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2017年11月13日 (月)

15.上体をゆっくり下げてゆっくり上げる「お辞儀アクション」が伝える印象とは?

こんにちは。

日本人は、挨拶やお礼やお詫びやお願いを行う際に、それぞれの「ことば」と共に「お辞儀」を伴うことが慣習的な行為となっています。

あなたも、ビジネスにおいては、上司や部下や同僚や取引会社の方々と、また私的には、家族や近所や友人や知人の方々と、挨拶やお礼やお詫びやお願いを行う際に、「お辞儀」を行っているはずです。

それでは、あなたが行う「お辞儀」は、いったい誰から教わったものなのでしょうか?

新入社員教育で指導を受けたり、ビジネススクールなどに入ったりする人もいますが、大抵の人は、自分流儀の「お辞儀」を行っています。

世の中でよく言われる「お辞儀」についての情報としては、「お辞儀」には次のような4つの角度があり、状況によって使い分けることが必要だというのがあります。

 

Photo_2

 

そのため、私たちは、挨拶やお礼やお詫びやお願いをする際に、相手が「お辞儀」をしたかしないか、浅い「お辞儀」か深い「お辞儀」かなどには注意を向けますが、どのようにお辞儀をしたのか、すなわち「お辞儀アクション(動き)」の存在には、ほとんどの人が気づいていないのが現状です。

「お辞儀」をしたにも関わらず、相手に悪い印象を与えてしまったり、「お辞儀」を繰り返すにもかかわらずますます相手を怒らせてしまったりするのは、実は「お辞儀アクション(動き)」の存在が無視されているからなのです。

実際には、「お辞儀」の角度や姿勢よりも、はっきりとは見えない「お辞儀アクション」の方が、相手に対してはるかに多くの情報や本音を伝えてしまうのです。

さて、次の映像ロボットの「お辞儀アクション」からは、どのような情報が発信されるのでしょうか?

※お辞儀アクション(1)の静止画↓

Photo_2

 

このロボットの静止画像は、ゆっくり前進する「接近の動き」を使って上体を下げて、上に向かって力を入れない「協調の動き」を使って上体を上げる「お辞儀アクション」の一連の動きの一瞬をとらえたものです。

「お辞儀アクション」とは、上の静止画像のような瞬間的な身体の形態ではなく、「お辞儀」の開始から終了までの一連の連続した動きのことです。

このロボットの実際の「お辞儀アクション」は、下の動画で確認してください。

※お辞儀アクション(1)の動画↓

 

 


この「お辞儀アクション」のように、上体ををゆっくり下げて、ゆっくり上げるお辞儀は、一般的には「感じが良いお辞儀」という印象を与えます。

しかし、状況によっては、①きちんとして礼儀正しい、②ていねいでやさしい、③儀礼的でよそよそしい等のイメージを表現する場合もあります。

さて、あなたがビジネスにおいて、挨拶をしたり、お礼をしたり、お詫びをしたり、お願いをしたりする機会は、数多く生じることと思います。

その際、「お辞儀アクション」を伴って、相手が挨拶やお礼やお願いやお詫びをしてきたとしても、ほとんどの場合、あなたは相手のこの「お辞儀アクション」に気づくことはありません。

なぜならば、

「お久しぶりです、本当にごぶさたいたしました」

「本日は本当にありがとうございました」

「大変お待たせしまして、本当に申し訳ありません」

「どうかこれに懲りず、ぜひまたお越しくださいませ」

などの、挨拶やお礼やお詫びやお願いの「ことば」はよく聞こえますが、相手の「お辞儀アクション」はなかなか見えないからです。

たとえ見えたとしても、お辞儀をしたかしないかが、記憶に残っている程度ではないでしょうか?

したがって、あなたは、相手が表現している「お辞儀アクション」からではなく、相手が話す「ことば」を中心に相手のことを解釈しているのです。

ところが、時には、相手が話す「ことば」以上に、何となく「感じが良い」という印象を相手に対して抱くことがあると思います。

それは、相手が挨拶やお礼やお詫びやお願いの「ことば」と共に、上のロボットがしているような「お辞儀アクション」を繰り返し行ったことが原因となっているのです。

私たちは「お辞儀アクション」から様々な情報をキャッチするという慣習がないために、相手の「お辞儀アクション」には無頓着になっていますが、実際には、相手が行う「お辞儀アクション」によって、「ことば」よりもはるかに大きな影響を受けているのです。

次回は、16.「上体をゆっくり下げて、勢いよく上げる『お辞儀アクション』が表現するイメージとは?」について説明します。

※なお明日は、「入りやすい店売れる店」(日本経済新聞社)の1986年版を更新します。


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