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2017年5月11日 (木)

(26)「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(2)」

こんにちは。

もしもあなたの上司が、上に向かって圧力を入れて「うなずく」タイプの人だとしたら、という話です。(なお、前回は、下に向かって圧力が入る上司でした)

その上司は、たいてい、「わかった、わかった!」とか「はい!はい!」とか「よし、わかった!」等のことばをしゃべりながら、上に向かって圧力を入れる「うなずき」を繰り返すはずです。

一見、下に向かって圧力を入れる上司に似ていますが、その上司よりも堂々としていて、少し横柄なイメージがすると思います。

この、上に向かって圧力を入れて「うなずく」上司は、部下の話を丁寧には聞かず、自分本位に解釈をするのが特徴です。

だから、この上司が、「わかった、わかった」とか「はいはい」等と返事をしたからと言って、部下は決して油断をしてはいけません。

「君たちの言うようにしてきたよ」とか「部長には話をつけてきたから」等と言われても、部下の要望はほとんど無視されているのが普通です。

けれども、このタイプの上司には自分の意見を押しとおす強さがあります。

そこで、この上司に、自分の能力をいかんなく発揮して働いてもらいたいと思う場合は、「俺ならできる!」と思わせることがポイントです。

他の上司に頼んでも誰も解決できないという現状を訴えて、敢えて無理なお願いをしていることをうまく伝えられた時に初めて、この上司が部下のために戦ってくれるのです。

なぜなら、この上司は、解決不可能な困難な問題に一人敢然と立ち向かっていく時にこそ、最も生きがいを感じるからです。

ぜひ一度お試しください。

さて今日は、「中座をするだけで部下に動揺を与える」上司のアクションの話です。


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(26)「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その2)」

このように、顔をそむけることや中座することが功を奏すためには二つの条件があります。

まず一つ目は、自分が相手にとって大きな意味がある人間であるということです。

道ですれ違った見知らぬ人から顔をそむけてみたところで、変人だと思われこそすれ、相手にダメージを与えることはできません。

二つ目は、相手を無視していることをできるだけわかりやすく伝えることです。

例えば、効果的に中座をするためにはその場のメンバーが重要です。

最も都合がいいのはそのメンバーの中であなたが一番偉いことです。


14_2

欠くべからざる人が中座するからこそ怒りの表現になるのであって、もしもあなたがメンバーの中で一番下っ端だったら、仮にあなたが一人で外に出て行ったとしても、単に急用を思い出したとしか思われませんから注意してください。

メンバー(部下)に対してキレた瞬間は、それまでの激しい表情を「スッ」という感じで消します(顔面蒼白になればもっと効果的)。

そして、相手を無表情に見つめた後、首だけ回して視線をはずし一、二秒静止します(無視していることを強調するため)。

次に立ち上がっていなくなるタイミングですが、あまり急いで部屋を飛び出しては意味がありません。

「相手が止めたにもかかわらず、それを無視しているのだ!」ということを十二分に相手に悟らせる時間が必要です(イスをけって立ち上がり、憤然とその場を立ち去るという方法もありますが、ここではもっとクールな中座の説明をしています)。

そして、できるだけ胸を張り、姿勢良く歩いて出て行きます(姿勢が悪いと、こそこそ逃げ出すように感じられるので注意)。

あなたがメンバーにとって本当に重要な人物だとしたら、必ず後で謝りに来るはずです。

メンバーがあなたの重要さを再認識し十分に反省したなら、どうか快く許してあげてください。

次回の、(27)「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)」に続く。

(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)


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