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2017年7月24日 (月)

22.商品空間と店員空間と客空間の三空間からなる「店の四分類」

こんにちは。

店は店員の「なわばり」であり、客は店員の「なわばり」の中に入って買い物をしています。

したがって、店員が「
なわばり」を解除するアクションを行う店ほど客を引きつけ、逆に店員が「なわばり」を主張するアクションを行う店ほど客を遠ざけてしまいます。

そして、店員が「なわばり」を解除したり主張したりするアクションは、
商品空間と店員空間と客空間の三空間の設計(レイアウト)つまり「店舗構造」によって生み出されています。

残念ながら、このことを念頭に置いてつくられている店は、非常に少ないのが現状です。

その結果、関係者が頑張って作ったと思われる店ほど、博物館や個展会場における芸術品の陳列空間のような店になっているのです。

当然、商品を販売する商品空間には程遠く、苦戦を強いられる結果となります。

店という空間は、前回ご説明しました通り、「
戸板一枚の店」を構造の基本形にして、店員ができるだけ「なわばり」を解除しやすい構造を設計する必要があるのです。

店は、一見しただけで、販売している商品特性に合った三空間が設計されているか否かが分かります。

また、同時に、店員が「なわばり」を解除しやすい店か否かも、直ぐに判断することができます。

そして、実際には、商品に合わない三空間設計の店や、店員が「なわばり」を解除しにくい店がたくさん見受けられるのが現状です。

さて今日は、「商品空間と店員空間と客空間の三空間からなる『店の四分類』」というお話です。


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22.商品空間と店員空間と客空間の三空間からなる「店の四分類」

店は大きく分けると次の四種類(細かくは8種類)になります。



Photo


(Ⅰ)接触型店

商品空間が通路に面したところにあり、客は通路で買い物をします。店員はたいてい店の中にいて、商品空間によって客とへだてられています。

店員空間の大小によってきらに二つに分けられます。

(Ⅱ)引き込み型店

商品空間が店内にあり、客は店内の客空間で買い物をします。

店員はたいてい商品空間によって客とへだてられ、店内の奥の方にいます。店員空間の大小によってさらに二つに分けられます。

(Ⅲ)引き込み・回避型店

客が自由に商品を見ることができる回避型の商品空間が店内にあり、客は店内の客空間で商品を選びます。

店員空間が決まっているものと決まっていないものの二つに分けられます。

(Ⅳ)接触・引き込み・回避型店

引き込み・回避型店に接触型の商品空間を加えたものです。

店員空間が決まっているものと決まっていないものの二つに分けられます。

私たちが日常見る店はすべてこの四つの分類の中のどこかにはいります。

そして、この店のタイプこそが売れる店と売れない店の秘密を解くカギなのです。

業種や扱い商品によって、それに合う店のタイプと合わない店のタイプがあります。

さらに、店員のアクションは店のタイプによって変えなければなりません。

※次回、「23.こういう店が接触型店」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「入りやすい店売れる店」日本経済新聞社・1986年版より抜粋したものです)

 

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