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2017年6月 8日 (木)

(49)「相手をよく見る人は親切な人(その1)」

こんにちは。

ビジネスで相手側を訪問して帰る際には、関係者がエレベーターや玄関先などに立って、見送ってくれます。

自動車のディーラーで、新車を購入した時はもちろんのこと、オイル交換や法定点検の時でさえも、担当の営業マンが道路まで出て来て、車の姿が見えなくなるまで、きちんとした姿勢で立って見送ってくれます。

百貨店や駅ビルやSCなどのリアルショップにおいても、接客をしてくれた店員が店頭に出て来てお礼のお辞儀をした後も、しばらくはじっと立って見送ってくれます。

「そこまで丁寧にしてくれなくても…」

と、感じつつも、貴重な時間を犠牲にして、たとえ見えなくなるまでの短い間だとしても、自分を見守ってくれることに安心感や満足感を覚えるものです。

もしもあなたが、リアルショップの店員であった場合には、お客様に挨拶やお礼やお詫びやお願いをする際には、必ずお客様を見て(アイコンタクトをとって)お辞儀をしてください。

また、話をしながらうなずいて相づちを打つ場合にも、方向や場所を指し示して案内をする場合にも、必ずお客様を見てください。

あなたが店員ではなく、一般的なビジネスマンであった場合でも、このことは全く同じです。

相手をほんの少し長く見つめるだけで、相手への強い関心を伝えることができるからです。

さて、今日は、「相手をよく見ることによって、相手が感じる印象」についての前半のお話です。


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(49)相手をよく見る人は親切な人(その1)

相手を見るという行為は、状況によって、感じが悪いと思われるときと、感じが良いと思われるときがあります。

私たちは、相手に敵意があるときや自分が恥ずかしい失敗をしたとき、また、相手に知られたくない行為をしているときなどは、見られることに強い抵抗を感じます。

しかし、相手が好意的なときや相手からの援助を必要とするときには、むしろちゃんと見てほしいと思います。

 

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幼い子供が、トイレに行ったり、ちょっとした冒険をしたりするときには、たいてい親に 「見てて!」とせがみます。

親なら誰でも経験することですが、それは、子供がまだあまり自信のない行動をするときに、親に、いざというときに援助できる状態でいてもらいたいからです。

大人であっても、慣れない機械操作や初めての仕事をするときには、信頼できるエキスパートに身近にいて援助してもらいたいと思います。



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「やさしく見守る」ということばがあるように、特に何も援助しなくても、相手がすることに長く注意を払い続けると、相手からはやさしい人、あるいは親切な人だと解釈されます。

実際、他人の行動に対して注意を払い続けるということは、時間も労力もかかることですから、そうした行為をすること自体、大げさに言うと、自分を犠牲にして相手にメリットを与えようとしている行為なので、相手から感謝され、プラスの評価をされるのです。

次回の、(50)「相手をよく見る人は親切な人(その2)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

 

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