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2017年7月 2日 (日)

(58)「空中をたたくと自信がみなぎる」

こんにちは。

テーブルを挟んで話をする場合、相手の上半身の「前後の動き」に注目することによって、相手の行動の仕方を事前に予測することができるということについては、
前回のブログでご説明しました。

また、
前々回のブログでは、相手の上半身の「上下の動き」に注目することによって、相手の意志や自信や責任感の強弱を見抜くことができることをご説明しました。

したがって、相手の「前後の動き」と「上下の動き」を合わせて注目することによって、相手の「行動の仕方」と「決意の仕方」を合わせて予測することができます。

さて、本日7月2日は、東京都議会議員選挙の投票日です。

候補者が、本当に強い意志を持って実際に実行してくれるか否かは、候補者の「前後の動き」と「上下の動き」を観察することによって、ほとんど正確に予測できます。

あなたが、もしも東京都民だとした場合は、候補者の二つの動きに注目してみてください。

あなたが候補者を迷っている場合にも、また選んだ候補者が今後どのように活動を行うかの予測をする場合にも、候補者の「行動の仕方」と「決意の仕方」についての情報は、きっとお役に立てることと思います。


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(58)「空中をたたくと自信がみなぎる」

強い決断力や揺るぎない決心、変わることのない志などを表現するために適切なのは、激しく圧力を加える動きをすることです。

例えば「岩をも通す情念」を表現するのは、やはり岩をたたき割るような強い動き、すなわち、何かをたたいたり殴ったりするようなアクションなのです。

政治家や企業の創業者が自分の意見や信念を強く主張するところを見ると、まるで空中の敵を殴り倒すような動きをすることがあります。



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仮想の敵をたたきのめすように手や腕を動かす様子を見ると、私たちは、その人が強い自信や信念を持って事に当たろうとしているのだと感じてしまうのです。

つまり、下に向かって強い圧力を入れる動きは、強い自信やり-ダーシップを表す動きなのです。

従って、このような動きが少ないリーダーは、通常、強いリーダーシップを持っているとは感じられません。

政党の党首でも、何となく頼りない感じがする人は、こうした動きをまったくしないか、反対に力が抜けてしまうようなやさしい動きをしていることが多いのです。

つまり、意見を主張する動きの中に、強い圧力を入れることが苦手な人は (上の方向であれ、下の方向であれ)、相手に「強い」とか「激しい」というイメージを与えることは大変難しいのです。

仮想の敵を殴り倒すほど激しくなくても、下に向かって強い圧力が加わる動きをすると、短時間のうちに相手の信頼を獲得することができます。



33_1_2


例えば、セールスの現場で、販売の達人といわれる人の多くは、このような動きが得意です。

彼らはあたかも強い自信と信念を持っているかのように (実際にそうであることが多いのですが)、客に商品を勧め、そのよさを説得します。

本人に強い自信と信念があればこそ、多くの客が心を動かされて、思わず商品を購入してしまうのです。

また、こうした動きを意識的に行うと、戦闘意欲を駆り立てたり、やる気を出したりすることができます。

実際、多くのスポーツマンが、戦いの前にガッツポーズをしたり、気合を入れたりする姿を見ることがあるでしょう。

彼らの大部分はこのような動きがあまり得意ではないのですが、自分の気持ちを高め勇気を振り絞るために、意識的に握りこぶしを固めて、空中を殴るような動きを行っているのです。

自分の意見を自信を持って主張しようとするときには、力強い手の動きを取り入れることが大切です。

力強い動きを伴ったとき、初めて相手にその意見が力強く伝わっていくのです。

次回の、「(59)じっと見て目を伏せるのはヒロインの動き」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

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