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2017年5月13日 (土)

(28)「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)」

こんにちは。

もしもあなたの上司が、下に向かって圧力を抜く「うなずき」をするタイプの人だとしたら、というお話です。

  ①上に向かって圧力を入れる「うなずき」をする上司
 ②下に向かって圧力を入れる「うなずき」をする上司
 ③上に向かって圧力を抜く「うなずき」をする上司は説明済み。

その上司の返事は、たいてい、「ああ、わかりました」とか「ええ、そうなんです」とか「はい」「ええ」等のことばをしゃべりながら、下に向かって圧力を抜く「うなずき」を伴うはずです。

このタイプの上司は常に、最初は元気よく取り組みますが、次第にやる気をなくしたり、思うようにならなくなって、がっかりしたりするのが特徴です。

しかし、良く観察すると、最初から高すぎる目標や実現不可能な計画を立てることから、やる気をなくしたり、がっかりしたりしていることが分かります。

つまり、やる気をなくしたり、がっかりしたりもしますが、決まって最初に、あまりにも高すぎる理想を掲げてしまうことも、この上司の特徴です。

したがって、あなたの上司がこのような人であった場合には、初めは一人でテンション高く盛り上がっておきながら、直ぐにやる気をなくしたりがっかりしたりして仕事を投げ出してしまうために、部下であるあなたは大いに振り回されてしまうことになります。

結局、自分ではどうすることもできず、何もかもあなた任せになってしまう、子供のような大人の上司なのです…。

さて今日は、「態度を急変させることによって、相手に強い動揺を与える」後半のお話です。


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(28)態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)

さて、それでは態度を一瞬で切り替える方法を見てみましょう。

相手を混乱させるために最も効果的なのは、お互いに矛盾する二つの動きを行うことです。

例えば、やさしさを表現する前にゆっくり出る動きと、激しさを表現する前に速く出る動きは、本来は同じ人が使い分けるのが難しい、すなわち、矛盾した動きです。

従って、この二つを交互に使うと、相手は非常に混乱します。

このときのポイントは、ゆっくり近づくときにはできるだけ穏やかにやさしいことばを使い、速く近づくときには突然大声になって激しいことばを使うことです。


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一人の人がこのような二つの動きを使おうとすると、自分自身も混乱してしまいがちなので、この二つの動きをスムーズに切り替えるために、いったん後ろに下がって態勢を整えるようにするといいでしょう。

人間関係において、態度の急変ほど人を混乱させるものはありません。

酒乱の夫や暴力を振るぅ夫を持つ妻がなかなか離婚に踏み切れないのは、夫があるとき別人のように優しくなってしまうことが妻を混乱させ、決心を鈍らせてしまうからです。

このように態度の急変は他人に非常に大きな影響を与えます。

そのため多くの動きを使い分ける人は、かえって相手から警戒されることも多いので、あまり使いすぎないように注意することも大切です。

次回の、(29)「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

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