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2017年6月12日 (月)

(51)「やさしくうなずく人は親しみやすい」

こんにちは。

日本人は、相手の話を聞く際に、「はい」「ええ」「なるほど」「そうですか」などの「ことば」と共に「うなずき」を伴って相づちを打ちます。

時には、「ことば」は話さないで、「うなずき」だけで、相づちを打ちます。

このようにたくさんの「うなずき」を使って、相づちを打ってくれるにもかかわらず、その「うなずき」に対して多くの不満を感じてしまうのは、いったいなぜなのでしょうか?

それは、「うなずき」の動き(アクション)が、様々なメッセージを発信しているということに多くの人が気付いてはいないからなのです。

実は、「うなずき」には、次の五つの「うなずき」の仕方があり、それぞれに全く異なるメッセージを発信します。

①下に向かって圧力を入れる「
うなずき」は、自信や責任感があるイメージをを伝えます。

②下に向かって圧力を抜く「
うなずき」は、やる気がないイメージを伝えます。

③上に向かって圧力を抜く「
うなずき」は、協調や賛同したイメージを伝えます。

④上に向かって圧力を入れる「
うなずき」は、自分本位なイメージを伝えます。

⑤上下に
動かない場合は、何を考えているのかわからないイメージを伝えます。

このように、「うなずき」(
うなずきアクション)は、その仕方によって様々なメッセージを発信しているために、そのことを十分に理解した「うなずき」をしなければ、相手に様々な不満を与えることになるのです。

話し手が相手から賛同されることを望んでいる場合には、心から賛同していることを伝える③「うなずき」を使った相づちを打ってあげることによって、話し手を心から満足させることができるのです。

たかが「うなずき」、されど「うなずき」なのです。

あなたも、「うなずき」の仕方をぜひともマスターして、「うなずき」一つで相手をたくさん感動させてあげてください。

さて、今日は、「うなずきが相手に与えるイメージ」についてのお話です。


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(51)やさしくうなずく人は親しみやすい

人と話すときに、相づちを打つ(うなずく)ことは大切だと言われますが、実際には、話し手の満足がいくようにうなずいてくれる人はなかなかいません。

人は普通、自分が話したいことだけを一方的に話してしまい、相手の話はあまり真剣に聞こうとしませんし、また、一般に相手の話は、他人が聞いてもそれほど面白くない場合が多いので、残念ながらいい聞き手になることばなかなか難しいのです。



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このような状況の中で、上に力を抜きながら頭を上げ、静かに下ろすうなずきは、相手の心をつかむために大変有効な動きです。

話しやすい人、他人の話をよく聞いてくれる人とは、このうなずきをしながら話を聞いてくれる人のことなのです。

※優しいうなずき方↓

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学校や幼稚園の先生、医者や看護師、様々な相談窓口の相談員、営業マンやセールスマン、店員や係員、ホストやホステスなど、人を相手にする職業に就いている人は、相手をリラックスさせて警戒心を解き、相手が話したいことをよく聞いてあげることが必要です。

人は誰かに話を聞いてもらうだけでも、相当満足を感じるものだからです。

このように、相手に気持ちよくしやべらせるためには、相手の話に素直に驚き、そして心から感心してあげることが必要なのです。

ところがこれがなかなか難しい。

人が話したがる話といえば、やはり一番は自慢話ですが、延々と続く自慢話を聞かされるほど苦しいものはありません。

私たちはそれによって自分の存在価値が脅かされたと感じることもあり、そうなるとついつい相手の話の内容を否定したり、それに対抗した自慢話を始めたりしたくなってしまうものです。

しかし、お互いが交代に自慢話を始めたのではその場の雰囲気が壊れることは避けられません。

接客の達人といわれる人々が客の心を癒やすのは、客が不快に感じることをしないからです。

彼らはウソがミエミエな客の自慢話でも素直に聞き、心底感心して見せます。

実は、それが彼らにとって有効なノウハウの一つであり、実際に仕事の大部分を占めているのです。

このうなずきは、見知らぬ人とでもすぐに打ち解けられるほど強力なテクニックですから、一度は試してみる価値があります。

次回の、(52)「きちんと指をさせば人は必ず動く(その1)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

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