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2017年6月16日 (金)

(53)「きちんと指をさせば人は必ず動く(その2)」

こんにちは。

スマホが普及した現在でも、見知らぬ人から道を聞かれることは珍しくありません。

もしもあなたが、誰かに方向や場所を聞かれたとしたら、「
案内アクション」の出番です。

手や指を使って自分が向いている方向(内側)を、はっきりと指し示して、一瞬静止して相手を見ることが大切なポイントです。

自分が指し示している方向や場所を、相手が見ていることをチェックし、更にその後に、相手と視線を合わせて確認できればOKです。

「この道を真っ直ぐ行って、二つ目の信号を過ぎれば、右前方にその場所はあります」

などと、ことばだけで明確に説明するよりも、「真っ直ぐの方向」や「右前方の方向」を、はっきりと指し示すアクションを伴う方が、相手にとってはわかりやすい案内となります。

「それはあちらにあります」

「それはこの部分です」

「そのことは、この書類の、この部分に詳しく書いてあります」

などの「ことば」と共に、手や指を使って、方向や場所を指し示すアクションを伴うことによって、自分でも驚くほど、相手の注意を集中させたり、相手を動かせたりすることができるのです。

さて今日は、「きちんと指をさすアクションが、他人や自分自身の注意を集中させることができる」というお話です。


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(53)きちんと指をさせば人は必ず動く(その2)

ところが、お互いの「和」を大切にする私たち日本人は、ものごとを明確にすることは相手を傷つけると考え、昔から指さす動きをタブー視してきました。

特に相手の顔を指さすことは大変失礼だと考えられているため、誰でも子供の頃に厳しく戒められた経験があるはずです。

つまり、それほどこの指さす動きの威力は強いということなのです。

 

29_5_2

ただし、機能を重視した職場では指さすことは当然だと考えられています。

特に、安全を確認することが絶対に不可欠な場所では「指さし確認」が義務づけられています。

例えば、鉄道では駅員や運転手が「前方よーし!」 「後方よーし!」と指さし確認をして初めて「出発進行-」となります。

また工事現場では、お互いに「ヘルメットよし、ベルトよし、靴よし」と指さして必要な道具の安全を確認しますし、工場などでも「メインスイッチオン、安全ランプ点灯確認OK、第一レバー解除」などと、行った作業の進行を指さして確認します。

いちいち指でさしてチェックするのはバカバカしいと思うかもしれませんが、指でさすからこそ、そこに視線を向けて、注意を集中し、まちがいが起きるのを防ぐことができるのです。

次回の、(54)「手のひらを突き出せばはっきり断れる(その1)」に続く。

(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

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