、24.「力を入れないで頭を上げて、力を入れて頭を下げる『うなずきアクション』から伝わる情報とは?」について説明します。

※なお明日は、「入りやすい店売れる店」(日本経済新聞社)の1986年版を更新します。


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