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2017年7月 7日 (金)

16.コミュニケーションにおける⑦接触信号とは?

こんにちは。

日本人の私たちは、挨拶やお礼やお願いやお詫びをする際には、「お辞儀」をすることが習慣であるために、握手をしたり抱き合ったりして相手の身体に触れる、つまり⑦接触信号を使って行うコミュニケーションは、きわめて少ないものです。

それだけに、うまく⑦接触信号を使いこなした場合には、ことばでは決して伝えられない感情を相手に伝えることができるのです。

厳しい競争が予測されるプレゼンテーションに出かけようとする部下に、上司が背中を軽く「ポン」と叩いて送り出すことは、

「大丈夫だ、きっとうまくいく!ベストを尽くせばそれでよし!」

などの、言葉ではうまく伝えられない心情を伝えて、部下をリラックスさせると同時に、大きな勇気を与えることにつながるでしょう。

プロ、アマを問わず、野球の監督が一打逆転のチャンスに送り出すピッチヒッターのお尻を「ポン」と叩いてうなずくだけで、

「責任は俺がとる、お前に任せた、頼むぞ!」

などの心情を伝え、これから勝負に挑もうとする選手に強いモチベーションを与え、奮い立たせることができます。

また、、同僚や同年輩の友人や知人との何気ない会話の中で、軽く肩や腕を手でタッチすることによって、非常に和やかな関係を生み出すこともできるのです。

もしもあなたの身近な人に、軽く「ポン」とタッチすることが上手な人がいるとしたら、その人は人間関係の達人技を持っている人物です。

近いうち、必ずや頭角を現すことでしょう…。

さて今日は、「コミュニケーションにおける⑦接触信号とは?」というお話です。


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(16)コミュニケーションにおける⑦接触信号とは?

相手のどこをどのようにさわるかということは、二人の関係をとてもよく表します。

ただ並んで道を歩いているカップルよりも、肩を抱きあっているカップルのほうが密接な関係であるのは言うまでもありません。

私たち日本人には握手をしたりあいさつがわりにキスをしたり抱きあったりする習慣がないので、他人にさわる状況は限られています。

たとえば、親と子ども、夫婦、兄弟、恋人、ごく親しい友人、あるいは上司が部下に、先輩が後輩に、といったところです。



Photo


一般に目上の人は目下の人にさわることができますが、逆はしません。

会社の課長さんは平社員の肩に手をおいて「がんばれよ」ということはできるのですが、逆に平社員が課長さんの肩をたたいて「がんばってくださいよ」と言っては失礼なのです。

販売の場面で店員がお客さんに触れる例といったら、最も考えられるのは、洋服や和服の試着でしょう。

このとき、お客さんが不快を感じるような触れ方は避けなければなりません。

直接はだに触れたり、必要以上に長い間手を置いていたりするのは不自然です。

また、試着と直接関係のない部分にさわったり、客の持ちものに勝手に触れたりすると「なれなれしい」とか「図々しい」と思われてしまうのです。

反対に、相手に触れるのを極端にさけたり、相手の持ちものをまるで汚いものでも扱うようにすると、反感を買うので注意が必要です。

※次回、「コミュニケーションにおける⑧性別年齢信号とは?」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「入りやすい店売れる店」日本経済新聞社・1986年版より抜粋したものです)

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