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2017年6月14日 (水)

(52)きちんと指をさせば人は必ず動く(その1)

こんにちは。

手や指を使って、人を指さすこと(
一点注意の動き)はタブーです。

しかし、教師が手を上げた生徒を指名する時には、この動きが不可欠です。

「〇○さん!あなたの意見を述べてください」

などと言いながら行うこのアクションによって、指名された生徒も周囲の生徒も、教師が誰を指名したかが非常によくわかるからです。

また、明確な指示を出さなくてはいけない上司にとっては、部下を指名する時にも、この動きが不可欠です。

このように、人を指さすタブーの動き(アクション)も、物事を明確にしなければいけない場合には大変有効な動き(アクション)となるのです。

そして、この動きは、教師や上司に限らず、リアルショップの店員にとっても、大変重要な動き(アクション)となります。

「こちらの席におかけください」

「あちらの窓側の席におかけください」

「ご希望の品物はこちらです」

「あちらが、今シーズン最も人気の商品です」

などの「ことば」と共に、手や指を使って、はっきりと方向や場所を指し示す「
案内アクション」は、リアルショップの店員が必ず習得しなければいけない接客三大アクションの一つです。

お客様にわかりやすい案内や説明をすることは、満足を提供するための大切な接客スキルだからです。

さて今日は、「きちんと指をさせば、人を動かすことができる」というお話の前半部分です。


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(52)きちんと指をさせば人は必ず動く(その1)

言っていることがあいまいで、何を言いたのかよくわからない人がいます。

道を聞いたら、親切に教えてくれたのはいいが、回りくどくて、どこをどう行ったらいいのかさっぱりわからない。

店員に商品について質問したら、その説明が要領を得なくて、何をどうしたらいいのかよくわからない。

友人に相談されたが、結局、何を言いたいのか、どうしてほしいのかよくわからない。


29_6_2


このように、相手の言いたいことを聞いて、それに沿って行動しようとしているときに、何をどうしたらいいのかをはっきりさせない人は本当に困った存在です。

けれども反対に、自分が説明やお願いをする立場に回ると、今度は一生懸命に話をしているにもかかわらず、相手がさっぱり理解してくれなくて困ることがよくあります。

そういうときは、なかなか理解しない相手に対して、むかむかと腹が立ったり嫌気がさしたりしてしまいがちですが、人間って本当に勝手ですね。

さて、こうした失敗はすべて同じ原因、すなわち「きちんと指し示す動き」をしないことから生じています。

●小さなもののさし示し方↓

29_3

●中くらいのもののさし示し方↓
29_1_3


●大きなもののさし示し方↓

29_2_2

きちんと指し示すためには、人さし指または手のひらで指さしたところを見るという動きが必要です。

人さし指で相手やモノを指し示す動きには、もともと、ものごとをはっきりさせ、相手を動かす強い力があるので、説明や指示をするときには不可欠なのです。

次回の、(53)「きちんと指をさせば人は必ず動く(その2)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

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