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2017年10月13日 (金)

63の(3).広い商品空間で売る接触型店の贈答品店(洋菓子・ヨックモック)※1986年当時

こんにちは。

店は店員の「なわばり」なので、店が少しでも多くの客を引きつけるためには、とにかく「なわばり」を解除することが最優先課題です。

そして、「なわばり」を解除するためには、「なわばり」解除の店員のアクションが不可欠であることをご説明してきました。

さらに、具体的な「なわばり」解除の店員のアクションは、作業中と接客中の店員のアクションであることもご説明してきました。

さて、以上の様にして客を店頭や店内に引きつけた後は、客自身が生み出すサクラパワーによって、さらに多くの客が引きつけられるのを待つことになります。

やがて、客から注文や質問や相談の声がかかりますが、そこでいっそう「なわばり」解除の店員のアクションを提供することが大切になります。

前回、①
お辞儀アクション うなずきアクション 案内アクション を正しく行うことによって、「なわばり」解除の店員のアクションを提供できるということをご説明しました。

正しい ①お辞儀アクション ②うなずきアクション ③案内アクション は客を上手(うわて)にして店員自身を下手(したて)にするアクションであるために、「なわばり」を解除することになるのです。

ここで、「身体の動き=アクション」について大切なポイントがあります。

それは、ほとんどの人は他人の「
身体の動き=アクション」になかなか気づかないということです。

つまり、ほとんどの客は店員の「身体の動き=アクション」に気づいていないのです。

しかし、気づいていないにもかかわらず、実は店員の「身体の動き」に大変強い影響を受けています。

むしろ、客は気づかないが故に、店員の「身体の動き」に無意識のうちに動かされてしまうとも言えるのです。

そのため客は、店員の「身体の動き」に全く気づかないにもかかわらず、「感じが良い店員」か「感じが悪い店員」かをはっきりと判断してしまうのです。

店員と客自身の直ぐ近くに存在し、なおかつ、お互いに強い影響を与えながらも、見える人にしか見えないモノ、それが「身体の動き=アクション」なのです。

「見えない店員のなわばり」と「見えない店員の動き」が、「売れる店」か「売れない店」かを決定的に左右しているのです。

以上のことを考慮しつつ、「63の(3).広い商品空間で売る接触型店の贈答品店(洋菓子・ヨックモック)※1986年当時」をお読みください。

(なお、本文は1986年初版の拙著「入りやすい店売れる店」の原文のままです)


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63の(3).広い商品空間で売る接触型店の贈答品店(洋菓子・ヨックモック)※1986年当時

◆広い店員空間がなわばりを解除する

店員空間が広い接触型店が最も力を発揮するのは、広い店員空間の中で店員が休みなくアクションを続けている場合です。

 

3


この店は贈答品販売が主体なので、客がいないときにしておかなければならない、特別な作業はありません。

そのため、客がいないときには店員のアクションは止まってしまいます。

ところがこの店は商品空間と店員空間が広いので、客にとってはまだまだなわばりが解除された状況があります。

そこで一人目の客がつくと、店は再び動きはじめ、活気をとりもどします。

この店には特別な包装台がないので、店員は陳列ケースの上で包装作業をしていますが、このアクションが意外に店を活気づける効果をあげています。

もちろんこれは商品空間が広いからできることで、他店でこのようにすると店員のなわばりが強すぎて、かえって次の客がつかなくなってしまう場合があります。

次回、「63の(4).広い商品空間で売る接触型店の贈答品店(洋菓子・ヨックモック)※1986年当時」に続く。

(※以上の文章とイラストは、拙著「入りやすい店売れる店」日本経済新聞社・1986年版より抜粋したものです)


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60の(2).職人のアクションが客を引きつける(今川焼・御座候)※1986年当時

60の(3).職人のアクションが客を引きつける(今川焼・御座候)※1986年当時

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62の(2).豊富な商品が冷やかし安全信号(菓子・太子堂)※1986年当時

61の(3).豊富な商品が冷やかし安全信号(菓子・太子堂)※1986年当時

61の(4).豊富な商品が冷やかし安全信号(菓子・太子堂)※1986年当時

62の(1).小さな店でひやかしやすい商品空間を創造する(和菓子・追分だんご本舗)※1986年当時

62の(2).小さな店でひやかしやすい商品空間を創造する(和菓子・追分だんご本舗)※1986年当時

62の(3).小さな店でひやかしやすい商品空間を創造する(和菓子・追分だんご本舗)※1986年当時

62の(4)小さな店でひやかしやすい商品空間を創造する(和菓子・追分だんご本舗)※1986年当時

62の(5)小さな店でひやかしやすい商品空間を創造する(和菓子・追分だんご本舗)※1986年当時

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